
これだから最近の若者は
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ハザマに生きるもの
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田中田 哉太 「即興で考えたプロポーズの言葉を捧げて笑ったら負けゲームしない? 」 |

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齎藤 颯 「毎度毎度邪魔くさいなぁ……」 |

「…………。」 |

| 濯木 龍臣 「焼けるように熱ィんだ。 冷(さ)ましてくれよ────できるならな!」 |

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オオヤマアラシ 「ぶっ飛ばすぜぇぇッ!!」 |

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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |

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瞳が爛々と輝くのをどうして止められよう。 |

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ふつふつと沸き上がる憎悪を どうして止められる? |

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止められるわけがない。 止める気なんて────毛頭ない! |





悪を根絶することはできない。 |

悪を救うことはできない。 |

悪人であれ。 死力を尽くせ。 覚悟をもって “全う”せよ。 |
射殺せ。 正義ヅラした善人どもを。 |







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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |



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オオヤマアラシ 「本気、出していこうぜ・・・・・」 |


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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |
| 濯木 龍臣 「当たれッ!!」 |

| 濯木 龍臣 「当たれや!!!!!」 |
| 濯木 龍臣 「なーーーに避けてんだテメェはよ!!!!」 |


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オオヤマアラシ 「ここに勝機ありぃぃぃッ!!!!」 |

返事がない。 |

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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |
そこに立ったまま動かない。 |
| 濯木 龍臣 「チッ!」 |

この場は観測されている。 |

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オオヤマアラシ 「おるぁぁぁ―――ッ!!!!」 |

| 齎藤 颯のカード発動! |
| <しばれる響きに身を伏せろ> <【鉄宿】奇巖の塊然水鶏> |

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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |

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齎藤 颯 「こ゛わ゛い゛」 |
| 濯木 龍臣 「当たれッ!!」 |

| 濯木 龍臣 「ふざけんな!!!」 |
| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
| 濯木 龍臣 「くっ、くそが~……!」 |


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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |

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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |
| 濯木 龍臣 「くたばれッ!」 |
| 濯木 龍臣 「チッ!」 |

またひとつ 時計の針が進んだ。 |

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オオヤマアラシ 「ここに勝機ありぃぃぃッ!!!!」 |

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齎藤 颯 「へへへ……ありがとう、元気になった……かも」 |

視線。 |
| 濯木 龍臣 「────ッ!」 |

ハザマの空は 相変わらず赤いままだ。 |


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齎藤 颯 「こ゛わ゛い゛」 |
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田中田 哉太 「硫酸か塩酸のようにスゴイ……」 |
ゆらりとその影が揺れる。 |

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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |
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齎藤 颯 「こ゛わ゛い゛」 |
| 濯木 龍臣 「当たれッ!!」 |

| 濯木 龍臣 「当たれや!!!!!」 |
灯りに呼び寄せられた羽虫が めまぐるしく飛び回っている。 |
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オオヤマアラシ 「おるぁぁぁ―――ッ!!!!」 |
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田中田 哉太 「ハートは心臓で、ポテトは芋です」 |

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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |

| 暮泥 唯のカード発動! |
| ルナリウム 「遠慮なく受け取りなァ!」 |
この場は観測されている。 |
| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
| 濯木 龍臣 「なーーーに避けてんだテメェはよ!!!!」 |

ハザマの赤い空が この場を見下ろしている。 |
ちか ちか と 光が視界を照らした。 |

自身が今どこにいるのかを思い出した。 |
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オオヤマアラシ 「おるぁぁぁ―――ッ!!!!」 |
そこに立ったまま動かない。 |

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田中田 哉太 「オカアサンオカアサンオカアサンオカアサンオカアサン」 |
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田中田 哉太 「出れない……出れない……出れない……」 |
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田中田 哉太 「オカアサンオカアサンオカアサンオカアサンオカアサン」 |

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齎藤 颯 「へへへ……ありがとう、元気になった……かも」 |
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オオヤマアラシ 「おいおい、勝利の美酒が腐れちまうぞ・・・」 |
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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |


| 濯木 龍臣 「当たれッ!!」 |

| 濯木 龍臣 「ふざけんな!!!」 |
| 濯木 龍臣 「なーーーに避けてんだテメェはよ!!!!」 |
| 濯木 龍臣 「────ッ!」 |


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(――すごく、嫌な手ごたえ) |
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齎藤 颯 「俺なんかの攻撃受けてなんかくれないよね……そうだよね……」 |
陽光。そこにある人影が霞んで歪む。 |

数多の記憶が混じり合う。 |
羽虫が鳴き喚いている。 |
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田中田 哉太 「萎えるわ~」 |
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オオヤマアラシ 「ひどい・・・・・」 |
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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |

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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |
| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
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齎藤 颯 「普通そうだよね……」 |
灯りに呼び寄せられた羽虫が めまぐるしく飛び回っている。 |

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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |


| 濯木 龍臣 「当たれッ!!」 |


陽光。そこにある人影が霞んで歪む。 |

数多の記憶が混じり合う。 |

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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |


| 濯木 龍臣 「────ッ!」 |
陽光。そこにある人影が霞んで歪む。 |

自身が今どこにいるのかを思い出した。 |
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田中田 哉太 「ハートは心臓で、ポテトは芋です」 |

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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |
視線。 |
| 濯木 龍臣 「当たれッ!!」 |


灯りに呼び寄せられた羽虫が めまぐるしく飛び回っている。 |

「……ありがとうございます。」 |

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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |
| 濯木 龍臣 「チッ!」 |
| 濯木 龍臣 「これだ!」 |
| 濯木 龍臣のカード発動! |
| 濯木 龍臣 「なーーーに避けてんだテメェはよ!!!!」 |
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齎藤 颯 「普通そうだよね……」 |
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齎藤 颯 「俺なんかの攻撃受けてなんかくれないよね……そうだよね……」 |

| 齎藤 颯のカード発動! |
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(――すごく、嫌な手ごたえ) |


| 暮泥 唯のカード発動! |

「…………。」 |

| 田中田 哉太のカード発動! |
――手を伸ばしても、届かない。 |

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田中田 哉太 「バイブス下がって来た」 |
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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |

ゆらりとその影が揺れる。 |
| 濯木 龍臣 「BMP175で刻みな!」 |
静かに影が伸びていく。 |


| 濯木 龍臣 「……。」 |

| 濯木 龍臣 「────ッ!」 |
| 濯木 龍臣 「誰が焼けてもどうでもいい。」 |
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齎藤 颯 「普通そうだよね……」 |

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齎藤 颯 「普通そうだよね……」 |

この場は観測されている。 |

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齎藤 颯 「すごいな……どうなってんだろこれ」 |
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リビングミスト 「・・・・・・・・・」 |
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3 1 0 2 2 2 |
0 0 0 0 3 2 |
火 水 風 地 光 闇 |
1 0 0 0 0 8 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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田中田 哉太 「ウチらは止められないよ。」 |

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齎藤 颯 「もう会わないといいね」 |

「…………。」 |

| 濯木 龍臣 「オレ達の勝ちだ!」 |

