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―― 耳を圧迫するような、風のなびき。 大きな翼が、上空で羽ばたき―― 急降下してきた!木々の葉が吹き飛ばされる! 大烏の化け物が現れた! |

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ハザマの大地を踏む黒鉄の音。 暗い諦観を瞳に宿した男が、剣を構える。 |
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ミニパンダ 「わたしミニパンダ、よろしくね!」 |
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呼吸に肩が上下する。 |
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深く吐き出される息。震えるその末尾。 |
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体の前に剣を構える。 |
黒い鎧の内側で、肉の蠢く気配がする。 |
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『ひとつ 東に卑怯者』 |

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『ふたつ深い、絶望の底』 |

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『みっつ 惨めに這いずり回って …』 |



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ミニパンダ 「もうナリフリ構ってられるかあぁぁぃぃぃッ!!!!」 |
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ダーシャ 「——」 |
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『あら?行く手を阻むのは誰?誰かしら! 』 |


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ミニパンダ 「もうナリフリ構ってられるかあぁぁぃぃぃッ!!!!」 |
金属音。 |
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ダーシャ 「触れるな」 |
――――ビリリッ カラスの鳴き声に呼応し 空気がしびれる! |

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ミニパンダ 「もうナリフリ構ってられるかあぁぁぃぃぃッ!!!!」 |
剣が閃く。 |
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次の獲物に視線を移す。 |
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魔女の声が響き渡る。 未来を予見したかの様な迷いの無い言葉、 絶対的優位をしめさんとする高慢で卑劣な誘導の物言い。 隷属の血を持つもの、習性を植えつけられたものものにとって、抗い難い― |

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―― 南東の塔から、魔物が湧いてくる。 |

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ミニパンダ 「もうナリフリ構ってられるかあぁぁぃぃぃッ!!!!」 |
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薙ぎ払う。 |
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ダーシャ 「ちっ」 |

| シーラ 「うふふっ!私の思ったとおりだわ! ねえ!?貴方死んでしまうのだわ!」 |
ギャア ギャア! |
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ミニパンダ 「ひどい・・・・・」 |

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ダーシャ 「……。」 |
| 犬のカード発動! |
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呼吸を整える。 |
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斬りあげる。 |

ギャア ギャア! |

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叩き斬る。 |
| シーラ 「えいえい、そ〜れえ!」 |
ギャア ギャア! |


| ドーラ・シーラのカード発動! |
| シーラ 「うふふっ!私の思ったとおりだわ! ねえ!?貴方死んでしまうのだわ!」 |
重たい鉄が風を切る音。 |
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ダーシャ 「ちっ」 |
| シーラ 「こうべを垂れよ」 |
ギャア ギャア! |
| シーラ 「…やってくれる!」 |
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一瞥する。緊迫しながら、しかしどこかに安堵の気配が孕まれた。 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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剣先が地に触れる。わずか乾いた血の匂いがする。 |
