
ブラッドクルス
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これだから最近の若者は
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| キョウジ 「おや、これは奇遇な。 ……ま、ひとつ実験に付き合って貰いましょうか」 |
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田中田 哉太 「オネーサンこっちきて遊びません?」 |

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齎藤 颯 「あー、えっと……お手柔らかに……」 |

「……何事も経験、とは言いますけど~。 後ろで応援してるだけじゃダメ? まあダメですよねえ……ハイハイハイ……。」 |

| 濯木 龍臣 「遊ぼうぜ。」 |

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瞳が爛々と輝くのをどうして止められよう。 |

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ふつふつと沸き上がる憎悪を どうして止められる? |

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止められるわけがない。 止める気なんて────毛頭ない! |





今さら吐き出す言葉などない。何者も立ち止まる理由にはならない。 |

世界は今日も巡り廻る。何食わぬ顔で進み続ける。 |

それはそれとして、練習試合ぐらいは後ろで座って見学していたい。 |







とりあえず位置についた。 |





陽光。 ハザマの赤い空に、網膜を焼くような白が浮かぶ。 |

羽虫が鳴き喚いている。 |
視線。 |


| 濯木 龍臣 「焼けてぇヤツから前に出な!!!」 |

ゆらりとその影が揺れる。 |
視線。 |
視線。 |
空 が 裂ける。 瞬いて 蠢く。 |
Cross+Roseのログイン画面が、そこにある。 |


| 齎藤 颯のカード発動! |
ゆらりとその影が揺れる。 |
| キョウジ 「ちッ、大人しく殴られていろッ!」 |
そこに立ったまま動かない。 |
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齎藤 颯 「へへへ……ありがとう、元気になった……かも」 |
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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |

| 濯木 龍臣 「くたばれッ!」 |
| 濯木 龍臣 「失せな!!」 |
| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
| 濯木 龍臣 「チッ!」 |

| クリスのカード発動! |
視線。 |
ひとときの沈黙。 |
| キョウジ 「まったく、手のかかる」 |
| キョウジ 「まったく、手のかかる」 |
視線。 |
羽虫が鳴き喚いている。 |


羽虫が鳴き喚いている。 |
この場は観測されている。 |


| 暮泥 唯のカード発動! |
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田中田 哉太 「萎えるわ~」 |
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田中田 哉太 「出れない……出れない……出れない……」 |


| 濯木 龍臣 「チッ!」 |

ひとときの沈黙。 |
記憶 だけが ここに在る 己 を 証明 する。 |
心に留めろ。 魂に刻め。 忘れることは赦されない 。 |

| キョウジ 「まったく、手のかかる」 |
視線。 |

その人影が静かに揺らいだ。 |



| 濯木 龍臣 「焼けてぇヤツから前に出な!!!」 |

羽虫が鳴き喚いている。 |
視線。 |
そこに立ったまま動かない。 |
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(――すごく、嫌な手ごたえ) |

| キョウジ 「まったく、手のかかる」 |
そこに立ったまま動かない。 |
| キョウジ 「ちッ、大人しく殴られていろッ!」 |

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田中田 哉太 「ハートは心臓で、ポテトは芋です」 |
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田中田 哉太 「硫酸か塩酸のようにスゴイ……」 |


| 濯木 龍臣 「焼けてぇヤツから前に出な!!!」 |

| 濯木 龍臣 「やったか!?」 |
羽虫が鳴き喚いている。 |
視線。 |

ハザマの赤い空が この場を見下ろしている。 |
| キョウジ 「起き上がらない方が、痛い目を見ずに済みますよ?」 |
ゆらりとその影が揺れる。 |
視線。 |
羽虫が鳴き喚いている。 |
羽虫が鳴き喚いている。 |

| クリスのカード発動! |

| 暮泥 唯のカード発動! |
何かを忘れている気がする。 |

| 濯木 龍臣 「くたばれッ!」 |
| 濯木 龍臣のカード発動! |
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サフィー 「仮面を被れ、戦士の仮面をな」 |

明滅。光に紛れて、虚像が走り抜けていく。 |
視線。 |

その人影が静かに揺らいだ。 |

| 濯木 龍臣 「焼けてぇヤツから前に出な!!!」 |

| ダグラスのカード発動! |
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画家の筆先が、数多の挿絵を描き出す。それらは動く。本来あるべき物語での姿を真似て。 頁を渡る挿絵の列の一番後ろ、他の挿絵たちと同じようにして描き出された少年が、その絵筆を閃かせる—— =Tawamuregaki= temporada 3 - Eno.1350 |
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ゆらりとその影が揺れる。 |
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田中田 哉太 「バイブス下がって来た」 |


| 濯木 龍臣 「────ッ!」 |

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齎藤 颯 「俺なんかの攻撃受けてなんかくれないよね……そうだよね……」 |
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齎藤 颯 「普通そうだよね……」 |
明滅。光に紛れて、虚像が走り抜けていく。 |


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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
その人影が静かに揺らいだ。 |

| 濯木 龍臣 「BMP175で刻みな!」 |


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齎藤 颯 「俺なんかの攻撃受けてなんかくれないよね……そうだよね……」 |
ちか ちか と 光が視界を照らした。 |

| 濯木 龍臣 「……。」 |
| キョウジのカード発動! |
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次はちょっと痛いぞえ? |

羽虫が鳴き喚いている。 |
| キョウジ 「目測を間違えましたか?」 |

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齎藤 颯 「へへへ……ありがとう、元気になった……かも」 |



| 濯木 龍臣 「くたばれッ!」 |

静かに影が伸びていく。 |

| 暮泥 唯のカード発動! |
| ルナリウム 「遠慮なく受け取りなァ!」 |
| ルキアのカード発動! |
| キョウジ 「ちッ、大人しく殴られていろッ!」 |


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齎藤 颯 「へへへ……ありがとう、元気になった……かも」 |
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田中田 哉太 「白イろい目玉は可愛いよオ……」 |

| 田中田 哉太のカード発動! |
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アンジー 「この場で朽ち果て、息絶えろ。」 |


| 濯木 龍臣 「当たれッ!!」 |

| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
| 濯木 龍臣 「当たれや!!!!!」 |
視線。 |
視線。 |
ゆらりとその影が揺れる。 |
| ダグラスのカード発動! |
そこに立ったまま動かない。 |

| 齎藤 颯のカード発動! |
| <しばれる響きに身を伏せろ> <【鉄宿】奇巖の塊然水鶏> |
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齎藤 颯 「みんなのためだから……ごめんね」 |
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齎藤 颯 「普通そうだよね……」 |
ちか ちか と 光が視界を照らした。 |

| 濯木 龍臣 「……。」 |
ゆらりとその影が揺れる。 |
| キョウジ 「ちッ、大人しく殴られていろッ!」 |
| ルキアのカード発動! |

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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
| ダグラスのカード発動! |

| 濯木 龍臣 「────ッ!」 |
| 濯木 龍臣 「行くぞ!」 |
| 濯木 龍臣のカード発動! |
| キョウジ 「私の頭脳にかかれば、その程度の攻撃を予測するなど容易いこと」 |
| 濯木 龍臣 「なーーーに避けてんだテメェはよ!!!!」 |
| 濯木 龍臣 「くっ、くそが~……!」 |

灯りに呼び寄せられた羽虫が めまぐるしく飛び回っている。 |
| キョウジ 「まったく、手のかかる」 |
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田中田 哉太 「へー、それ使っちゃうん? ありよりの……なし♡」 |
そこに立ったまま動かない。 |
| キョウジ 「目測を間違えましたか?」 |
| キョウジ 「ちッ、大人しく殴られていろッ!」 |
羽虫が鳴き喚いている。 |
| キョウジ 「ちッ、大人しく殴られていろッ!」 |
| キョウジのカード発動! |
視線。 |

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齎藤 颯 「へへへ……ありがとう、元気になった……かも」 |

| 齎藤 颯のカード発動! |
| キョウジ 「私の頭脳にかかれば、その程度の攻撃を予測するなど容易いこと」 |
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齎藤 颯 「普通そうだよね……」 |
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齎藤 颯 「俺なんかの攻撃受けてなんかくれないよね……そうだよね……」 |

| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
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齎藤 颯 「俺なんかの攻撃受けてなんかくれないよね……そうだよね……」 |
ちか ちか と 光が視界を照らした。 |

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齎藤 颯 「へへへ……ありがとう、元気になった……かも」 |
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田中田 哉太 「ハートは心臓で、ポテトは芋です」 |
| 濯木 龍臣のカード発動! |
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りあな 「置いておくと 何かが来るかも?」 |


| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
陽光。そこにある人影が霞んで歪む。 |

明滅。光に紛れて、虚像が走り抜けていく。 |
| 濯木 龍臣 「おい……今の、オレを狙ったのか……?」 |
| キョウジ 「ちッ、大人しく殴られていろッ!」 |

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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
その人影が静かに揺らいだ。 |


| 濯木 龍臣 「ドタマブチ抜かれて死ねッ!」 |

| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
| 濯木 龍臣 「やったか!?」 |

陽光。そこにある人影が霞んで歪む。 |

| 濯木 龍臣 「……。」 |
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田中田 哉太 「ハートは心臓で、ポテトは芋です」 |
| ルキアのカード発動! |
羽虫が鳴き喚いている。 |

| 濯木 龍臣 「よく燃えるか、オレが試してやる!」 |

| 濯木 龍臣 「なーーーに避けてんだテメェはよ!!!!」 |

| 田中田 哉太のカード発動! |

| 濯木 龍臣 「……。」 |
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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
| 濯木 龍臣 「……。」 |

ハザマの赤い空が この場を見下ろしている。 |

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齎藤 颯 「へへへ……ありがとう、元気になった……かも」 |
その人影が静かに揺らいだ。 |
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田中田 哉太 「ハートは心臓で、ポテトは芋です」 |
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田中田 哉太 「出れない……出れない……出れない……」 |
| キョウジのカード発動! |

| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
| キョウジ 「私の頭脳にかかれば、その程度の攻撃を予測するなど容易いこと」 |
| 濯木 龍臣 「くっ、くそが~……!」 |
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齎藤 颯 「普通そうだよね……」 |

冷ややかな視線だけが贈られた。 |

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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
その人影が静かに揺らいだ。 |
| キョウジ 「はぁ。後のことはおまかせしますよ」 |
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3 0 0 1 1 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
4 2 0 2 3 1 |
3 0 0 0 1 0 |
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田中田 哉太 「ウチらは止められないよ。」 |

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齎藤 颯 「……すいませんでした」 |

「はい、お疲れさまでした……。 ベースキャンプにいる時ぐらい、ゆっくり休ませて頂きたいところですねえ。」 |

| 濯木 龍臣 「よし!オレ達の勝ちだ!」 |

