［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

ハザマ某所。
三人の女が歩いていた。一人が先頭を歩き、他二人が後ろに続いている。
先頭を歩く金髪の女は地面を注視していたと思えば、宙へ視線を投げたりしながら、何かを探るようにして進む。


茶髪の女はただついて歩いているだけに見えるが、時折糸を手繰るように片手を動かす。


いずれも異様な雰囲気を纏っているが、一番異質なのは桃色の髪の女で、

───彼女は、花を食べている。


文学的な比喩表現などではなく、言葉そのままの状況だ。
紙袋いっぱいに詰められた色とりどりの花をひとつ摘まんでは口へ運び、ゆっくりと咀嚼して、飲み込む。
特段同行者に言及されていないあたり、これが彼女の日常なのだろう。
言葉を交わさないまま時計の針が進む。
女が真紅の薔薇に手を伸ばしたところで、ようやく静寂が破られた。

「……見つけた」

金髪の女が振り向き、二人に告げる。
赤い花が視界に入ると、これ見よがしに眉間にしわを寄せた。

「赤い花は食べないでちょうだい」
「えー……」

不満を隠さない声色だったが、「気が散るの」と再度咎められると素直に従う。
緊張の糸が切れたのか、立ち止まり深く息を吐いた。

「全く、どうして私がこんなこと」
「二見おじさんのお願いだからでしょ？」
「百歩譲ってそれは良いけれど、何故あなたたちと一緒なのかが納得できない」
「それはこちらの台詞です。協力してあげてるんだから、感謝してくださいよ」

小言の対象に含められると茶髪の女も横から口を挟んだ。
軽口を叩き合う程度には親しい間柄らしい。

「役に立ってから言ってもらえるかしら？
　ごちゃごちゃお花畑色の女と、真緑の怪物女がいて気が散り放題なのよこっちは」
「褒められた？」
「お花畑は合ってるみたいですね」
「でもさあ、紫苑ちゃんが足跡の色を辿って緋澄さんが寄った場所探すって最初に言ったじゃない？
　それは私とゆきさんには出来ないし……適材適所、って言うでしょ？」
「………………」

意外にも正論を投げかけられると思っていなかったのか女はしばし押し黙る。
相も変わらず眉間には深くしわが刻まれたままだ。
もう一度溜息をつくと、地面を白い指先で示す。

「ここを通ってる」
「ふーん。相変わらずどれが足跡かわからないけど、紫苑ちゃんが言うならそうなんだねー」

しげしげと緑の双眸が地面をなぞるが、
傍目には誰のものか判別できない足跡が無数に残っているのみだ。

「ゆき。緋澄は今どこ」
「……大まかな方向しかわかりませんが、コヌマの辺りじゃないですか？」

再び糸を手繰る動作の後、そう答えた。

「煮え切らない答えね。
　糸の方向を予測すればすぐ判るものではないの」
「普通ならその通りです。ただ、此方に来てから妙なことになって……糸が枝分かれしているんですよ。
　幸い、今はどちらも同じ方向にあるので外れることはないでしょう」

説明を聞けば、顎に手を当て考え込む仕草をする。

「……そう、わかった。あきら、地図を描いて」
「えっ」
「向こうの地図と、こっちの地図を照らし合わせるから」
「ええ～……」

心底いやだという気持ちが表れている声色だった。
何も見ることなく島ひとつの地図を描くなど、普通ならば無理な話だ。
しかし、渋々ながらも女は再び花を呑み込む。

「今度は何を食べたんですか」
「えーっとねぇ、スターチス」

むぐむぐと花を頬張り、白紙の方眼ノートにペンを走らせた。
数秒前までの不満そうな表情はどこへやら、鼻歌混じりに情報を書き込んでいく。
暫く待てば、「できた！」という満足げな言葉とともに、
簡易的ながらもかなり精度の高い図が完成する。

「上出来ね。さて、それじゃあ痕跡のあった所を書き足していきましょう」
「二見おじさんはリュウジンで見たって言ってたね」
「私たちが見つけたのはオオキタと、ウシ区です」

各地に赤いマーカーが付けられる。

「おそらくマガサやアライ区にも行ってる筈よ」
「……移動範囲広くない？」
「死人の足は速いと言いますからね」
「わぁ、おもしろーい」

小さな拍手を送っていると、横で咳払い。

「面白くない冗談は置いておいて。
　今目標がいるのがコヌマの辺り。次はツクナミでしょうね」
「……なんで？」
「どの区にも、向こう側では大きな墓地や霊園があります。
　足跡を見つけた位置もほぼ一致しているし……
　本人の能力を考えると、大方死霊漁りでもしてるんでしょう」

丁寧な解説に耳を傾け、なるほどと相槌を打つ。

「あとは二見おじさんと朱里ちゃんに教えてあげるだけだね」
「そうね。……ああ、疲れた。
　こんな仕事解決したところで、どうせ本土での扱いは変わらないのに」
「まあ、そこは同意しますけど。
　あと十数時間も暇なんて、それはそれで大変ですね」

ご愁傷様、と呟く。
通信端末をいじる二人を置いて茶髪の女は一人で歩きだした。

「どこかに行くの？」
「ええ、課された仕事は終わらせましたし、"違和感"の正体を探りにいきます」
「ふーん……気をつけてね」

花弁を食みながら、去っていく姿を見送り続けていた。
たっぷりと沈黙を守ってから、何事もなくまた会話を続ける。

「緋澄さんは、どうしてこんなことしちゃったんだろうね。
　機関の管理物を持って逃走だなんて相当な罰則でしょ？
　やっぱり、家族に会いたかったのかな」
「さあ。私たちは当人ではないのだし、何を考えても推測にすぎないわ。
　……藁にも縋る思いだったのかもしれないけれどね」



　
「───その思いを解消できるのは、家族本人でしかありえないでしょう」

ENo.624 キャロ とのやりとり


ENo.1288 裏葉 とのやりとり


ENo.1364 絶えず流るる泡沫 とのやりとり


ENo.1530 エリカ とのやりとり

陽(326) から 紅焔の魂 を手渡しされました。

ItemNo.33 厚切りステーキ を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 攻撃39 防御39 増幅39 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

龍は起き上がり、再び上空へと消える。

　

龍の頭から小さな光の玉が出て、

空へと飛び去って行くのが見えた。

ウチモ(315) に ItemNo.4 空木 を送付しました。
すずめ(586) に ItemNo.1 怨恨石 を送付しました。
ハイネ(416) に ItemNo.5 曹灰長石 を送付しました。
キャロ(624) に ItemNo.18 柚子 を送付しました。

キャロ(624) から 針+3 を受け取りました。

こはり(692) から 毒牙+4 を受け取りました。

シャルーン(844) から 呉藍 を受け取りました。

シャルーン(844) から 土筆 を受け取りました。

シャルーン(844) から 露草 を受け取りました。

シャルーン(844) から 土筆 を受け取りました。

シャルーン(844) から 露草 を受け取りました。

ものすごい石材（1500 PS）を購入しました。

魔術LV を 7 DOWN。（LV7⇒0、+7CP、-7FP）
命術LV を 3 DOWN。（LV35⇒32、+3CP、-3FP）
装飾LV を 2 DOWN。（LV2⇒0、+2CP、-2FP）
料理LV を 3 DOWN。（LV45⇒42、+3CP、-3FP）

変化LV を 15 UP！（LV15⇒30、-15CP）
付加LV を 10 UP！（LV80⇒90、-10CP）

キャロ(624) により ItemNo.24 露草 から装飾『一輪の青薔薇』を作製してもらいました！
　⇒ 一輪の青薔薇／装飾：強さ327／［効果1］水纏30 ［効果2］－ ［効果3］－

雪之丞(1244) の持つ ItemNo.35 退魔戦用スーツ に ItemNo.15 怨恨石 を付加しました！
陽(326) の持つ ItemNo.18 陽光の導き に ItemNo.20 朝凪の宝石 を付加しました！
ItemNo.24 一輪の青薔薇 に ItemNo.28 露草 を付加しました！
　⇒ 一輪の青薔薇／装飾：強さ327／［効果1］水纏30 ［効果2］水纏30 ［効果3］－


紗良(347) とカードを交換しました！

紗良の思い出【バレンタイン】 （クリエイト：ワンダーランド）


空間掌握 を研究しました！（深度0⇒1）
空間掌握 を研究しました！（深度1⇒2）
空間掌握 を研究しました！（深度2⇒3）

オーバーウェルム を習得！
百薬之長 を習得！
シュロム を習得！
トニック を習得！
千変万化 を習得！
ムスケルクラフト を習得！
タイダルウェイブ を習得！
ワイルドインスティンクト を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

陽(326) は 針+1 を入手！
キャロ(624) は 針 を入手！
シュリ(215) は 装甲 を入手！
陽(326) は 看板 を入手！
陽(326) は 針 を入手！
陽(326) は 黒龍の鱗 を入手！
シュリ(215) は 白龍の鱗 を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『リュウジン区 L-3：チェックポイント《果物屋》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - シュリ(215) の選択は リュウジン区 L-3：チェックポイント《果物屋》
　　 - キャロ(624) の選択は リュウジン区 L-3：チェックポイント《果物屋》

MISSION!!
アライ区 L-3：アライ駅 を選択！
　　 - シュリ(215) の選択は アライ区 L-3：アライ駅
　　 - キャロ(624) の選択は アライ区 L-3：アライ駅

［842 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［448 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［201 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［400 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［325 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［240 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［174 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［96 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［142 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［131 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［251 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［32 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［110 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［62 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［72 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［55 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［27 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［46 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［23 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




　




　








　






着物の裾を上げ、脚を見せる。

表面がドロドロし、変色している。

　








ふたりの全身をじーっと観察するカグハ。






ふたりの裾を戻すエディアン。

　

　

　






　

　

　

チャットが閉じられる――

アライ駅。

　

その周囲を、キシキシ･･･と音を立てて何かが走っている。

　




　

迷いなくこちらに向けられる、ライフル砲･････

　

　

　

･････ぇ。