［基本］OK.　［戦闘］OK.　

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　気付くと俺は、探偵だった。

　いつから探偵をしているのか。
　どこから来たのか。
　なぜ探偵になったのか。
　その記憶すら、靄がかかったように曖昧で。

　気付くと俺は、探偵だった。

　
　秘密をタバコに変える手帳と、チャコール=タールという名前。
　そして、探偵であるという謎の自覚。
　俺が持っていたものはそれだけだった。
　だから、俺は探偵だった。
　探偵以外の何物でもなかったのだ。

　気付くと俺は、探偵だった。


　適当な場所に事務所を構えて。
　自堕落に日々を過ごし、たまに来る依頼人の秘密を呑み。
　人を探したり猫を探したり、事件の謎を解いたり。
　潮時になると別な街に事務所を構えて。

　気付くと俺は、探偵だった。

　そんなことを繰り返しているうちに、随分と遠くまで来てしまったようだ。
　いつの間にか名前も、鍛炭灰郎になっていた。
　だが俺のすべきことは変わらない。
　謎を解いて、タバコを吸う。
　俺は探偵であればいいのだから。

　さあ、この街には、一体どんな秘密があるのだろうか。

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　気付いた時には、俺はこの不思議な手帳を持っていた。
　黒い革張りの表紙で、シャツの胸ポケットに収まるくらいの手帳だ。
　もちろん普通の手帳としても使うことができる。
　だがこの手帳は、俺が使った時だけ、不思議な力を持つようだ。
　この手帳に書いた「他人の秘密」は、タバコへと姿を変えるのだ。
　なぜなのかはわからない。
　そして、なぜ俺がそれを知っているのかもわからない。
　しかし、この便利な力を使わない手はなかった。
　秘密さえあれば、美味いタバコが喫めるのだ。
　俺はそのために、探偵という立場を存分に利用し、依頼人の秘密を喫んできた。
　これまでもずっとそうしてきた。
　これからだってずっとそうする。
　そうだ身勝手だ。だがこれが俺の生き甲斐だ。
　俺は上質な秘密を求め、ハザマでも依頼を探すことにした。

ENo.593 Hǝɯɐʇᴉʇǝ とのやりとり

特に何もしませんでした。

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

―― ハザマ時間が紡がれる。

　





　




Cross+Roseの音量を調整する。

　








　




Cross+Roseにロスト７名の容姿と簡単なプロフィールが映し出される。

　









　













　

　





　

チャットが閉じられる――