
【休日】
時刻は朝。
鳥たちがさえずり、アカペラコンサートを開く。
それはさておき、ジョゼフ・フェルディナン・シュヴァルはパン窯の前に立っていた。
「でぃーしーてんだー♪くわにくらーい♪
ばーよんせだー♪あうぃにふらーい♪」
鼻歌を口ずさみながら彼はじっと砂時計を見つめる。砂は半分が下に落ちている。
「ふあ~あっと、よう、おはようさんだ。ヨセフ。」
ヨセフは声のしたほうへと向き直る。そこには知人以上、相棒未満の同居人アブラハム・オルテリウスが居た。
「おはよう、オルテリウス。今日は早起きだねぇ。」
「あぁ、今日は中央でマーケットがあるからな。新しい地図が手に入るかもしれねえ。……飯は?」
緊張した面持ちで彼は朝食について、竈の中でこんがり焼かれているものの正体を聞く。
それは毎週訪れるヨセフの休日の朝に繰り返される光景だ。
「今焼けるよぉ。今日はねぇ……昨日配達先でもらったリンゴで作ったリンゴパンだよぉ。」
なるほど、今週もハズレだ、とオルテリウスは肩を落とす。
ヨセフのことだ。リンゴパンとはアップルパイのようにリンゴを使って作ったパンではないだろう。
捏ねたパン生地にリンゴをそのままぶち込んでやいたパン生地衣をまとったリンゴというものに違いはない。
「焼けたよぉ、はい、どうぞぉ。」
いやな予感とはよく当たるものだ。
どうでもいい時に限ってあたる分、質が悪い。
だがこれでも彼のお手製パンではましな部類だ。食べにくいだけで味はパンと焼きリンゴが加算になっているだけ。実質アップルパイだ。
……前々回のカエルパンに比べればほんとうにまし。
でん、と出されたをオルテリウスは大きく口を開けて食す。
特に美味しくはない。普通だ。
無心でひたすらリンゴパンを噛み、飲み込み、味覚を無視する。これが一番賢い選択だとオルテリウスは知っている。
一度、パンを拒否して屋台で済ませようとしたとき、ぐずり泣いたヨセフを見てからはずっとこれだ。そしてリンゴパンを平らげると残った芯を捨て、オルテリウスは早々に家を出るのだった。
「……はぁ~いいなぁ、他の奴ら。ルクレツィアはかわいこちゃんと旅、エクトルの旦那は貴族のぼっちゃんについてるからいいもん食ってんだろうなぁ……。」
独り言ちてオルテリウスはマーケットへ向かい、ヨセフは何かをする。
これが知人以上、相棒未満な彼らの日常風景。
武術LV を
10 UP!(LV0⇒
10、-10CP)
武器LV を
20 UP!(LV0⇒
20、-20CP)
ItemNo.4 不思議な牙 から射程1の武器『
グッと持ってガッてやる用の石』を作製しました!
⇒ グッと持ってガッてやる用の石/武器:強さ30/[効果1]攻撃10 [効果2]- [効果3]-【射程1】/
特殊アイテム
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郵便屋さん 「………………。」 |
八式(1292) の持つ
ItemNo.4 不思議な牙 から射程1の武器『
<犬用>口枷』を作製しました!
アキ(1355) の持つ
ItemNo.4 不思議な牙 から射程2の武器『
にゃんにゃん用アイスピック』を作製しました!
八式(1292) により
ItemNo.5 不思議な石 から防具『
クロワッサンの刺繍入りコート』を作製してもらいました!
⇒ クロワッサンの刺繍入りコート/防具:強さ30/[効果1]防御10 [効果2]- [効果3]-/
特殊アイテム
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ハチ 「気にいっていただけるとよいのですが……、」 |
アキ(1355) により
ItemNo.6 不思議な食材 から料理『
ザバイオーネ乗せパネトーネ』をつくってもらいました!
⇒ ザバイオーネ乗せパネトーネ/料理:強さ30/[効果1]器用10 [効果2]敏捷10 [効果3]耐疫10/
特殊アイテム
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アキ 「イタリアの伝統菓子パンだな。シュトーレンみたいにクリスマス前に食うものらしい。」 |
ストライク を習得!
チャージ を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!