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アキ 「わたしは…」 |
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蛇の目さん 「やれやれ、面倒なこった…」 |
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ハザマの荒野に佇む奇怪な美術品が、 来たる戦いの匂いを感じて動き出した……。 |

「くくく……」 |
| ――侵略の時は来た。 畏れを忘れた世界よ、光に呆けた眼を開くがいい。 |

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タウラシアス 「なんだ?お前ら、人間か? なんでこんな所にいるんだよハハハハ!遊ぼうぜ?」 |

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タウラシアス 「さあ俺に傷を付けてみろ!」 |




大きく開いた顎ががちりと噛み合わされる。 |
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タウラシアス 「さーてどいつから磨り潰してやるかな?」 |


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絶える風。船足を止める、凪の海。 |
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少しの忌避感、僅かな不安。 |
ほんの小さな禁忌が魚礁となり、寄り集まった噂が怪異の形をつくる。 |
「こんなでかい的に当てられないのか?」 |
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タウラシアス 「ハハハハハハハハハ!」 |


雄叫びと共に、長い腕で前方を大きく薙ぎ払う。 |
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タウラシアス 「おいおい、避けてもいねぇのに外すなよ?」 |
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タウラシアス 「おいおい、避けてもいねぇのに外すなよ?」 |
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タウラシアス 「テメェの目は飾りか?」 |
藻のような鬣の間から覗くただ一つの目が、赤くぎらつく。 |
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タウラシアス 「まあ待てよ、今サイコロに細工してんだからよ」 |


雄叫びと共に、長い腕で前方を大きく薙ぎ払う。 |
| ――其は船を呑む魔の海域。 ひとたびそう知覚すれば、それはもうそこに『在る』。 |
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タウラシアス 「おいおい、避けてもいねぇのに外すなよ?」 |
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タウラシアス 「このサイコロに命乞いでもするんだな?」 |

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タウラシアス 「イカサマだが気にするなよ!死ぬまで殴るのは同じだ」 |

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タウラシアス 「テメェの目は飾りか?」 |
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タウラシアス 「脆いなァ!」 |
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アキ 「おいていかないで…」 |


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サジタリテ 「そう上手くいくと思いました?」 |

「――潰れろ」 |
| 蛇の目さんのカード発動! |
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タウラシアス 「こっちから行くぜ!」 |

「こんなでかい的に当てられないのか?」 |
「こんなでかい的に当てられないのか?」 |
それは海から来たる、引きずり込む魔。 |
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タウラシアス 「ハハ!何発殴られたい?」 |

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タウラシアス 「脆いなァ!」 |
| 蛇の目さんのカード発動! |
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蛇の目さん 「…!…ったく、やってくれるねぇ…」 |
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アキ 「おいていかないで…」 |

ナイフのような爪が、加速度をつけて振り下ろされる。 |
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タウラシアス 「イカサマだが気にするなよ!死ぬまで殴るのは同じだ」 |

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タウラシアス 「おいおいおい、これで終わりか?」 |
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アキ 「どうして…」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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タウラシアス 「なんだよ、これで終わりか? ハハハ!手応えがねぇ!」 |

「……ちょっとくらい齧ってもいいか?」 |
