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土を巻き上げながら草原を褐色の根が割り、 空を覆いながら幹が伸び、そこは見る間に森となる。 |
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《ふむ、きさまもあの街に与するものか? 付き合ってもらうぞ、しばしの間》 |
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巨大な右手が宙を舞う |
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巨大な左手がその拳を握り締める |
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息を吸う、息を吐く |
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瞳が黄色く濁る |
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《いくらかぶりに街のものらしい姿に出会ったな。 おれの知る人間とは、手と腕がいくらか違っているようだが》 |
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《その両の大拳、それがきさまの異能とやらか? そこらで鳴いていた手袋どもよりは、よほど腕の立ちそうな連中よ》 |
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《まあいい。それがいかなる由を持とうとも、これからに違いのあろうはずもない。 おれとて、振るえる枝根の数ならば負けてなどいないとも!!》 |


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《走れ、走れ! 逃れられるものならな!》 |

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《走れ、走れ! 逃れられるものならな!》 |
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握った右手を前に突き出す |

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容赦なく振り下ろす。 |

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容赦なく振り下ろす。 |

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地を割らんとする勢いで。 |

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空を切る鞭じみた音とともに。 |

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《おれの命、そう何度もくれてやるほど安くはないぞ》 |
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容赦なく振り下ろす。 |

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地を割らんとする勢いで。 |
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息もつかせぬ追撃。 |


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打つ枝が不規則な拍を刻む。 |

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打つ枝が不規則な拍を刻む。 |

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打つ枝が不規則な拍を刻む。 |


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ひときわ太い枝が横薙ぎに、主を守らんとする両の手を制するように動き、 |
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同時に両手を統べるものを狙い澄ます、地より伸び上がる根!! |
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《行け、奴に一撃見舞ってやるがいい!》 |
| 森のカード発動! |
| ギンカ 「えいえいえいえーいっ!やっつけちゃうの!」 |

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《あれで終わりとは、無論思ってはいまい!!》 |

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溢れる樹液がさながら矢のように。 |
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《己の力量を悟るがいい!》 |
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カードを握る手に力を入れる |
| おぺらのカード発動! |

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溢れる樹液がさながら矢のように。 |
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《己の力量を悟るがいい!》 |
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「――ッ!! これはまずい!」 |
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0 0 0 0 0 0 |
0 2 0 1 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 2 0 1 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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《追う暇すら与えられんか。 あの拳どものみならず、奴そのものの身のこなしもなかなか見事なものだな》 |
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《行くならば深追いはしまい。 逃げるものをわざわざ追うよりも、来るものを迎え撃つほうがよほど手間がない》 |
