［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　

「ありがとうございます！！」

　タクシーでキャンプへ戻ってくるなり、運転手に礼もそこそこに姉を担いでキャンプへ連れて行った。
　キャンプだからと言って医療設備が整っている訳ではない。だけど、道端で転がしておくより人がいるキャンプの方がずっと良い。

　上手くすれば、治癒系の異能を持っている人に頼めるかもしれないとも思ったけれど、そう上手い事は無い。
　ひとまず屋根があって、落ち着ける場所へ寝かせて、手持ちの医療資源で手当をする。
　火傷、打撲の対症療法のために湿布、裂傷をホッチキスで応急手当。輸血手段は無いから、できる限りこれ以上の出血を減らして行くしか無い。

「……私、どうして」

　手際良く、手当をする。手際が良すぎる。絶対に、今までの経験ではありえない。
　百歩譲って、火傷の手当てまではまだ良い。しかし、薬草の手当や打撲、裂傷のここまで的確な、精確な、手際の良い手当は、絶対に今までの記憶には無い。

　記憶が、混ざる。

　目の前に居るのは、火傷の無い姉とハザマの世界。目の前にあるのは血溜まりとなった自分の身体と、サクマさんの姿。
　そう、サクマさん。どうしてか、記憶にある人。

　わからない。何もかもわからない。
　この先、まだ新しい記憶が蘇るのかもしれない。でも、どうしようもない。戻ってくるものは仕方がないし、役に立つ記憶しかない。……今のところは。

「どこへ進もうか」

　ひとまず、家があるはずの場所へ進もうと思ったけれど、そこは姉と一緒に行きたい。
　であれば、近場の……そう、水族館。姉はそこに行きたがるだろうから、先回りして行っておけば、手間が減らせるかもしれない。

　「……よし」

　水族館へ行こう。一人で行くことになるが、そこまで遠くないはず。
　そう思い、私は姉を置いて、一人出発した。

---

「……あれ？」

　目を覚ます。赤い空を見上げている。どうやら寝転がっていると分かる。

「私……っ痛っ！！」

　全身、バリバリに傷口が固まっている。無茶をしすぎたのだろう、妹に心配をかけさせてしまっただろうか。
　身体を起こして、傷の様子を確かめる。

「……え？」

　傷口が手当されている。いや、それは良い。誰か……妹か、他の誰かがやってくれたのだろう。
　手当の仕方に見覚えがある。自分の、精確に言えば「昔の自分」の手法だ。

　朦朧とした意識で、無意識の内に治療したのか？いや、違う。
　今の自分のあり方を考えれば、結論は推測できる。

「舞華に、記憶が……？」

　「前の二人」は一度混ざり、罪を等分することで今がある。
　なれば、妹も同じ記憶を持っていてもおかしくはない。今まで、それが発現する機会が無かっただけで。


　周りに妹の姿は無い。もう思い出さなくても良い記憶を思い出してしまったのだろうか。
　すでに、今までと同じようにでかけて行ってしまったのかもしれない。


　勢いよく起き上がる。全身に痛みが走るが、そんなものどうでもいい。
　むしろ、しばらく眠れた事で疲れが取れているのか、しっかりと動くことができる。

　急いで妹を追いかける。行くのはどこだろうか。家か、あるいは別の場所か。思い出の場所へ行こうとするだろうか？で、あれば、海かもしれない。

　海へ行く。まだ遠くに行っていなければ、間に合うはずだ。
　急いで身支度を整えて、私は一人、追いかけた。

ENo.17 サクマ とのやりとり


ENo.466 ■■の■■ とのやりとり

ItemNo.1 不思議な武器 を破棄しました。
ItemNo.2 不思議な防具 を破棄しました。
ItemNo.3 不思議な装飾 を破棄しました。
ItemNo.4 あついいし を破棄しました。
ItemNo.5 いびつなお守り を破棄しました。

ミキ(614) に 300 PS 送付しました。

かぎ(170) から 100 PS 受け取りました。
かぎ(170) に ItemNo.35 とげとげ を送付しました。

ものすごい木材（1500 PS）を購入しました。

ミキ(614) により ItemNo.1 ものすごい木材 から射程1の呪器『無焉燃料』を作製してもらいました！
　⇒ 無焉燃料／呪器：強さ786／［効果1］攻撃40 ［効果2］－ ［効果3］自滅19【射程1】

ミキ(614) により ItemNo.8 火焔茸 から射程2の呪器『翔焼胞子』を作製してもらいました！
　⇒ 翔焼胞子／呪器：強さ689／［効果1］猛毒30 ［効果2］－ ［効果3］自滅19【射程2】

ミスティ(647) とカードを交換しました！

血杯 （ミリキアレギア）


エネルジコ を研究しました！（深度0⇒1）
アルスマグナ を研究しました！（深度0⇒1）
アルスマグナ を研究しました！（深度1⇒2）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

舞華(125) は 薔薇 を入手！

次元タクシーで アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》 に行こうとしましたが、チェックポイントが開放されていません。

チナミ区 D-3（隔壁）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 D-3（隔壁）には移動できません。
チナミ区 D-3（隔壁）には移動できません。
体調が全回復しました！

採集はできませんでした。
　　 - 舞華(125) の選択は アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》（未開放のため無効）

MISSION!!
チナミ区 O-16：梅楽園 を選択！

［866 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［445 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［194 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［397 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［310 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［221 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［160 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［90 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［137 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［128 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［196 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［28 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［58 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［32 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［58 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［39 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［8 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

「うぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！！！」

　

　

　

「ひぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！！！」

　

　

　

　

　

　

突然の絶叫と共に、チャットが閉じられる――

ハザマのなか、咲き乱れる梅の木たち。

梅林にはほんのりと良い香りが漂う。

その景色は美しく見えるが、同時に異様にも映る。

　

園内を進んでいくと、周囲の梅の木がざわめく･･･






木が不自然に捻れ、音を立てる。

ボコッと地面から根が飛び出し、木が"歩き"はじめる･･･