［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　指定した喫茶店の座席に向かうとみ知らぬ女が座っていた。
予約した席を間違えたかな、と思ったが女と目が合い、それは否定される。神秘的な、それでいて強い意思を感じる眼差しで、女はボクを見つめていた。
　何かしらの事情があったのだろう、と切り替えてボクは相席する。
「クロダを呼んだつもりだったんだけどな」
　視線を逸らしつつ、ボクは独り言つ。
　数拍の間を置いて、女が口を開いた。
「貴方がIPKと関わりを持っていたのは、もう十年近く前の話じゃないかしら。今は最高顧問が何人もいるのよ」
　へぇ、と今度は声に出さずに女を見る。黒い長髪、鋭く整った顔、背は高く机越しに確認できるほど、その女の肉体は豊満だった。
　この女に思い至る節は全くない。しかし、女はボクのことを知っているようだ。クロダが話したのか？いや、それは考えにくい。あの男が自身の汚点に繋がることを人に話すとは思い難かった。となるとクロダは既にいないのか。そして、当時の研究結果や個人情報だけがIPK組織内で共有されている……。

あるいは、全滅しているはずの、異能者＜同胞＞。

　そこまで思考を手繰った所で、女は言う。
「安心して頂戴。私は貴方の敵ではないし、むしろ今回の件に関しては先輩といった所よ」
「分からないな、自分の知らない人間が自分のことを知っているのはとても気持ちの悪いことだと思うんだけど」
「今じゃこの世界中、貴方の声を知らない人はいないと思うわ」
「だから、他人が知りえないようにこの"切り離された"喫茶店で落ち合う予定だった」
「良い喫茶店ね」
　話が通じない、遠回しにお前は誰だと言っていることは分かっているはずだが、女は情報の落差を埋めようとはしなかった。これはクロダに担がれたかもな、そう思い席を立とうとした。
「特異点」
その瞬間を狙ったかのように女が言葉を放った。
「その世界において他の事象、存在、それら全てと釣り合う程の力を持ち、胡蝶の夢のごとく世界を蹂躙しかねないモノ」
「……キミが？」
「いいえ、貴方よ」
「知らない女の誇大妄想を聞かされるほど暇じゃないんだけどな」
「この"岸森 鳴子"は特異点である本物が作り出した幻影に過ぎない。強すぎる特異点は世界間の壁を何枚も乗り越えて、此方から彼方へ胞子を飛ばすことがある。本人が意図してようとしまいと。貴方はこの世界の特異点。そして、もう一人の貴方も隣の世界の特異点。おかしなことじゃないわ。今の私にはないけれど、世界を滅ぼす力を持っていたら、まともに戦えるのは別の世界の似た存在になる。少しずつズレたり、余波があったりするけれど世界自体は相似しているのよ」
「キミは特異点じゃないのか？」
「言ったでしょう。"この私"は違うわ。貴方の先輩ってだけよ。私は別の世界の特異点である私が此方に飛ばした子機のような存在。勿論、侵略するつもりなんてないし、貴方と戦っても此方じゃ私が負けると思うわ。ただ、似たような経験と手法が"他の私"にあるから教えてあげようと思っているだけ」
「キミは異能者なんだな？」
「この世界ではそう呼ぶみたいね」
　ボクは席を立つのを止めた。この女は世界が無数に存在することを知覚しており、どうやらボクよりもその仕組みに詳しいようだった。これがただの妄想狂なら全て徒労だが、この喫茶店において、狂人が間違ってたどり着けるはずがない。ボクは信じてみることにした。
「質問をいくつかしてもいいかい」
「構わないわ」
「１、キミはIPKの人間か？２、他の世界への行き方を知っている？３、何が目的だ？」
前のめりになり、鳴子と自称した女の目を見つめる。
「１、ノー。貴方と会うためだけに少し細工させてもらっただけ。２，イエス。私は無理だけど貴方なら可能。３、全ての胞子は可能性であり、本体を越えるために存在する」
「最後のは意味が分からないな」
「人類の進化と同じで、特異点である"めーこ"が私を作り出した理由を淘汰と超越にあると考えているの。源流から放たれた胞子の川が可能性の大海に広がり、やがて源流を越える生命を生み出す……私は私の進化を貴方に託したくて話をしている」
「つまり？」
「証明して欲しいの。私の行動が別の世界にいる本体にどういう影響を与えられるのか」
「……ボクには」
　よく分からない感覚だ、と言おうと思ったがふと、世界を破壊しようとするもう一人の自分に思い至った。そう、他世界の破壊を考える"ボク"が一人とは限らない。そのボクは何を考え何のために動ている？怒り、憎しみ、それもあるだろう。だが、結果としてもたらされようとしているのは、ボクという存在の淘汰だ。鳴子の"自分自身を超える"話と、酷似している。
「なるほど。理由は違っても、結果としてそうなるのか」
「特異点級の同一存在の激突はどうなるのか私も分からないわ。勝つにせよ負けるにせよ、貴方という存在がどう"処理"されるのか保証は出来ないわ。私はその余波でによる世界の変化を期待しているだけ。そして、私は貴方が望む場所を知っている。他の特異点達が集まる世界のハザマを」
「キミの、いや、キミの分身がそこにいたのか」
「それもまた似て非なる場所よ、貴方が向かう先、特異点達の集合地は別の場所。そこで仲間を集めるなり、好きにすればいい。もう一人の貴方もそこに来る」
「どうしてわかる？」
「"私"が呼ぶから」
　調子を一切崩さず、鳴子は言い放った。ボクはひたすら得心し、目の前の女が心の奥底にボクと似た闇を持っているのを感じ取っていた。
「貴方達が向かう場所の名前は」

『イバラシティ』

チヒロ(568) から 紫水晶 を手渡しされました。

ItemNo.1 赤飯 を食べました！
　体調が 1 回復！（21⇒22）
　今回の全戦闘において 攻撃10 活力10 体力10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

領域LV を 30 DOWN。（LV30⇒0、+30CP、-30FP）
料理LV を 6 DOWN。（LV50⇒44、+6CP、-6FP）

幻術LV を 35 UP！（LV0⇒35、-35CP）
武器LV を 11 UP！（LV88⇒99、-11CP）

トオイ(1580) の持つ ItemNo.15 ものすごい石材 から射程1の戦盾『わくわく鍼』を作製しました！

トオイ(1580) の持つ ItemNo.30 腐肉 から謎飯『タヌッキィ・バー』をつくりました！
　⇒ 謎飯チャレンジ！［ 1 3 6 = 10 ］テヘ☆失敗失敗！料理の効果1～3が消失！
トオイ(1580) の持つ ItemNo.32 腐肉 から謎飯『タヌッキィ・バー』をつくりました！
　⇒ 謎飯チャレンジ！［ 2 4 5 = 11 ］成功！なんかそれっぽい気がする！！

チヒロ(568) により ItemNo.8 夏之灯 に ItemNo.22 紫水晶 を付加してもらいました！
　⇒ 博打付加！［ 4 3 1 = 8 ］通常付加
　⇒ 夏之灯／法衣：強さ133／［効果1］奪命20 ［効果2］攻撃40 ［効果3］幸運38

アダマ(1385) とカードを交換しました！

ハデスポムグラネイト （ハデスポムグラネイト）


インソウル を研究しました！（深度0⇒1）
インソウル を研究しました！（深度1⇒2）
インソウル を研究しました！（深度2⇒3）
ソウルミュージック を研究しました！（深度0⇒1）
ソウルミュージック を研究しました！（深度1⇒2）
エレクトリックパレード を研究しました！（深度0⇒1）

ライトニング を習得！
デイドリーム を習得！
カタルシス を習得！
ビューティーフォーム を習得！
ディム を習得！
タイムツイスト を習得！
マインドブレイク を習得！
サンダーフォーム を習得！
光の祝福 を習得！
神風 を習得！
神護 を習得！
ミラージュ を習得！
カレイドスコープ を習得！
麻痺耐性 を習得！
ヘジテイション を習得！
スポイル を習得！
アルシナシオン を習得！
フラッシュバック を習得！
ミゼラブルメモリー を習得！
光輝燦然 を習得！
光霊力 を習得！
テンポラルスウォール を習得！
酔生夢死 を習得！
セイズ を習得！
エフェメラルドリーム を習得！
ブルーライトニング を習得！
インテンスドリーム を習得！
メイズ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

マキナ(567) は 藤 を入手！
チヒロ(568) は 丸太 を入手！
糸縫(651) は 榧 を入手！
トオイ(1580) は 榧 を入手！
糸縫(651) は 何かの歯 を入手！
マキナ(567) は 壊れた銀の斧 を入手！
チヒロ(568) は 装甲 を入手！
チヒロ(568) は 装甲 を入手！

チヒロ(568) に移動を委ねました。

アライ区 I-18（山岳）に移動！（体調22⇒21）
アライ区 J-18（山岳）に移動！（体調21⇒20）
アライ区 K-18（山岳）に移動！（体調20⇒19）
アライ区 K-19（沼地）に移動！（体調19⇒18）
アライ区 K-20（沼地）に移動！（体調18⇒17）

［837 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［454 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［498 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［203 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［406 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［325 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［245 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［182 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［98 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［148 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［135 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［266 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［32 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［123 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［67 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［81 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［62 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［34 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［49 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［68 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［51 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［0 / 100］ ―― 《荒波》強き壁



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




　





突然チャットに現れるマッドスマイルちゃん。

　






疑いの目で見るふたり。

　








不満そうな顔で腕を組むエディアン。

　

　

　











チャットから抜けるマッドスマイルちゃん。

　

　

　

　

　

　




　




　

　

　

チャットが閉じられる――