「力を持つ者には責任が与えられる。力を与えられた人間は、その力を社会に還元しなければならない。僕が果たすべき責任は、この力を使って人の命を救うことだ」
コンビニで酒を買っては飲んだくれている謎の外国人、ダネル・ウェッジウッド。
どうやら絵描きをしているらしいが、あまり売れていない様子。
人柄は穏やかで、情に厚い。困っている人が居れば手を差し出さねば気がすまない。
よく全てに絶望をしたような、暗い顔をしているため、子どもによく泣かれるのが悩み。
そんな彼の異能は、【死を見ることができる】というものである。具体的には、意識せずとも『間近に死を迎える人間の顔が、死後の顔に見えてしまう』という異能である。
一度見えてしまった死に、抗うことはできない。それでも。
「力」には「責任」が伴うことを信じている彼は、挫けながら、自暴自棄に陥りながら、時には酒に溺れながら。それでも、決して足掻くことをやめずに、他者の命を救う為に奔走する。たとえ、それが無駄骨にしかならないと気づいていたとしても。
人間体(ダネル・ウェッジウッド)プロフ絵
http://tyaunen.moo.jp/txiloda/picture.php?user=suzuoka&file=var.png
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彼の正体は、首無し騎士ヴァリシュワールと呼ばれる存在である。彼はイリュジオーム・スティッジと呼ばれる異世界の民間伝承に登場する存在である。
イリュジオーム・スティッジの多くの地域では、子供が親の言うことを聞かない時に「言うこと聞かないと、ヴァリシュワールが来てお前の首を持っていってしまうよ」と言い、言うことを聞かせているという。
親から子へ。そしてその子もやがて親になり、新たな子へ。悪い子供の首を持っていってしまうというヴァリシュワールの伝承は、このようにして数百年の間語り継がれてきた長い歴史がある。
また一部の地域では、老若男女関係なく無慈悲に首を潰して回る忌まわしい死神として恐れられてもいる。
実際の彼は、「定められた時間」を迎えた命を刈り取ることを仕事としている。
つまり、死すべき運命にある者を探し出し、正しく死を迎えさせる、終わりの運命を告げる冥府よりの使者である。
運命通りの死を与える際には、障害となるあらゆる物理的・魔術的・その他森羅万象の干渉を退けながら何処までも追跡し、確実に無慈悲な死を与えると言われている。
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二つ名:巨影の首なし騎士
種族:幻想種/デュラハン?
性別:男であった。しかしその身は既に異形と化している
年齢:656歳
身長:289cm
体重:332kg
好き:いつか手にした愛
嫌い:既に忘れてしまった
趣味:酒を飲むことだった
※イラストはギョーマさんに頂いたものです。