［基本］OK.　［戦闘］OK.　［スキル］OK.　

滑り落ちたフードから少女の顔が覗く。

確かに探していた。
イバラシティに身を置くというのなら抗争に巻き込まれる可能性も考えられて、
異界の地に居ないかもしれない探し人。
いざそれらしき人物に出会えば彼女の髪が真っ白である事と赤い眼に気圧された。
カラーリングだけ違う妹の形をした何かの名前を呼ぶことを、俺は躊躇った。
肩に手をかけたまま石のように固まった俺に彼女は「離して」と何度も言った。

────ごぉ

と風が鳴った。警告音のようなそれが戦闘の開始を告げる合図だった。
彼女の髪が仄かに光を放っている。


「知らないわよ。」
「見たところあんたあっち側でしょう？
丁度いいから殺してあげる」

お互いに具現化させた武器の刃が重なり、彼女が地面を蹴って距離を取る。
重力を感じさせない軽やかな攻撃。
背を向けることも出来ない状況で、
反撃の意思を見せつつなんとか致命傷にならない傷で抑え込めないかと画策している。
自作した中ではナマクラを手に取った。


明らかに動揺した彼女。
距離をとっての撃ち合いが勢いを失っていく。

「私は……私は………私だって知らないわよ。」

もう関心が無くなったと言わんばかり。
彼女は見つけた時と同じ虚な目に戻って、そのフードをかぶり直した。


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　　　***


「お兄ちゃん」

目覚めてすぐ妹の伊吹と目が合った。
という事は魘されていたかもしれない。


「悪夢？」


妹と討ち合うとか悪夢でしかない。
やな夢と口にした以上、伊吹の出てくる夢だとはいえなかった。
俺は気分を切り替えられる事もなく、ただ静かに聞いてくれる伊吹に語りだした。



俺が夢で見ていたのはハザマの事だろう。
ハザマの記憶は夢みたいなもので、こちらに「切り替わった」と感じた瞬間からどんどん薄れていく。

「私なら…側に居たい…かもしれない。」
「居るだけで、迷惑にならないようにする。」

伊吹の目は戸惑うような、でも俺を見つめて答えを出してくれた。
聡く夢の内容を察してという気配ではなく、
単純に伊吹にとっての大事な人に俺をイメージしやすかったから、そんな感じだ。
思いっきり拒絶されてるのも、ちゃんと耳にした上でだろう。

呪術LV を 5 UP！（LV20⇒25、-5CP）
武器LV を 5 UP！（LV25⇒30、-5CP）

グラス(445) とカードを交換しました！

フラグメントブラスト （ツインブラスト）


五月雨 を研究しました！（深度0⇒1）
五月雨 を研究しました！（深度1⇒2）
五月雨 を研究しました！（深度2⇒3）

ファルクス を習得！
呪器作製 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ナオエ(1540) は 鉄板 を入手！
ナオエ(1540) は 不思議な食材 を入手！

ヒノデ区 B-14（道路）に移動！（体調3⇒2）
ヒノデ区 B-15（道路）に移動！（体調2⇒1）
ヒノデ区 B-16（チェックポイント）に移動！（体調1⇒0）

MISSION!!
ヒノデ区 B-16：チェックポイント《白い岬》 が発生！
　　 - ナオエ(1540) が経由した ヒノデ区 B-16：チェックポイント《白い岬》

［816 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［370 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［367 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［104 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［147 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　

　





　




チャット画面にふたりの姿が映る。

　





　





　








ドライバーさんから伝えられた内容に動揺している様子のふたり。

　





　

　

　

ザザッ――

　

チャットに雑音が混じる･･･

　

　

　




　

ザザッ――

　




　

ザザッ――

　




　




　

　

　

ザザッ――

　

　

　





　

　

　





　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！