［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　組織柄、強者への対応は慣れている。

　対象は異能に頼らぬ戦闘狂系統。
　それならば、テレキネシス系異能で束縛し捕獲。
　それが無理ならば魔法系異能や銃器・爆薬による面制圧で『削り』続ける。
　最悪後者で遅延戦闘。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マニュアル化
　そうすれば、まともな異能を持たぬ相手や、強化系異能の所持者の対応は可能であり、それは手順化されており、実績もある。

　だから。
　だからそれを信じて、不死狩り隊である俺たちは喫茶店『裏取引』へと手を出した。
　その戦力は把握している。店長代理「ユーキ」。
　日本刀を得物に、異能を使わず異能に対抗できる「達人」だ。
　だが、所詮はった一人の個人であり、銃器や異能を持たぬ近接戦闘者。

『標的』である不死の異能を持つ二人の女と違って、ユーキにはろくに使える異能はない。
　それは確かな情報だ。実際、この「戦い」で彼女が異能を発動した様子はない。

　だが。

　ならば。
　ならばどうして。

「なんで、俺達のほうがやられてるんだ……ッ！！」

　路地裏にしては比較的広めの、視界と間合いが広くとれる道。
　どこで聞きつけたのか、『標的』の元へと向かおうとしたユーキを足止めに配置されていた俺たちは、壊滅していた。
　全ての仲間は一刀のもとに無力化された。
　出血で気を失ったもの、絶命したもの、肉体の一部を失い悶絶しているもの、様々だ。分かる事は、この比較的平和ボケした街で、この女には一切の容赦がないという現実だった。

「戦いは数だろクソがッ！　刀より銃だろッ！！　常識くらい守りやがれッ！！！」

　引き抜いた銃。身体強化系の異能も発動し反応速度の底上げで迫り来る女へ銃口を向ける。間に合った。
　躊躇う余裕もなく即座に引き金を引く。――否。引いたはず、だった。

「戦いは数。そうね、間違ってないわ。きっと銃の方が刀より強いのでしょう。それも間違ってないわ」

　そんな言葉が、ひゅんと、刀を振る音と共に、背後から聞こえる。
　ぱた、と刀身に僅かに残った血液を地面に払った音が耳朶を打つ。

「ただ、そうね。数値で表現した時、私個人の『数』があなた達の『数』より多かっただけよ」

　宙を舞った、拳銃を握った俺の右腕が地面に落ちる音がした。

「―――――――――――――――――――――ッ！！！！」

　声にならない絶叫が喉から漏れる。

――ああ、畜生。畜生、不死さえあれば、こんな痛みも、恐怖もねぇのに――。

　気付かずに喉から零れた声になったのか、ユーキという女が気付けばこちらに振り返っていた。
　　　　　　・・・・
「それなら、なんども刻めるわね」

　淡々と、冷淡な双眸に語られたその言葉に、俺は『不死』という言葉の意味に気付く。

――不死という異能は、本当に死を超えたモノなのか――？

――不死というのは、死を超越したのではなく――。

　　　　　　　・・・・
――果たして、あいつらは、それを知っていたのだろうか――。


／／

　熱気が背中を撫でる。
　真冬の時期にこの暖かさはありがたい。そんな事を考えながら、男は携帯電話越しの会話に興じていた。
　　　　　　　　・・・・
「ああ、こっちは終わったよ。なぁに、戦力をそっちとお嬢ちゃんトコに割いたんだろ。
3流以下しかいなかったからな。そりゃあ楽だよ」

　男は、タッチパネル型ではない古い携帯電話を手にし、軽いノリで話す。
　その身にはシックなスーツに包まれているが、どこか浮ついた、俗っぽく言えばチンピラのような雰囲気が隠しきれていない。そんな男だった。

「おぅ。じゃあそっちも頑張れな」

　そう口にした男は、携帯電話から聞こえた返事に苦虫を噛み潰したような顔をした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 タダ
「……うるせーよ。助力の『取り寄せ』を依頼してきたのはそっちだろーが。リップサービスは無料なんだよ」

　それだけ言い切って、彼は携帯電話のボタンを乱暴に押して話を終わらせる。
　その表情は、どこかやるせないような、それでいて己の未熟を恥じるような、それでいてどこかニヤけているという、数多の感情が入り混じった顔だった。
　　　　　　　　　　　　ユーキ
「ああくっそ、これだからあの女と絡みたくねーんだよ。クソが」

　本音も嘘も含んだ言葉に、男は舌打ちしながら一度だけ暖かい熱気を放つ背後を振り返る。
　　　・・・・・
　よく燃えている。
「不死狩り隊本部」と頭の悪い看板か飾られていた古いビルは、今や炎を吹き、その周囲には何人もの男達が倒れていた。
　全員死んではいないが、動けるような状態ではなく、無傷な者は誰一人居ない。
　　　　　　　　　　　　　　　・・・
　幸い電話はあと２分で復旧する予定だ。命を失う者はいないだろう。
　溜息を一つだけ吐き、男は熱気を名残惜しく感じながら「次」の現場に向かう。
　喫茶店の前で死屍累々となっている者達はここの連中程余裕はないだろう。手早く駆けつけてそれなりの『処理』を色々な方面にしなければならない。
　　　　　　　　　　　　　後始末するやつ
「クソが。昔っからそうだ。　オ　レ　の許容限界ギリギリまで暴れるのを、ホントどうにかしやがれッ」

　ユーキが会えば『店長』と呼ぶであろうその男は、寒空の中悪態を吐きながらの全力疾走へと移行したのだった。

ENo.157 ケイ とのやりとり


ENo.1197 アス とのやりとり

ItemNo.8 ホワイトバックラー を破棄しました。
ItemNo.9 ビザールレザー を破棄しました。
ItemNo.14 木刀すぺさる を破棄しました。
ItemNo.16 根性リング焼き を破棄しました。

武術LV を 3 DOWN。（LV39⇒36、+3CP、-3FP）
制約LV を 15 DOWN。（LV30⇒15、+15CP、-15FP）

変化LV を 25 UP！（LV10⇒35、-25CP）
料理LV を 7 UP！（LV35⇒42、-7CP）

ItemNo.2 謎の肉 から料理『謎肉ステーキ』をつくりました！
　⇒ 謎肉ステーキ／料理：強さ104／［効果1］増幅10 ［効果2］攻撃10 ［効果3］強撃10

ItemNo.23 不思議な食材 から料理『不思議なおもち』をつくりました！
　⇒ 不思議なおもち／料理：強さ52／［効果1］器用10 ［効果2］敏捷10 ［効果3］耐疫10

いずみ(1415) の持つ ItemNo.6 不思議な食材 から料理『ホットサンドとモーニング珈琲』をつくりました！

いずみ(1415) により ItemNo.30 碧空の羽根飾り に ItemNo.31 すごい石材 を付加してもらいました！
　⇒ 博打付加！［ 2 2 3 = 7 ］通常付加
　⇒ 碧空の羽根飾り／装飾：強さ327／［効果1］風柳25 ［効果2］幸運20 ［効果3］－

田中田 哉太(60) とカードを交換しました！

デイトリッパー （リザレクポーション）


アブソーブ を習得！
血気 を習得！
ウィザー を習得！
ディクリースアイズ を習得！
イクステンション を習得！
ブレイドフォーム を習得！
オーバーウェルム を習得！
腐食耐性 を習得！
フォースフィールド を習得！
グラトニー を習得！
シュロム を習得！
エレメントフィールド を習得！
千変万化 を習得！
ムスケルクラフト を習得！
奇想天外 を習得！
戦盾作製 を習得！
ナタナエル を習得！
超絶英雄 を習得！
サンクチュアリ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

紗織(92) は 栄養ドリンク を入手！
いずみ(1415) は 装甲 を入手！
ユーキ(984) は 装甲 を入手！
ユーキ(984) は 看板 を入手！

紗織(92) に移動を委ねました。

チナミ区 B-5（水地）には移動できません。
チナミ区 B-5（水地）には移動できません。
チナミ区 B-5（水地）には移動できません。
チナミ区 B-5（水地）には移動できません。
チナミ区 B-5（水地）には移動できません。
体調が全回復しました！

『カミセイ区 F-11：チェックポイント《商店街》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 紗織(92) の選択は カミセイ区 F-11：チェックポイント《商店街》

MISSION!!
タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》 を選択！
　　 - 紗織(92) の選択は タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》

［837 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［454 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［498 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［203 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［406 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［325 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［245 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［182 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［98 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［148 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［135 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［266 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［32 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［123 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［67 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［81 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［62 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［34 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［49 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［68 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［51 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［0 / 100］ ―― 《荒波》強き壁



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




　





突然チャットに現れるマッドスマイルちゃん。

　






疑いの目で見るふたり。

　








不満そうな顔で腕を組むエディアン。

　

　

　











チャットから抜けるマッドスマイルちゃん。

　

　

　

　

　

　




　




　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。



再び現れる守護者。

　　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！