NOTICE
ENTRY
RULE
RESULT
LOUNGE
CITYMAP
<< 5:00
[基本]OK. [戦闘]OK. 




自分の汗と、返り血とも言えそうな何やらよくわからない液体でべとつくシャベルを引きずって5回目。
またこの空間。
現実との差異に、眩暈がするようだ。
帰りたい、帰りたいと嘆いて、何度かは実際に口にして、
それでも猪蔵はようやく事態を飲み込み、受け入れ始めていた。諦め始めていた。

自分たちの生活を守るためには、侵略者と戦わなければならない。
しかし猪蔵は戦えない。身を守るので精一杯。
唯一頼りとなるこの青年は、皮肉なことに侵略者側の人間だという。
たとえばこのシャベルで彼に殴りかかったとして、到底敵いそうにもない。
そもそも、こちらに敵意も害意もない、自分を守ってくれる人を、猪蔵は殴ることなどできない。

体力の消耗が、意識を次第に内側へ引き込んでいく。
眼の前への集中力が欠け、取り留めのない思考がだらだらと続く。



どうして。



そういえば、どうして彼は自分を助けてくれるのだろうか。
彼にとって敵側の立場になる猪蔵は、ハザマ──そしてアンジニティからの脱出を手伝うとは言ったものの、戦力になるとは言い難い。むしろ足手纏いだ。

それなのに、彼は自分を守ると約束してくれた。
イバラシティを出し抜いて脱出するならば、自分などいないほうが確実だと思える。
それなのに、彼は危険を冒して二人分の剣を振るっていた。

自分の前を行く齊一の背中を見つめる。
彼の自分を見る目には、さっき──ほんの5時間前に出会ったばかりの者にはない、やさしい光があった。この眼差しを、自分はどこかで見ただろうか。
そういえば、初めて会った時、彼はなんと言っていたっけ。

思考に溺れ、更に足取りが重くなる。ここまでに至るのが遅すぎた気がする。
さっきより少し離れてしまった背中を、もう一度見つめた。

そうして状況をまとめ上げ、とある可能性の一つを見出すことが──







──猪蔵には、できなかった。

齊一の背後、その頭上で音がした。
考えに気を取られたまま数瞬遅れて見上げた猪蔵の目には、赤い紅い空の色と、ぼろぼろに崩れて落ちてきた大きな鉄骨とが映っていた。







以下の相手に送信しました

ENo.173
レオン
ENo.678
ヤト
ENo.975
齊一





特に何もしませんでした。















ふたりたび
ENo.974
さとる
ENo.975
齊一
ハザマに生きるもの
ジャンボゼミA
ジャンボゼミB
















TeamNo.1419
ENo.1419
レウコ
ENo.1480
ププ
ふたりたび
ENo.974
さとる
ENo.975
齊一








さとる(974)ラベンダー を入手!
齊一(975)ラベンダー を入手!
さとる(974) を入手!
さとる(974) を入手!






特に何もしませんでした。





齊一(975) に移動を委ねました。

チナミ区 K-18(沼地)に移動!(体調10⇒9
チナミ区 K-19(沼地)に移動!(体調9⇒8
チナミ区 K-20(沼地)に移動!(体調8⇒7
カミセイ区 K-1(沼地)に移動!(体調7⇒6
カミセイ区 K-2(沼地)に移動!(体調6⇒5

MISSION - 未発生:
   - さとる(974) の選択は チナミ区 P-3:瓦礫の山(ベースキャンプ外のため無効)
   - 齊一(975) の選択は チナミ区 P-3:瓦礫の山(ベースキャンプ外のため無効)













―― ハザマ時間が紡がれる。




「……時計台に呼ばれてしまいましたが、はてさて。」
エディアン
「なーんか、嫌な予感がします。」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。



ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。



エディアン
「ほら……ほらぁ……。」

「どういうことでしょうねぇ。」



針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――




「――お疲れ様です御二方。役目を担ってくれて、感謝してます。」



エディアン
「……ワールドスワップの能力者さんですよね。
 機会を与えてくれて、感謝していますよ?」

「お姿は拝めないんですかねぇ。私は興味津々桃色片想いなのですが。」



声は淡々と、話を続ける。




「どうやらこのワールドスワップ、時計の進みが狂っているようです。
 特殊な因子を含めてしまった為と能力が訴えます。その因子が――」

「――榊さん、貴方のようですね。何か、心当たりは?」




「大いにございます!特殊な世界の住人ゆえ、私は今や特異な存在なのでしょう。
 妻に『貴方は変人』とよく言われていましたが、そういうことでしたか!納得ですッ」

「では、役目を果たすのは難しいということでよろしいですか?」




「……………………」




「……? ……どうしました?」




「……仕切り直し、世界線を変更する、と能力が言ってきます。
 貴方が案内役にならない世界線。イバラシティも、アンジニティも、新たなものになる……と。」



エディアン
「……そ、そんなことまでできてしまう能力?
 ワールドスワップという名の範疇を超えてません?」

「世界線を別のものと交換する……と考えるなら、ギリギリ……ですかね。
 というか、スワップから外れた現象は既に起こっていますが。」




「これは能力ではなく、……呪い。呪いという言葉が合う。
 今まで勝手に発動した数度、自分への利はない。制御下にない、把握できない、呪い。」

「……………………」

「ハザマへの次の転送時間に、ハザマに転送される代わりに、世界線が変更される。
 そして、案内役も、転送対象も、変わる。」

「変わるものは、多いだろう。しかし変わらぬものも、あるだろう。」



エディアン
「別の世界線、ですものね。
 ……どうせなら私がアンジニティにいない世界線がいいんですけど。」

「……なるほど、奇妙な枝の正体は世界線操作者でしたかッ!
 少なくとも私が案内役となれない世界線になるのですね、残念です。」




「……………………」

「連絡は終わり。さようなら。」



声はそこで終わる。








「さて…… とても短い間ではありましたが、
 エディアンさん、皆様、お付き合いありがとうございました!」
エディアン
「お別れですか。悪人顔っぽくて敵視しやすい相手だったんですけどねー。」

「こんな素敵な笑顔を悪人顔呼ばわりとは、失礼な娘さんです。
 なるほどアンジニティにいらっしゃるわけですねぇ。」
エディアン
「……うるっさいですね。事情は人それぞれあるんですよ、色々!」









「……それでは、」
エディアン
「……それでは、」




榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。








「お疲れ様でした。」
エディアン
「お疲れ様でしたー!」








テストプレイはこれにて終了となります。



ご協力ありがとうございました!



本プレイについては Notice を御覧ください。







ENo.974
猪蔵さとる
「あのひみたそらのいろをさがしている」






イバラシティのその辺に住む一般女性。
明るく元気で愉快なことがだいすき。
フリーランスと言い張っているが定職は持っておらず基本的にヒマ。
侵略とかヤバそうだけどがんばるぞい☆


異能は『いろんなものの数値を視ることができる』というもの。数量面積体積時間高さ長さ重さ速さから、角度温度経度緯度級歯にpxpt果てはRGB・CMYKまで、およそ概念のわかるものは常に数字が浮かんで見える。
モルとかニュートン毎平方メートルとかむずかしいやつは原理を知らないので見えない。

視界がいつもめちゃくちゃにごちゃごちゃしていてウンザリしている。
5 / 30
476 PS
カミセイ区
K-2
行動順5【順応】AT・DF・DX・HL↑
5200
360







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4★青インクのボールペン装飾33器用10
5★錆びたシャベル武器33回復10【射程1】
6吸い殻素材10[武器]炎上10(LV25)[防具]道連10(LV20)[装飾]火纏10(LV25)
7ネジ素材15[武器]混乱10(LV25)[防具]追撃10(LV25)[装飾]貫通10(LV25)
8素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
9不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
10ド根性雑草素材15[武器]火纏10(LV25)[防具]鎮痛10(LV15)[装飾]復活10(LV15)
11素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
12何か柔らかい物体素材10[武器]祝福10(LV20)[防具]鎮痛10(LV20)[装飾]防御10(LV20)
13ラベンダー素材15[武器]守護10(LV20)[防具]舞魅10(LV15)[装飾]体力15(LV30)
14素材10[武器]敏捷10(LV15)[防具]加速10(LV15)[装飾]貫撃10(LV15)
15素材10[武器]敏捷10(LV15)[防具]加速10(LV15)[装飾]貫撃10(LV15)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
領域12範囲/法則/結界
解析20精確/対策/装置
合成32合成に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク6020敵:攻撃
ピンポイント6020敵:痛撃
クイック6020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール6020味傷:HP増
プロテクション6060味傷:守護
プリディクション6060味列:AG増(3T)
エリアグラスプ7090味傷:HP増+領域値3以上の属性の領域値減
テリトリー60160味列:DX増
クイックアナライズ50200敵全:AG減

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃550【戦闘開始時】自:AT増
防御650【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復650【戦闘開始時】自:HL増
活力550【戦闘開始時】自:MHP増
体力550【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運650【戦闘開始時】自:LK増
追究610【常時】自身のスキル研究によるスキルの弱化具合が増加





被研究カード名/スキルEPSP説明
お試し回復
(ヒール)
020味傷:HP増
シメジキャプチャー
(キャプチャー)
070自:束縛LV増
冷凍保存
(アクアヒール)
040味傷:HP増+炎上・麻痺防御
火力支援
(イレイザー)
0150敵傷:攻撃
鯖の味噌煮
(ヒールポーション)
060味傷:HP増




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]シャイン[ 3 ]ヒートバインド[ 1 ]ヴァニッシュ
[ 1 ]ロックスティング[ 2 ]クラック[ 2 ]アグリローズ



PL / herayoshi