［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

国境付近の山間、その場所にて敵国の動向を見張ること
それが今回、集められた何十人かの見習いの者に課せられたこと
敵兵が来なければ変わりなく、数人おれば捕らえ捕虜にせよ……
この人数ゆえ、そう難しいことではない。と語られはしていたが……

「ねえ、シャード……」
アクアが話しかけてくる
「シャードはさ、前に言ってたよね。故郷がずっと危なくて、だから自分が力になりたいって、それで騎士になったって
……自分でそうやって決めて、こうやって叶えられてるってさ、すごいこと……だよね」
「……ありがとうございます。まだ叶ったわけでは、ないですけどね
アクアさんも、家のためにこうやって努力していること尊敬しています」
「いいや、ダメだよ僕は。
兄弟たちの中で、僕だけ何をしても全然うまくいかなくてさ
厳しい訓練をすれば形になるかなって思ったけど、見ての通りで……」
「それでも……！」

私は挟むようにして、言葉を放った

「それでもあなたは、こうしてチャンスをつかもうとしてる
ずっとくすぶったままでいたり、諦めたりしていない
……それでいて、こうやって優しさを忘れていない
だからこそ、私は尊敬しているんです」

「……ははは、正直に言うじゃないか
僕じゃなかったら、皮肉に聞こえて怒ってるかもしれないよ？」

アクアはそう言いつつも、照れ臭そうにしていた

「……いつも君が一緒にいてくれてるおかげで、僕も少し形になってきたと思えるんだ
今までのルームメイトで、ここまで僕のこと慕ってくれたのは君くらいかもしれないな……」
「私は……アクアさんこそが騎士になるべき心を持つ人だと信じています」
「心……か。」

アクアは空を仰いで遠くを見つめ、語ろうとした

「シャード、今のうちに言っておきたいんだ
君の言う、騎士の————」

『敵影を確認した！！準備せよ！！』

「……続きは、帰ってからにしよう！
さて、活躍の場だ！」

アクアはそういって、背の翼を広げて持ち場まで飛んで行った


『敵の数は……！？
おい、なんだよこれは！一小隊……30人は来てるぞ！！』

その報告に場は騒ぎとなった
こちらは十数人……しかも戦いに不慣れな素人だらけだ
あれだけ安全だと言われていたのに……

「おい、どうすんだよこれ！？」
「逃げたほうがいいんじゃないか？」
「それじゃもう騎士になれない！脱走した奴はみんな追い出されるんだぞ！」
「命のほうが大切だろうが！」


陸戦兵の間では、もはや統率はバラバラになりつつあった
指揮を執る飛行騎兵の者は、そちらの集まりを抑えるのに必死だ
……私は声を挙げた

「ここは地形的に有利だ！陣形を組もう！
相手はまだ気づいていないだろう、不意打ちを仕掛けるんだ！
もはや卑怯も勲章も関係ない、救援が来るまで耐えるぞ！」

急に指揮を執り始めた私に反感を持つ者も多かっただろう
しかし、その場にいた見習い騎士の多くはコネで入団した者ばかり、実戦経験のある者はほとんどいなかった
私のことを知る者から少しづつ統制は戻り、待ち受ける準備はできた




その戦いは、悲惨なものになりつつも、半数の者は生き延びることができた
地形が味方したこともあり、救援が来るまでの間戦闘不能にした敵兵は2/3ほど……といったところか
しかし、誰がどれだけの名誉を得たかなど……その場の誰も、わかりもしなかった

「皆……すまない、本当によくやってくれた」
その場を仕切っていた若い教官の、飛行騎兵の者が部隊に語りかけた

「多くの死者が出てしまった、我々の責任だ
……今回のことで精神が摩耗していないならば、君たち皆を正式に騎士にできるよう取り繕う
償いにもならぬことだが……どうか、許してほしい」

疲弊した人々の中、教官は私に声をかけた
「シャードよ、君が地上の部隊を指揮してくれたんだな
この戦いでの名誉は、君が得るべきだ。君には……才がある」

「ありがたきお言葉です……ですが……」
私は、問いかけた
「アクアは……アクアはどうなったのですか？どこにも見えません
まさか……」

教官は、黙ったまま目を閉じ、首を横に振った

「……そんな……」



このことがきっかけで、私は真っ先に正式に騎士として認められることとなった
同じく戦いを共にした者たちは、多くが引退したが、同じく騎士となっていった

……元より戦う場が違ったとて、大切な友を守れなかった私は、本当に騎士となるべきなのだろうか……
この記憶は、今も私の心に楔として撃ち込まれ続けている



この実践演習が、雇いきれなくなった見習い騎士の口減らしであったことを知ったのは、それから遠くない先のことだった

ItemNo.20 エナジー棒 を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 活力10 防御10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。

命術LV を 5 UP！（LV25⇒30、-5CP）
武器LV を 5 UP！（LV80⇒85、-5CP）

ItemNo.19 すごい石材 から射程2の呪器『血塗られた大剣』を作製しました！
　⇒ 血塗られた大剣／呪器：強さ495／［効果1］体力20 ［効果2］－ ［効果3］自滅17【射程2】


エリカ(649) とカードを交換しました！

エリカ乱舞 （イディオータ）


アルヒェ を研究しました！（深度0⇒1）
アルヒェ を研究しました！（深度1⇒2）
アルヒェ を研究しました！（深度2⇒3）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

からす(213) は 皮 を入手！
ソンブラ(989) は 皮 を入手！
フューリー(879) は 皮 を入手！
シャード(1269) は 皮 を入手！

次元タクシーに乗り ウシ区 R-4：チェックポイント《古寺》 に転送されました！


からす(213) に移動を委ねました。

ウシ区 S-4（森林）に移動！（体調30⇒29）
ウシ区 S-5（森林）に移動！（体調29⇒28）
ウシ区 S-6（森林）に移動！（体調28⇒27）
ウシ区 S-7（山岳）に移動！（体調27⇒26）
ウシ区 T-7（山岳）に移動！（体調26⇒25）

採集はできませんでした。
　　 - からす(213) の選択は ウシ区 R-4：チェックポイント《古寺》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - からす(213) の選択は ウシ区 R-4：チェックポイント《古寺》（ベースキャンプ外のため無効）

［844 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［412 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［464 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［156 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［340 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［237 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［160 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［97 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［41 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［17 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破



　

　

　

　　　ぽつ･･･

　

　

　

　　　　　　　　　ぽつ･･･

　

　

　



　




　

　

　

　　　　　　サァ･･･――

　

　

　

雨が降る。

　

　

　

　

　

　




よく見ると雨は赤黒く、やや重い。

　




降ってくる雨を手で受け止める。

　

　

雨は手に当たると同時に赤い煙となり消えてしまう。

地面にも雨は溜まらず、赤い薄煙がゆらゆらと舞っている。

　

　




　

　

　

チャットが閉じられる――