［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

私には自信があった。良い子でいる自信が。
良い子というのは、誰かの視点を経て初めて評価をされる基準だ。
聞き分けが良い。優しい。楽しい。誰にでも分け隔てなく、素直な"良い子"
人によって多少意味合いが変わるものの、その人の好みを見抜いて的確に応じて使い分けていく。

「──それでね！そこのアトラクションは内装が凄く凝っていて、キャストも衣装だけじゃなくて設定も拘りっていうのかな。見ていて想像を掻き立てられるのが楽しくて──」

「──ヨミちゃん。」

「それでねっ、それでね！……ん、どうしました？」

話している途中で名前を呼ばれる。何かミスをしてしまったのかと思考を巡らせ……

「そんなに、無理して喋らなくてもね。いいんだよ」

「…………無理、ですか？
ひょっとして、今の話、楽しくありませんでした？それならこの前の──」

「そうじゃなくて。
これでも私、ヨミちゃんよりも年上で、色々経験してきたからかな。分かるんだ。
ヨミちゃんは無理をしている。
でも、それは自分の中では正しいことだと、必要なことだと思ってる」

……この流れは、よくない。
周囲に人気は少なく、日は翳り、穏やかな風が吹いている。
どうして気が付かなかったのだろう。
この場は用意されたものだ。もしかしたら、ずっと話をする機会を窺っていたのかもしれない。今日一日、ずっと。
問い掛けを有耶無耶にするために怒りだしたり、暴れたりといった手は取れない。
それを分かった上で切り出したのだろうか。
同い年"だった"幼馴染は、普段とはまた違う、大人びた女性の相貌でこちらを見ている。
──それは、姉ではなく。
幼馴染の、親友みたいな顔だった。
苦虫を嚙み潰したような顔を見られたのだろう。
苦笑しながらその人は言った。

「それは、罪滅ぼしにならないよ。ヨミちゃん」

……これすらも、罰となるだろうか。
そのような思考回路をした私を、ゆっくりと抱き締めてくる。
認識阻害は術者本人に効果を及ぼさない。
背の小さいひ弱な私は、抵抗らしい抵抗も出来ず、ただもがくだけ。

「自分さえ幸せにできない人が、誰かを幸せにするなんて無理がある。
その無理の弊害を背負いこむ事が罰になるだなんて、そんなの余りにも行き当たりばったりな考えだよ。
ヨミちゃんにとってはそれでいいのかもしれない。
でも、私はそんなの嫌。
昔のように笑ったって、いいじゃん。
心から楽しいって、幸せだって思って、何が悪いの？
罪を犯した人は一生暗く不幸せに生きていかなきゃいけないの？
人生は苦しむ為のものじゃない。幸せになる為のものだよ。
自分も相手も、周りも全部。幸せにしようと頑張って頑張って、努力して初めて前に進めるんだよ」

……そんな

そんな綺麗ごとは、聞きたくない。

私はこれでいい。
他ならない私がそう願っているんだ。

今の私に願いがあるとすれば、それは『周りを幸せに。私を不幸に』
そうするための手段がやっと見つかったんだ。それを、邪魔しないで欲しい。
腕の中で必死に抵抗するが、私の親友はそれを許してくれはしなかった。

「──私が、一緒に考えてあげる。
一緒に悩んで、前を見て。
そして、生きていて良かったって、そう思えるように」

余計なお世話だ。
沸き上がる憤りに胸を焦がしながら。
けれど気付いていた。分かってしまっていた。
その言葉で、燃やさなければならないほど、激しく感情が渦巻いてしまっていることに。
揺らいでしまうような弱い心を燃やして、湧き出る甘い水なんて全て燃やし尽くしてしまわなければ、
私の決意は、想いは、いとも簡単に屈してしまいそうだったから。

それは、ちっぽけな意地なのだろう。
彼女にとっては。
そして、恐らくきっと、私にとっても。

独りではないことが、こんなにも悲しい。

だからこれは、悲しみの涙だ。
どこまでも子供な私。
彼女は一足先に大人になって、そして私の手を引いていく。
──今はもう、何も考えたくなくて。誰のか分からない大きな声と、地震でも起きているかのように震える自分の身体を、どこか他人事のように眺めながら、やがて意識が途切れる。
明日のことは明日また考えればいい。

今はただ、安らかに……。

---

---

これは私への罰だ。
なんの異能も持たない出来損ないだった私。
2人の子供だったはずなのに。
ずっと否定をしてきた。たまたまだと。両親が異能を使えるからといって、その子供が必ず異能を持って生まれる訳じゃない、たまたま稀に、何千何万分の一ぐらいの確率で異能を扱えないのだろう。きっとそこになんの意味も理由もなく、ちょっとした、ささいな、偶然……

そんなことを頑なに信じていた私は、父の子供ではないと知らされるまで盲目的に見ようとしなかった。その時にはもう全てが手遅れだった。
本当の子供ではなく、不義理の娘。夫を裏切った生き証人。
既に母から貰った肉体はなく、記号でしかなくなった私。
母からは殺されるほど恨まれ、父からはその為に私を生き返らせたのだと知らされた。

両親を不幸にした張本人
父からは道具のように。母へはその責め具として。
この身は既に人ではなく、生きてもいない
血は流れておらず、感情や思考も異質で、
だから人の愛情なんてわからない
そう思えば社会に溶け込む為に笑顔を浮かべることもできた。

この姿はもう本来の降雪夜道とは別物だった。
父から愛される為に、父が好きだった母の面影と
大好きな父の面影が出る様に変えている。
身体も、顔も、声も、身長や体重、その細部に至るまで。
本来の私が、両親と同じで私も嫌い嫌い嫌い、大嫌いだ。
だから、この性格だって全て嘘。嘘だらけ。
あなたが利用できるからこうして付き合っているだけ。
好きも嫌いもない。無関心でもない。
私にとって益か、無益か、それだけでしかない。
だって、本当に欲しいものなんて手に入らない
手を伸ばすことしかできない。
それが罰。こうして嘘のやり取りを経て、愛がどれだけ尊く安らぎとなるか深く知って、深く知るほど胸に差し込む刃物は鋭く、尖って、肉を抉ってくれるから。

……ありがとう、瑠璃子さん。私の痛みをより深くしてくれて。
あなたに愛を囁くたびに、あなたが親愛を示すたびに、
私はこの身を呪いながら、より深い苦しみを背負って生きていけます。

---

---

嬉野聖は目を覚ました。
1時間に1度訪れる、イバラシティの記憶。
既にあの街での聖は消滅している。
記憶の更新はなくなったが、代わりにこうして夢をみるようになった。
それは、もしかしたら夜道に訪れた希望であり
もしかしたらそれは深い深い絶望だったのかもしれない
どちらも可能性があり、けれどそれを知るには……

Cross Rose
その画面を開いて、今もなおイバラシティの記憶を得ている誰かに聞けば事足りる。
けれど、それが、どうしようもなく怖い。
どうなっていようと、何もすることができない無力さを思い知らされるから。
助けることも、手を差し伸べることも、声を掛けることさえできず
ただ見ているだけという今の境遇に。
今できることは、このハザマでできる限りを行うだけだ。
深く、深く。人の情念を知った樹木は、新しく流れ始めた1時間の時を過ごし始める。

蹲る肉塊(251) に ItemNo.13 柿 を手渡ししました。

ItemNo.40 生食用牛ユッケ を食べました！
　体調が 1 回復！（13⇒14）
　今回の全戦闘において 活力5 体力5 防御5 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

だれかのおうさま(366) から 毛 を受け取りました。

具現LV を 5 UP！（LV0⇒5、-5CP）
付加LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）

蹲る肉塊(251) の持つ ItemNo.43 活力漲る緑の羽根 から装飾『荒んだ世界に緑を』を作製しました！
蹲る肉塊(251) の持つ ItemNo.45 活力漲る緑の羽根 から装飾『緑化の願い』を作製しました！
シア(1077) の持つ ItemNo.32 活力漲るアンテナ から薬箱『まだまだぬめった包帯』を作製しました！

シア(1077) により ItemNo.2 ふきのとう から料理『ふきのタワー』をつくってもらいました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 5 6 5 = 16 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ ふきのタワー／料理：強さ315／［効果1］強靭46 ［効果2］耐狂53 ［効果3］回復61

アオイ(1705) とカードを交換しました！

ヴァンパイアピット （ヴァンパイアピット）


サルベイション を研究しました！（深度0⇒1）
サルベイション を研究しました！（深度1⇒2）
サルベイション を研究しました！（深度2⇒3）

アクアシェル を習得！
クリエイト：ホーネット を習得！
ローバスト を習得！
クリエイト：ヴェノム を習得！
クリエイト：ウィング を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

蹲る肉塊(251) は 柘榴石 を入手！
だれかのおうさま(366) は チャート を入手！
嬉野聖(399) は 角閃石 を入手！
持明院 寂怜(555) は 柘榴石 を入手！
嬉野聖(399) は 立派な羽 を入手！
嬉野聖(399) は 燐灰石 を入手！
嬉野聖(399) は 立派な羽 を入手！
だれかのおうさま(366) は ビーフ を入手！
持明院 寂怜(555) は 燐灰石 を入手！
だれかのおうさま(366) は ビーフ を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
だれかのおうさま(366) のもとに ガルーダ がものすごい勢いで駆け寄ってきます。
だれかのおうさま(366) のもとに 岩巨人 が空を見上げなから近づいてきます。

マガサ区 Q-20（山岳）に移動！（体調14⇒13）
リュウジン区 Q-1（山岳）に移動！（体調13⇒12）
リュウジン区 Q-2（森林）に移動！（体調12⇒11）
リュウジン区 Q-3（森林）に移動！（体調11⇒10）
リュウジン区 P-3（山岳）に移動！（体調10⇒9）

［861 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［443 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［192 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［393 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［295 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［214 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［150 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［72 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［131 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［121 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［151 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［12 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［46 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［3 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　

　

　




　




　



　




　

　

　




　

　

　




　

　

　




　

　

　

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