［基本］OK.　［戦闘］OK.　

「成れ果てる者が、いずれ出るらしいな」
　この人は、遠く果てに消えてずっと見えないでいたかと思えば、いつの間にかわたしの後ろにいたりする。
　身体が強いんだろう。だから、色んな場所を歩き回れるのだ。
　イバラシティの人とか、この世界をうろついているよくわからない生き物とかだって、怖いものは何もないのかもしれない。
「成れ果てる」
　わたしは地面に倒れていた。なぜだか急に頑丈になった身体は、私を襲うものの攻撃に耐えられることが多くなった。
　耐えて、耐えて、立ち尽くす。そうしているうちに相手が力尽きる。そういう風にわたしはやり過ごしていた。
　それでも、特別に強い相手、そう、守護者。
　守護者とやらには、全く歯が立たなかったけれど。
「世界への影響力の弱い者から、そうなると。身体の形状が変化する。最初に戦ったあの”ナレハテ”のようになる」
「……わたしが？」
「さて」
　この両腕がないのも、そういう変化の結果だったりするのだろうかと思ったけど、きっと違うんだと思う。
　わたしは最初からこうだったのだ。
「成り果てるのは、恐ろしいか」
「……ううん」
　よくわからないな、と思った。
　どろどろになってしまうのは怖いような気がするけれど、今だって何か特別にできることがあるわけでもないし。
　ああ、でも、
「何も考えられなく、なったりするのかな」
　それはなんだか、嫌かもしれない。目の前にいる人のことも考えられなくなるのが。

　例えば、この人が、どうしていつまでたっても私を完全に置き去りにしてしまわないのかとか。
　そういう考えを巡らせることもできなくなるのは、寂しいような気がするから。

ENo.421 エインモーネ とのやりとり

特に何もしませんでした。

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

少女(1001) は 轟石 を入手！
少女(1001) は 何か柔らかい物体 を入手！

特に何もしませんでした。

［822 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［375 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［396 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［117 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［185 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　










　





チャット画面に映る、４人の姿。

　

　






　







少しの間、無音となる。

　






くんくんと匂いを嗅ぐふたり。
















　

　

　

３人の様子を遠目に眺める白南海。





　

　

　

チャットが閉じられる――