
[707 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[297 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
―― Cross+Roseに映し出される。
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白南海 「・・・・・ぁァ?」 |
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エディアン 「おやおや!」 |
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。
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白南海 「まぁた呼び出しやがってこのアマァ・・・・・ひとりで居ろってあんだけ――」 |
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エディアン 「いや今回は呼んでませんって。私。」 |
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白南海 「チッ・・・・・今から若と入れ替わってくれませんかねぇアンタ。」 |
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エディアン 「若?何言ってんですか?」 |
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白南海 「何でもねぇっすよ・・・」 |
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ソージロウ 「・・・・・・ぁー、いいですか。」 |
ソージロウ
黒い瞳、黒いもじゃもじゃ頭。
常にダルそうな猫背で長身の青年。
デニムパンツにTシャツを着ている。
ふたりの背後から突然現れる長身。
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白南海 「・・・ッ!!っちょ・・・ぅお・・・・・」 |
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エディアン 「わっ・・・・・びっくりしたぁ・・・・・」 |
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ソージロウ 「・・・・・・・・・・・・」 |
ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。
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エディアン 「あら貴方は!ロストのおひとりじゃないですか!!」 |
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白南海 「・・・・・何でこう急に出てくる奴が多いんだッ」 |
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ソージロウ 「・・・・・・・・・あのぅ。」 |
ふたりの反応を気にすることなく、
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ソージロウ 「・・・ゲーセン。ゲーセンあったら教えて。」 |
前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。
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ソージロウ 「格ゲー、できるとこ。・・・・・・そんだけ。」 |
そう言って、さっさと姿を消してしまう。
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エディアン 「消えちゃった・・・・・口数の少ない、物静かな子ですねぇ。」 |
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白南海 「ゲーセン、ゲーセンっすか。 雀荘じゃダメかね。行きつけならたまに格闘もあるんだが。」 |
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エディアン 「うーん、私もあまり詳しくないですねぇ。専らスチー・・・・・あぁいや、なんでも。」 |
うーん、と悩むふたり。
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白南海 「・・・・・・・・・ぁ、こうすりゃよかったっけな。そういや。」 |
白南海の姿が消える。
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エディアン 「・・・退室の仕方は覚えたんですか。よくできました・・・っと!」 |
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エディアン 「お役に立てずごめんなさい。私なりにも少し探してみますね!」 |
チャットが閉じられる――