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「……一人でも、複数でも変わらない。 立ちふさがる敵は磨り潰す」 |

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枢木 「花と土の匂いがすると思えば……ああ、お出ましか」 |

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巨大な土塊がその身体を引き摺るように歩む―― |

| 緋染の白花 「ふふっ、私を止めたければ掛かっておいでなさい、イバラシティの守護者さん?」 |
| 緋染の白花 「さぁ、どうぞ抗ってみせてください」 花の姿の化け物はあなたたちに冷ややかな笑みを向ける |
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「ここから先は後戻りできないぞ」 |
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「陸・十九号、これより防衛戦を開始する。 ……背後は任せたぞ、相棒」 |

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土塊に唯一咲く花、のようなものがずるりと動く。 |

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<<さあ、綺麗な土地のため、あなたを穢す悪い者たちを退治しましょう? ……『頑張って』、ね……。>> |
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土塊の頂上に座した女が囁く。 ――その言葉に呼応するように、土塊に活力が漲る――異能の力―― |
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土塊 「……うん。おで、がんば、る……。」 |

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「…………、――…」 「…………やる…………」 「…………、――…」 「…………やる………………やらせ、ない……」 土塊は傍らの少女と地面をじっと見ている―― |

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枢木 「了解、俺の背後も任せたよ。 ……自分を見失わない様にね、“佳仁さん”」 |


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「耐えてみろ」 |

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「見易い、もっとうまくやれ」 |
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枢木 「キンと冷えたやつをくれてやるよ」 |

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切先で突き穿つ |

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枢木 「ガンガンいこうぜ、って言うんだったかな」 |
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枢木 「もう一つおまけ、ってやつ。――ああ、三つかな」 |

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――塵は塵に 灰は灰に |

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土塊の背後から影が飛び出── |
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──にまりと笑う花の魔物が、相手の懐に飛び掛かる! |

| 土塊と黄花のカード発動! |
| 十九号のカード発動! |
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「――まだいける」 |
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枢木 「――それ、俺に頂戴よ」 |

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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |
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枢木 「無理は禁物、でしょ」 |



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「そこだ」 |
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「────!!」 声にならぬ叫びと轟々たる響きが辺りを埋め尽くす──! |
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枢木 「その痛み、俺が“預かって”あげよう」 |


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「戦闘、続行」 |
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「――まだいける」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
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枢木 「ほら、整えておこうか」 |
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突如、力を失ったかのように その攻撃は届かなかった |
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枢木 「くそっ」 |

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≪このままでは、花 "わたしたち"が散らされてしまうわ。≫ |
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土塊の身が震える。 「だめ、やだ、ゆるす……ない………… ど、け…………」 |
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≪……そう、それでいいのよ。ふふ。≫ |
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枢木 「無理は禁物、でしょ」 |

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「どうもな」 |


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「そこだ」 |
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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |
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「遅い」 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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枢木 「その痛み、俺が“預かって”あげよう」 |

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枢木 「ちょっとお痛が過ぎるよ、お前」 |
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「有難い」 |

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切先で突き穿つ |

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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |

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「戦闘、続行」 |
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「――まだいける」 |
![]() |
枢木 「ほら、整えておこうか」 |
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枢木 「お前の力、利用させてもらうよ」 |
![]() |
「有難い」 |

![]() |
「戦闘、続行」 |
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「――まだいける」 |
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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |
![]() |
「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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枢木 「さて、今の内に……」 |
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枢木 「お前の力、利用させてもらうよ」 |
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「ぼくのこともだが、自分の治療も忘れんなよ」 |
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枢木 「もう一つおまけ、ってやつ。――ああ、三つかな」 |

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切先で突き穿つ |

| 緋染の白花のカード発動! |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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≪奪われたぶんは、取り返すほか無いでしょう?≫ 土塊の背後から数本の根が伸びる。 |


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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
![]() |
枢木 「ちょっとお痛が過ぎるよ、お前」 |
![]() |
「ぼくのこともだが、自分の治療も忘れんなよ」 |

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「戦闘、続行」 |
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「――まだいける」 |
| 十九号のカード発動! |
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めーて 「もっと燃えるがいいわ!」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
| 土塊と黄花のカード発動! |
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「どこを見ている?」 |
| 緋染の白花のカード発動! |
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神社の御守り。『交通安全』と書いてある。 自動車の体当たりから守ってくれるなら、目前の敵の攻撃からも守ってくれるさ!きっと多分! |
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枢木 「ちょっとお痛が過ぎるよ、お前」 |
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「どうもな」 |
| 枢木のカード発動! |
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ユミール・ハルトマン 「運と度胸だけでは勝負に勝てない。賭け事に必要なものは別にある!」 |

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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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枢木 「ほら、整えておこうか」 |
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枢木 「ちょっとお痛が過ぎるよ、お前」 |
![]() |
「どうもな」 |
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枢木 「もう一つおまけ、ってやつ。――ああ、三つかな」 |

![]() |
≪奪われたぶんは、取り返すほか無いでしょう?≫ 土塊の背後から数本の根が伸びる。 |
![]() |
「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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枢木 「ほら、整えておこうか」 |
![]() |
枢木 「逃がすかっ」 |
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枢木 「くそっ」 |

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「狙い撃つ」 |
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切先で突き穿つ |

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風に流されたかのように その攻撃は大きく逸れていった |
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「……ちっ」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
![]() |
枢木 「避けてくれるなよ」 |
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枢木 「もう一つおまけ、ってやつ。――ああ、三つかな」 |

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≪奪われたぶんは、取り返すほか無いでしょう?≫ 土塊の背後から数本の根が伸びる。 |
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「遅い」 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |
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≪奪われたぶんは、取り返すほか無いでしょう?≫ 土塊の背後から数本の根が伸びる。 |
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「どこを見ている?」 |

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「強めに行く」 |
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「……、……」 なにもされていない。ならば、土塊は何もしない。 |
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「……起動修正。速度をあげる」 |
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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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枢木 「さて、今の内に……」 |
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枢木 「逃がすかっ」 |

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上から下へ斬り下ろす |
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≪奪われたぶんは、取り返すほか無いでしょう?≫ 土塊の背後から数本の根が伸びる。 |
![]() |
「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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枢木 「ガンガンいくよ」 |
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「……、……」 なにもされていない。ならば、土塊は何もしない。 |
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枢木 「ちょこまかと……」 |

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上から下へ斬り下ろす |
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枢木 「避けてくれるなよ」 |
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<<大丈夫よ。そのままのあなたでいれば、大丈夫。>> |
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相手の攻撃など意に介さず、そっと土塊の頭部を撫でる。 <<……ね?>> |
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枢木 「くそっ」 |

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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |
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枢木 「逃がすかっ」 |
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突如、力を失ったかのように その攻撃は届かなかった |
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枢木 「くそっ」 |

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「戦闘、続行」 |
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「――まだいける」 |
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枢木 「――させるかよ」 |

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「ぼくのこともだが、自分の治療も忘れんなよ」 |


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「狙い撃つ」 |
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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
![]() |
枢木 「さて、今の内に……」 |

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上から下へ斬り下ろす |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
![]() |
「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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枢木 「休ませてやらないよ」 |
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<<大丈夫よ。そのままのあなたでいれば、大丈夫。>> |
![]() |
相手の攻撃など意に介さず、そっと土塊の頭部を撫でる。 <<……ね?>> |
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枢木 「くそっ」 |


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切先で突き穿つ |



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枢木 「凍えるかもな、っと」 |
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枢木 「休ませるつもりはないから」 |

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「――次」 |
| 十九号のカード発動! |
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めーて 「もっと燃えるがいいわ!」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
| 土塊と黄花のカード発動! |
![]() |
「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
| 緋染の白花のカード発動! |
![]() |
神社の御守り。『交通安全』と書いてある。 自動車の体当たりから守ってくれるなら、目前の敵の攻撃からも守ってくれるさ!きっと多分! |
![]() |
「……、……」 なにもされていない。ならば、土塊は何もしない。 |
![]() |
枢木 「ちょこまかと……」 |
| 枢木のカード発動! |
![]() |
ユミール・ハルトマン 「運と度胸だけでは勝負に勝てない。賭け事に必要なものは別にある!」 |
![]() |
<<大丈夫よ。そのままのあなたでいれば、大丈夫。>> |
![]() |
相手の攻撃など意に介さず、そっと土塊の頭部を撫でる。 <<……ね?>> |
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枢木 「くそっ」 |


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枢木 「さて、今の内に……」 |
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枢木 「キンと冷えたやつをくれてやるよ」 |
| 土塊と黄花のカード発動! |
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<<ちっ……!>> |
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<<……、>> |
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憤る感情はいっそう土塊を使い物にならなくさせる。 ゆえに、隠し通すように、土塊には優しく語りかける。 |
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<<また次にやり直せばいいのよ。今みたいに、ね。>> |
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土塊 「……うん……」 |

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「串刺しになりたくなきゃ避けろ」 |
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枢木 「ガンガンいくよ」 |
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枢木 「くそっ」 |
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枢木 「もう一つおまけ、ってやつ。――ああ、三つかな」 |
![]() |
枢木 「くそっ」 |

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「――次」 |
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枢木 「ほら、整えておこうか」 |
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枢木 「キンと冷えたやつをくれてやるよ」 |
| 緋染の白花のカード発動! |
| 0 0 0 0 0 0 |
0 9 0 0 0 0 |
1 0 0 2 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
1 2 0 7 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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「……こんなこともある」 |
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枢木 「……面倒臭いな」 |
| 緋染の白花 「悪くはありませんでしたよ。 次回はもう少し頑張ってくださいね?」 薄く笑うと、疲れの見えない足取りで立ち去るだろう |
