左半身を中心に何か異次元の機械と置換されている人型の生物。
性別は無い。
躊躇いというものが嫌いでせっかち。
誰もが焦り、間違いを犯し、肝心な場面に間に合わないという事実を好む。
異能:已送り
効果①
きちんと一つ一つ手を抜かずに行っていたならば絶対に失敗するはずのない行動が行われている時、その手順の内のいくつかが無作為にスキップされ、代わりに全く異なった手順が挿入される。該当する行動を行っている者は手順変更後も何をするべきなのか認識することはできるが、それを実際に遂行できるかは分からない。
効果②
効果①でスキップされた手順は記録蓄積されており、自分や他人の行動手順と作為的に交換可能。ただし一度に記録しておける手順の数は有限であり、交換を行うことで記録から消費される。記録できる手順の最大数は成長と共に増える。
主に効果②を使って戦うが、そもそも効果①は当キャラクターの制御下にはない。
能力使用例
(状況)
Aさんは相思相愛の恋人にプロポーズを行う。結婚はかねてからの彼女の望みだった。
(Aさんの取りたい行動)
いつものようなデートの後にいつもよりお高めな店に食事に誘う
→予約していた席に着き、食事と会話を楽しむ
→デザートの後、手配していたボーイから花束を受け取る
→練習を重ねた愛の言葉とともに花束を彼女に手渡す
→さりげなくカードで会計
→彼女からほぼ確実に良い返事をもらい、両親への報告の相談などをしながら帰路に就く
→一晩中イチャイチャラブラブ(最終目標)
HAPPY END!!!
(実際の行動)
いつもよりお高めな店に食事に行く(デートをスキップ)
→予約していた席に着き、食事を楽しむ
→デザートの後、手配していたボーイから花束を受け取る
→練習を重ねた愛の言葉と共に花束をボーイに渡す
(会計スキップ)会計はボーイがしてくれた
→ボーイに大胆にも迫り、唇を奪う。(無作為に挿入された手順)
→ホテルに向かう。(無作為に挿入された手順)
→一晩中イチャイチャラブラブ(目標達成)
HAPPY END!!!
こんな感じの珍事件が周囲で勝手に発生する。
能力範囲は不明瞭だが、効果①は2ヵ所以上で同時には発動しない。それだけ気を付ければ何とかなると良いことであるなあ。
ちなみにAさんが無作為に挿入された手順を無視しようとした場合、彼は二度と他人と愛し合うことはできなくなっていたので、上の例はまごうこと無きハッピーエンドである。
ユキバが居なければそうはならなかった?仮定で物事を語るのは止めよう。