
ハザマにて
この世界に来ると過去に思いを馳せる。
それは、こんな俺でも違う世界に放り込まれたことに対して何か精神的なダメージを受けているということなのだろうか。
ふと、俺とまともに会話した、あの男との会話を思い出す。
いや、会話ではないな。
俺は何も話していない。
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「さて、被検体No.3、次の実験だ。
さりとて、投薬実験は少し前にやったからな、薬が抜けるまではそれはできん」
「どうやら意味は理解している様子だな。
真っ当な学習の機会を与えれば、いい語らいができそうなだけに惜しい。
いや、俺が言えたものでもないが」
「ああ、実験と言っても俺が喋ってお前の反応を見るだけだ。
記録は取るが、俺の権限でロックをガチガチにかける故、意味はないな」
「……つまりは、俺の愚痴吐きに付き合え」
「ああ、もちろん選択肢はない。俺が勝手に喋るからな」
「さて、施された実験の目的だが、『治療薬を作る』ことが目的だ」
「つまるところ、お前の自由と尊厳と何もかもを犠牲にして多くを救おうとしているわけだ」
「その点で見れば正義だな。だが人道的に見れば悪だ」
「だから俺は正義を掲げる。それを以て、他の人の意志を踏みにじる」
「だから俺は悪を掲げる。それを以て、他の人の尊厳を踏みにじる」
「主義主張とはそういうものだ。通せば何かを踏みにじる」
「互いを尊重? ああ、できるかもしれんな、だがしない。苦痛だからな」
「ああ、面倒だ。人という理解しがたい生き物を理解するだけでも苦痛だというのに」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「それをすることで浪費する時間で失われる命を見過ごすことが苦痛でならない」
「これが俺の正義で悪、つまるところこれを掲げさえすれば人を踏みにじるに値する理由となると俺が思っているものだ」
「……人に聞かれたら反論とかあるだろうが、まあ当たり前だろう」
「そんな俺でもな、何かを犠牲にせずに救いたいとも思ってはいるんだ」
「……いいわけだな」
「ああ、空想の世界に逃げたいとも願う」
「そうだな、空想話をしてやろう」
「実は俺は妄想癖でな……」
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そうして物語を聞かされていたな、あの時。
アリエス(1037) に
220 PS 送付しました。
ミキ(614) から
ビーフ を受け取りました。
ミキ(614) に
ItemNo.4 爪 を送付しました。
すごい木材(400 PS)を購入しました。
すごい石材(400 PS)を購入しました。
エナジー棒(30 PS)を購入しました。
エナジー棒(30 PS)を購入しました。
エナジー棒(30 PS)を購入しました。
自然LV を
10 DOWN。(LV10⇒
0、+10CP、-10FP)
武術LV を
5 UP!(LV20⇒
25、-5CP)
魔術LV を
5 UP!(LV25⇒
30、-5CP)
響鳴LV を
5 UP!(LV20⇒
25、-5CP)
付加LV を
5 UP!(LV87⇒
92、-5CP)
ショウスケ(1439) により
ItemNo.9 蒼小石 に
ItemNo.10 手甲 を合成してもらい、
白い塊 に変化させました!
⇒ 白い塊/素材:強さ20/[武器]閃光10(LV20)[防具]治癒10(LV10)[装飾]気合10(LV20)
アリエス(1037) の持つ ItemNo.13 すごい石板 に ItemNo.24 エナジー棒 を付加しようとしましたが、指定アイテムが装備品と素材ではありませんでした。
コハル(1440) の持つ
ItemNo.10 綺麗な石装飾のついたぬいぐるみ に
ItemNo.14 すごい石材 を付加しました!
アケミ(1226) の持つ ItemNo.5 ボロ毛布 に ItemNo.14 紅小石 を付加しようとしましたが、指定アイテムが装備品と素材ではありませんでした。
スーフェル(182) とカードを交換しました!
エーテルフラッシュ
(ムーンサルトプレス)
ポーションラッシュ を研究しました!(深度0⇒
1)
ポーションラッシュ を研究しました!(深度1⇒
2)
ポーションラッシュ を研究しました!(深度2⇒
3)
フィアスファング を習得!
ノクターン を習得!
フレイムインパクト を習得!
ソウルビート を習得!
アウデンティア を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[852 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[422 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[483 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[161 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[354 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
[251 / 500] ―― 《商店街》より安定な戦型
[182 / 500] ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
[118 / 500] ―― 《古寺》戦型不利の緩和
[44 / 500] ―― 《堤防》顕著な変化
[111 / 400] ―― 《駅舎》追尾撃破
[5 / 5] ―― 《美術館》異能増幅
―― Cross+Roseに映し出される。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
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エディアン 「・・・・・・・・・うわぁ。」 |
Cross+Rose越しにどこかの様子を見ているエディアン。
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
ノウレット
ショートの金髪に橙色の瞳の少女。
ボクシンググローブを付け、カンガルー風の仮装をしている。やたらと動き、やたらと騒ぐ。
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ノウレット 「こんちゃーっすエディアンさん!お元気っすかー??」 |
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白南海 「・・・・・・チッ」 |
元気よくチャットに入り込むノウレットと、少し機嫌の悪そうな白南海。
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エディアン 「あ、えっと、どうしました?・・・突然。」 |
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白南海 「ん、取り込み中だったか。」 |
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エディアン 「いえいえいえいえいえー!!なーんでもないでーす!!!!」 |
見ていた何かをサッと消す。
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エディアン 「・・・・・それで、何の用です?」 |
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白南海 「ん・・・・・ぁー・・・・・クソ妖精がな・・・」 |
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ノウレット 「コイツがワカワカドコドコうるせぇんでワカなんていませんって教えたんすわ!」 |
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エディアン 「・・・・・・・・・」 |
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エディアン 「・・・何かノウレットちゃん、様子おかしくないです?」 |
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白南海 「ちょいちょい話してたら・・・・・・何かこうなった。」 |
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エディアン 「え・・・・・口調を覚えたりしちゃうんですかこの子。てゆか、ちょいちょい話してたんですか。」 |
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ノウレット 「問い合わせ含め58回ってところっすね!!!!」 |
ノウレットにゲンコツする白南海。
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ノウレット 「ひいぅ!!」 |
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白南海 「いやそこはいいとしてだ・・・・・若がいねぇーっつーんだよこのクソ妖精がよぉ。」 |
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エディアン 「そんなこと、名前で検索すればわかるんじゃ?」 |
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白南海 「検索・・・・・そういうのあんのかやっぱ。教えてくれ。」 |
検索方法をエディアンに教わり、若を検索してみる。
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白南海 「――やっぱいねぇのかよ!」 |
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ノウレット 「ほらー!!言ったとおりじゃねーっすかー!!!!」 |
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白南海 「だぁーまぁー・・・れ。」 |
ノウレットにゲンコツ。
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ノウレット 「ひいぅぅ!!・・・・・また、なぐられた・・・・・うぅ・・・」 |
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エディアン 「システムだからっていじめないでくださいよぉ、かわいそうでしょ!!」 |
ノウレットの頭を優しく撫でるエディアン。
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エディアン 「ノウレットちゃんに聞いたんなら、結果はそりゃ一緒でしょうねぇ。 そもそも我々からの連絡を受けた者しかハザマには呼ばれないわけですし。」 |
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白南海 「・・・・・ぇ、そうなん・・・?」 |
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エディアン 「忘れたんです?貴方よくそれで案内役なんて・・・・・」 |
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エディアン 「あー、あと名前で引っ掛からないんなら、若さんアンジニティって可能性も?」 |
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エディアン 「そしたらこちらのお仲間ですねぇ!ザンネーン!!」 |
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白南海 「・・・・・ふざけたこと言ってんじゃねーぞ。」 |
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白南海 「まぁいねぇのは寂しいっすけどイバラシティで楽しくやってるってことっすねー!! それはそれで若が幸せってなもんで私も幸せってなもんで!」 |
こっそりと、Cross+Rose越しに再びどこかの様子を見るエディアン。
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エディアン 「さてあいつめ・・・・・どうしたものか。」 |
チャットが閉じられる――