［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

瓦礫の山を闊歩する黒い動物の影。

こちらの存在に気が付くと、待ってましたとばかりに同数の獣が眼前に立ち並んだ。




森林や草原の獣とは違う、ということなのだろう。

次元タクシーの運転手が口にしていたが、チェックポイントを利用するには『開放』しなければならないのだと。

開放が何を意味するのかを考えあぐねていたが、ようやく合点がいったというところか。




獣と表現したが、正確には偶蹄目……角の形状からして鹿の類だろうか？

全身は影のように黒く、そして影と同じく実体があるようには見えない。




最前線で味方を援護しながら、新たに共闘を組んだ『矢ヶ崎　空』という人物を一瞥する。

彼女がどんな人物かは実のところユイにもよくわかっていない。

切欠は単純に互助と戦力補強という目的が一致したのでスカウトした、といったところである。

外見はイバラシティの古い民族衣装に身を包んでおり、年齢はこちらより上のように見える。




こう言っては何だが、戦力に関しては期待はしていなかった。

彼女が弱そうに見えたとかそういう話ではなく、最初から共闘相手に過剰に期待するのは危険だという判断である。

王子様を護衛するという任務がある以上は最悪を想定して動くのがベストだろう。

戦力補強が弾除けくらいだとしても、自力で切り抜けられる作戦でないと簡単に破綻しかねない。

しかしながら、彼女の初動でそれは杞憂だということを理解した。




鹿が一匹、あっという間に灰燼に帰した。

特に示し合わせていたつもりはないのだが、彼女の斬撃が影の獣を捉えて一匹ずつ消し飛ばしてゆく。




獣の群れを処理し終えたところで、それは確信へと変わった。

推測するに、彼女もこちらの戦力を信用していないということだ。

単身でもなんとかなるように立ち回っていて、こちらの攻撃をあてにしてはいない。

互いが互いを信用せずに最大火力で戦ったのだ、全員が協力して全力で叩き潰した図にしか見えない。

それが結果的に不思議な噛み合い方をして、連携して討伐しているように見えるのだから皮肉なものである。

お互い思考が同じであれば行動も似通うことだろう。




似た思考である、ということは彼女も彼女なりに力を駆使して成し遂げたい目的があるのだろう。




思考を巡らせていると、瓦礫の山に光の六角柱が空に伸びた。

まるで解放されたということを周囲に示しているかのように。

4人は吸い込まれるようにチェックポイントに入っていくのだった。

空(1000) に ItemNo.6 古雑誌 を手渡ししました。

レオン(974) に ItemNo.14 ボロ布 を送付しました。

変化LV を 5 UP！（LV0⇒5、-5CP）
装飾LV を 5 UP！（LV40⇒45、-5CP）

空(1000) の持つ ItemNo.12 柳 から装飾『菫色の風鈴』を作製しました！
レオン(974) の持つ ItemNo.13 爪 から装飾『蹄鉄のペンダント』を作製しました！
レア(976) の持つ ItemNo.6 古雑誌 から装飾『四葉のブレスレット』を作製しました！

レア(976) により ItemNo.16 美味しい果実 から料理『果実たっぷりふわふわパンケーキ』をつくってもらいました！
　⇒ 技巧料理！［ 1 5 2 = 8 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ 果実たっぷりふわふわパンケーキ／料理：強さ107／［効果1］攻撃10 ［効果2］防御10 ［効果3］強靭15

カズキ(1407) とカードを交換しました！

【File09-Case02】 （ウォーターフォール）


レーザービーム を研究しました！（深度0⇒1）
マーチ を研究しました！（深度0⇒1）
セイクリットファイア を研究しました！（深度0⇒1）

ガードフォーム を習得！
クリーンヒット を習得！
環境変調耐性 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

レオン(974) は ラベンダー を入手！
ユイ(975) は ラベンダー を入手！
レア(976) は 山査子 を入手！
空(1000) は ラベンダー を入手！
ユイ(975) は ネジ を入手！
空(1000) は 鉄板 を入手！
レオン(974) は 毛皮 を入手！
レア(976) は ダンボール を入手！
レオン(974) は ダンボール を入手！

チナミ区 M-15（草原）に移動！（体調6⇒5）
チナミ区 N-15（森林）に移動！（体調5⇒4）
チナミ区 O-15（森林）に移動！（体調4⇒3）
チナミ区 O-16（森林）に移動！（体調3⇒2）

MISSION!!
チナミ区 O-16：梅楽園 が発生！
　　 - レオン(974) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園
　　 - ユイ(975) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園
　　 - レア(976) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園
　　 - 空(1000) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園

［707 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［297 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。

　








　





　

ふたりの背後から突然現れる長身。





　




ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。

　





　




ふたりの反応を気にすることなく、




前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。




　

そう言って、さっさと姿を消してしまう。

　

　

　






うーん、と悩むふたり。

　




白南海の姿が消える。

　





チャットが閉じられる――

ハザマのなか、咲き乱れる梅の木たち。

梅林にはほんのりと良い香りが漂う。

その景色は美しく見えるが、同時に異様にも映る。

　

園内を進んでいくと、周囲の梅の木がざわめく･･･






木が不自然に捻れ、音を立てる。

ボコッと地面から根が飛び出し、木が"歩き"はじめる･･･