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「はて……此度の相手も手強そうだ」 |
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「では、どうぞよろしくね? “彼方”側のきみ」 |

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「さあ、“カズヒロ”。きみに役目をあげようじゃないか。 身を挺して子を守る、理想の親にぴったりのね」 |
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『 ……ああ、クソが 』 |

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(それは花の香を纏う。) |




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「はてさて。では手始めに」 |

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「はてさて。……此度は、少し趣向を変えてみようか」 |
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(花弁の匂いが密になってゆく。) |
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「コレは“ともだち”ではないけれど、分け身みたいなものといえるかな」 |
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『……』 |
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(花が形をとって、かげぼうしがふたりになる。) |

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(焼けた鉄パイプを叩きつける。) |

| 後遺症のカード発動! |
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「頼んだよ、ぼくの“ともだち”」 |

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(零れた血液が鋭く硬化する。) |
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(かげぼうしが佇んでいる。) |

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(不可視の手があなたに触れる。) |
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(白魚の手はあなたを指差す。) |
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『 ッ……化け物が、 これ以上、近づクな……! ──ァ……? 』 |
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「……おや。 ああ、ここまでみたいだね。 ありがとう。きみにもう用はないよ」 |
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「ふむ。はてさて、次はどう手を打つかな」 |
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『……』 |

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(不可視の手があなたに触れる。) |
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(風に仰がれ、砥がれた刃の如く。) |

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「大丈夫。ぼくはきみを傷つけたくはないんだ」 |
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(退された花弁は抵抗しない。) |
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(白魚の手はあなたを指差す。) |
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(風に仰がれ、砥がれた刃の如く。) |


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「頼んだよ、ぼくの“ともだち”」 |

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『……』 |


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(かどわかすような幻覚。) |

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(かげぼうしが佇んでいる。) |


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『……』 |

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(遠鳴りのように、こどもたちの声がする。) |
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(退された花弁は抵抗しない。) |
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(かげぼうしが佇んでいる。) |

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(薄紅が阻むように漂う。) |

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(白魚の手はあなたを指差す。) |
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『……』 |
| 後遺症のカード発動! |
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ウル 「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン♪助っ人こゃーん参上☆」 |


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(こどもは甘く語りかける。) |
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(かげぼうしはあなたを見ている。) |

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「頼んだよ、ぼくの“ともだち”」 |

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『……』 |


| 後遺症のカード発動! |
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(不可視の手があなたに触れる。) |
![]() |
(薄紅が阻むように漂う。) |


| ヨシノのカード発動! |


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(不可視の手があなたに触れる。) |
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『……』 |
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『……』 |

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(薄紅が阻むように漂う。) |

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『……』 |

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(遠鳴りのように、こどもたちの声がする。) |
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(風に仰がれ、砥がれた刃の如く。) |
![]() |
(白魚の手はあなたを指差す。) |
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『……』 |
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「ふむ。はてさて、次はどう手を打つかな」 |


| ヨシノのカード発動! |


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(遠鳴りのように、こどもたちの声がする。) |


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「暫し、戯れといこうか」 |





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(かどわかすような幻覚。) |





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「さあ、これはどうかな」 |


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(数多が、吹雪の如く波打った。) |

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「おや。なかなかやるね」 |
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(ぴしり。) (弾くように、その一枚を手放した。) |

| ヨシノのカード発動! |
| 花筐 咲 「つまるところ、動けなくなるのは痛みを感じるからなのです!」 |

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(かどわかすような幻覚。) |
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「少し痛むかもしれない。すまないね」 |


| ヨシノのカード発動! |
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「大丈夫。力を抜いて。誰も、きみを責めたりしないのだから」 |
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0 0 0 0 0 0 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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「ふむ、此度はこちらにツキがあったようだ。……悪いね。 志を持つヒトのことは好きなんだ。だから、本当に不本意なのだけれど」 |
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「──それじゃあ。これから先も気をつけてね。 きみさえよければ、また仲良くしておくれよ」 |

