［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

ニレリアの机には手紙が残されていた。
”この手紙を読んでいる頃には”という出だしから始まり、
”一回この出だしで書いてみたかったんだよね”と続くその文章には、
伝えるのが遅くなったことへの謝罪と不死鳥の聖灰に関する考察が
まぎれもないニレリアの文字で語られていた。

曰く、不死鳥の聖灰の限界にニレリアは早いうちから気付いていたらしい。
おそらくどうあがいても自分が元に戻らないこと、それにより王の力が十全に発揮されないこと、
外の世界への道が潰えたことを理解して、そしてそれならばと、力を受け渡すことに決めた。

“この資格はニレリアを殺した者に譲渡する”。
適当に決めたルールが役に立ったよと綴られた文章に、彼の笑顔が浮かぶようだった。
ニレリアのことだ、本当に笑っていたかもしれない。

それはきっと、最後まで一緒に戦い抜く覚悟だった。
でも結局、終わらない結末を求めて僕らの旅は道を外れた。

こんな結末を迎えると分かっていたのなら、終わりなんて来てほしくなかった。
たとえ箱庭の中の人生だったとしても、一緒に居るだけで楽しかったというのに。




足元に擦り寄るカエルがゲコゲコと鳴いている。思えばこいつとも長い付き合いだ。
ニレリアが洞窟で拾って以来ずっと側にいて、気付けば居て当たり前の存在になっていた。

どうしてこいつのように、意味もなく側に居てくれる選択肢を選んでくれなかったのか。


煙草を咥えて、じりじりと長くなる灰を見つめた。
香りが恋しくて吸い始めたそれから、甘い花の香りが部屋を満たして脳の奥を痺れさせる。

机に腰掛けて天井を見上げると、“黄昏れてどうしたの”と声が聞こえてくるようだ。



あぁ、でも。自分でも同じことをしたかもしれない。

ニレリアが居なくなってからも、この世界は何も変わらなかった。
戦争は終わり、この世界は統一された。けど、結局は全てがこの世界で完結している。

誰もニレリアのことを覚えてはいない。人々の中では王はハイネであって、はじめからそうであったというのだ。

僕らはこの世界の仕組みに気付いてしまった。そして、そうでない世界があることを知った。
だからもうきっと、ただこの世界で生きていくことなんてできないのだ。


これまで、ただ示された道を歩いてきた。
そうするべきだと思ってきたし、それがこの世界のルールだったからだ。

しかし王の資格を譲渡された今、自らこの世界のルールを定める場所に立っている。
でも、もう横で歩いてくれる友達は居ないのに目的地なんて決まるわけがなかった。
ただ一緒に過ごして、一緒に外の世界を見ることだけが望みだったのだから。



紫煙の先でカエルが震える。返事でも口にしようかというように、両腕を広げた。

思えばこのカエルも、ニレリアが存在したことを証明する唯一の存在となった。
もしもこのカエルが居なくなって、手紙を捨ててしまえばきっと元の生活に戻ることだろう。
はじめから居なかった親友の代わりがきっと現れる。ここはそういう世界だ。



親友の残した銃はとても重たい。
指が震えていた。銃口が揺れて視界がぼやけていく。



銃口の先でカエルが跳ねる。
何か吐き出そうとするようにえづき、体をさざめかせた。


視線の先でうずくまった背中が液体のように激しく波打つと、そこから突然腕が生えた。
床を引っ掻いて反対を向いた背中には、2つの目玉が浮かんでいた。



現れた腕も目玉も一瞬のこと、まるでそれは幻のようで、すぐに元の姿を取り戻して何処かに消えた。
気付けば、カエルだけが首を傾げてこちらを見上げていた。

そうか、と目を閉じる。それはニレリアの最後の逆再生のようで、
溶け消えたそれは、まぎれもない親友の形をしていた。


ニレリアは消えた。もうどうにもならない。その事実は覆らない。
けれど、カエルと混ざり合って一つになっても、確かにそこに居た痕跡だけは残っている。

このカエルは、それを伝えたかったらしい。

だからどうというわけではない。元に戻るわけでもない。
ただ、微かな気配に少しだけ心が安らいだ。
皆が忘れてしまっても、そこに居たことだけはこいつが証明してくれる。
自分の頭の中だけじゃなくて、確かにここにあった。


ニレリアは、この世界から開放されることを祈ると言った。だったら、その願いを叶えよう。
こんなところで終わらせはしない。ここではない何処か遠くで君のことを忘れてやろう。
そこがきっと僕らの終着点だ。



一声鳴くと、すぐに胸元へと飛び込んできた。大した跳躍力だと、頭を撫でてやる。


これから先どうなるかはわからない。でもとりあえず今は、外の世界へ。

クリス(169) から エナジー棒 を手渡しされました。

ウレイ(419) に ItemNo.14 禁断じゃないタルト を手渡ししました。

ItemNo.6 エナジー棒 を食べました！
　体調が 1 回復！（17⇒18）
　今回の全戦闘において 活力10 防御10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

ウレイ(419) に ItemNo.2 翌檜 を送付しました。

変化LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）
付加LV を 5 UP！（LV67⇒72、-5CP）

ウレイ(419) の持つ ItemNo.15 シルバーアミュレット に ItemNo.7 毒牙 を付加しました！
レン(270) の持つ ItemNo.20 999.9 Sunglasses に ItemNo.21 毒牙 を付加しました！
すずめ(586) の持つ ItemNo.7 ゲーデル、エッシャー、バッハ に ItemNo.24 腐肉 を付加しました！

アレク(1215) とカードを交換しました！

ザワークラウト （クラウト）


イディオータ を研究しました！（深度0⇒1）
ビッグウェイブ を研究しました！（深度0⇒1）
セイクリットファイア を研究しました！（深度0⇒1）

アブソーブ を習得！
インデュース を習得！
サモン：ビーフ を習得！
フェイバリティズム を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ツクモ(106) は 轟石 を入手！
クリス(169) は 燐灰石 を入手！
ハイネ(416) は 瑪瑙 を入手！
ウレイ(419) は 瑪瑙 を入手！
ツクモ(106) は 不思議な雫 を入手！
ツクモ(106) は 羽 を入手！
ハイネ(416) は 毛 を入手！
ツクモ(106) は 毛 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
ハイネ(416) のもとに リビングミスト が泣きながら近づいてきます。
ハイネ(416) のもとに フェアリー が口笛を吹きながらこちらをチラチラと見ています。
ハイネ(416) のもとに インテリモンキー が空を見上げなから近づいてきます。

カミセイ区 T-2（山岳）に移動！（体調18⇒17）
ウシ区 A-2（山岳）に移動！（体調17⇒16）
ウシ区 B-2（山岳）に移動！（体調16⇒15）
ウシ区 B-1（山岳）に移動！（体調15⇒14）
チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - ツクモ(106) の選択は カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》
　　 - クリス(169) の選択は カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》
　　 - ハイネ(416) の選択は カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》
　　 - ウレイ(419) の選択は カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》

MISSION!!
カミセイ区 F-11：チェックポイント《商店街》 を選択！
　　 - ツクモ(106) の選択は カミセイ区 F-11：チェックポイント《商店街》
　　 - クリス(169) の選択は カミセイ区 F-11：チェックポイント《商店街》
　　 - ハイネ(416) の選択は カミセイ区 F-11：チェックポイント《商店街》
　　 - ウレイ(419) の選択は カミセイ区 F-11：チェックポイント《商店街》

［842 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［382 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［420 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［127 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［233 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［43 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［27 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　




　






　

　

　

落ち着きなくウロウロと歩き回っている白南海。





　




　

ゆらりと顔を上げ、微笑を浮かべる。

　













　

　

　






　




　

　




　




　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！