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色蝕の塊 「────退いて。」 |

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ミロスラヴァ 「Nuckelavee…?」 |

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ハザマの荒野に佇む奇怪な美術品が、 来たる戦いの匂いを感じて動き出した……。 |

| 「なんだ、おまえも"こっち側"じゃないのか? その美味そうな女、てっきり非常食かと思ったんだが」 色彩の泡を背負う異形と少女をじろりと見て、泡立つような音で嗤う。 |
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絶える風。船足を止める、凪の海。 |
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少しの忌避感、僅かな不安。 |
ほんの小さな禁忌が魚礁となり、寄り集まった噂が怪異の形をつくる。 |
| ――侵略の時は来た。 畏れを忘れた世界よ、光に呆けた眼を開くがいい。 |

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それは生まれついての海妖。海で生まれ、海で朽ちる定めの魔。 |

それは貪欲なる魔。引きずり込み、奪い食らう海の化生。 |
藻のような鬣の間から覗くただ一つの目が、赤くぎらつく。 |
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タウラシアス 「よお、遊ぼうぜ人間」 |



| ――其は船を呑む魔の海域。 ひとたびそう知覚すれば、それはもうそこに『在る』。 |
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凍てつく大気が軋みをあげる! |

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タウラシアス 「どうした?どこか折れたか?」 |

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ミロスラヴァ 「ありがとう…」 |
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ミロスラヴァ 「ありがとう…」 |
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ミロスラヴァ 「ん…」 |

相手を睨み据えたまま、がりりと蹄で地面を掻く。 |
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ミロスラヴァ 「こっちに来ちゃ…だめ…!」 |

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タウラシアス 「おいおい、避けてもいねぇのに外すなよ?」 |
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ミロスラヴァ 「…!」 |
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ミロスラヴァ 「ん…!」 |
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ミロスラヴァ 「…!」 |
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タウラシアス 「叩き潰してやるよ!」 |

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タウラシアス 「ハハ!当たってたら死んでたな?」 |
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ミロスラヴァ 「ありがとう…」 |
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ミロスラヴァ 「ありがとう…」 |
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ミロスラヴァ 「…がんばる」 |

昏き海に潜むもの。忘れ去られた数多のものたち。 ひとたび思い出せば、それはかたちを得て襲い掛かるだろう。 |
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冷気が研ぎ澄まされていく。 |

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タウラシアス 「いいね、ノってきたぜ!」 |



ナイフのような爪が、加速度をつけて振り下ろされる。 |
「鬼ごっこか? 楽しいなァ? くくくははははは!!」 |
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ミロスラヴァ 「すぐに…終わらせるから」 |

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タウラシアス 「潰しがいのある生肉だな」 |

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タウラシアス 「ハハ!当たってたら死んでたな?」 |
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タウラシアス 「なに気ィ抜いてんだよ」 |
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タウラシアス 「耐えられるか?」 |

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ミロスラヴァ 「お願い…!」 |
| ミロスラヴァのカード発動! |
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ミロスラヴァ 「ん…」 |
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ミロスラヴァ 「…っ」 |
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ミロスラヴァ 「ん…」 |
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ミロスラヴァ 「ん…」 |
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ミロスラヴァ 「痛い…」 |
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ミロスラヴァ 「…がんばる」 |
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ミロスラヴァ 「ん…」 |
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ミロスラヴァ 「ん…」 |
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ミロスラヴァ 「ありがとう…」 |

昏き海に潜むもの。忘れ去られた数多のものたち。 ひとたび思い出せば、それはかたちを得て襲い掛かるだろう。 |
「さあ、怯えた顔を見せてくれ」 |
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ミロスラヴァ 「もう、動かないで…!」 |

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ミロスラヴァ 「Давай!Давай!」 |

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タウラシアス 「ハハハハハハ!」 |

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タウラシアス 「脆いなァ!」 |
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タウラシアス 「この腕が飾りに見えるのか?」 |
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タウラシアス 「ハハハハハハ!」 |

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タウラシアス 「ハハ!当たってたら死んでたな?」 |
「こんなでかい的に当てられないのか?」 |
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ミロスラヴァ 「まだ…おわれない……!」 |
| ミロスラヴァのカード発動! |
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ソーラー 「——ちょっとばかし、手荒にやるぜ。 じゃないと間に合わなそうだ……ッ!!」 |

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ミロスラヴァ 「……!」 |


大きく開いた顎ががちりと噛み合わされる。 |
うねるように鬣が蠢く。 |
| 恐怖せよ。それは荒れ狂う海の暴威。 思い出すがいい、地の下に眠る大海の支流を。 吼え猛る赤き肌の怪物、海より来たる恐怖の具現。その名は―― |

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ミロスラヴァ 「もう、動かないで…!」 |

「こんなでかい的に当てられないのか?」 |
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ミロスラヴァ 「…!」 |
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タウラシアス 「耐えられるか?」 |

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タウラシアス 「脆いなァ!」 |
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タウラシアス 「なに気ィ抜いてんだよ」 |
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タウラシアス 「耐えられるか?」 |

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タウラシアス 「叩き潰してやるよ!」 |

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ミロスラヴァ 「…がんばる」 |
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ミロスラヴァ 「…だいじょうぶ」 |
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ミロスラヴァ 「…がんばる」 |
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ミロスラヴァ 「ん…」 |
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ミロスラヴァ 「ありがとう…」 |
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ミロスラヴァ 「ん…」 |
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ミロスラヴァ 「ん…」 |
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ミロスラヴァ 「ありがとう…」 |
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ミロスラヴァ 「ありがとう…」 |
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ミロスラヴァ 「ありがとう…」 |
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ミロスラヴァ 「ごめん…モモ…」 |

ナイフのような爪が、加速度をつけて振り下ろされる。 |
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タウラシアス 「こっちから行くぜ!」 |

| これは数ある妖精譚のひとつ、忘れ去られた幻想の断片。 海辺に佇む美しい馬に近付いてはいけない。 それは昏い海底へと引きずり込む海の化生。見目よくも獰猛な魔性の獣。その名は―― |
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タウラシアス 「叩き潰してやるよ!」 |

| 色蝕の塊のカード発動! |
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らじちゃん 「ちょっくらお手伝い!」 |



ナイフのような爪が、加速度をつけて振り下ろされる。 |
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タウラシアス 「叩き潰してやるよ!」 |

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タウラシアス 「おいおい、まだ終わっちゃいねぇよ」 |
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タウラシアス 「耐えられるか?」 |

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タウラシアス 「雑魚が!」 |

昏き海に潜むもの。忘れ去られた数多のものたち。 ひとたび思い出せば、それはかたちを得て襲い掛かるだろう。 |
「さあ、怯えた顔を見せてくれ」 |
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タウラシアス 「ハハハハハ!」 |
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タウラシアス 「ハハハハハハ!」 |

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タウラシアス 「なに気ィ抜いてんだよ」 |
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タウラシアス 「潰しがいのある生肉だな」 |

| 色蝕の塊のカード発動! |
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リグニス 「さて、些細だが支援をしよう」 |
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色蝕の塊 「態勢を立て直さないと…」 |
| 0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 5 0 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 0 0 2 |
0 1 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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タウラシアス 「なんだよ、これで終わりか? ハハハ!手応えがねぇ!」 |

「……ちょっとくらい齧ってもいいか?」 |
