［基本］OK.　［戦闘］OK.　［スキル］OK.　

episode "stop" : hold up

突然の告知。
アンジニティによる侵略活動はキャンセルされた。
これが一時休戦に過ぎないのか、それとも文字通りすべてキャンセル──無かったことにされるのかは分からない。
だけど、あと一時間であたしたちがこのハザマ世界から追い出されるってことだけは間違いないようだ。

「うーん、こりゃしばらくハザマでの攻防はお預けってことかにゃ？」

　「──それは少し違いますね」

「！？」

嫌っていうほど聞き覚えのある声がした。
振り向く。目に入るその姿。嫌っていうほど見知った女がいた。
何故ここに？

　「お前が追い出されるのはハザマだけじゃありません。イバラシティそのものから撤退するんです」

　「このまま付いて来なさい」

頭頂近くで結われた金色の髪、穢れを隠すための白い服。じゃらりと垂れたベルトに提げられた安物の鉄剣。
そいつがいる場所だけ明るさが一段階落ちたような感覚に襲われる。

「●●●……」

名を呼ぶ、音をなさない。発言を禁じられたのだ。目の前の、あたしを追ってきたらしい"あるじ"の仕業だった。

　「……しばらく見てましたけどね、サラダ。あの街はいけません。お前には向いてない」

　「『帰り』ますよ」


「…………どこに？」

かろうじて絞り出すことが出来たのはその一言だけだった。
「そう発言しろ」という指定だったのだろう。
いくらあたしが数え切れないほどの人形を捏ねて作り出し思いのままに操ってきたつもりでいても、
結局あたし自身が操り人形である事実は消せなかったと。そういうことだ。

　「…………さあ、どこでしょうねえ？」

　「まあ例のアンジニティとかいう掃き溜め？あそこじゃないんでそれだけは安心していいですよ」

金髪の魔女が笑う。整った顔面から醜く歪んだ本性が滲む。あの腐ったドブ川みたいな瞳。最悪だ。

最悪だ。

だけど、嗚呼、連れ去られた先であたしはきっとまた奴の手先となってこき使われるのだけはよく分かった。
結局はじめからそれしか道はなかったのだ。

何が《イマジナリィ(想像上の)サーバント(従僕)》だ。

自分の事じゃないか。

馬鹿馬鹿しい。
忌々しい。
嘆かわしい。

再び発言を禁じられたあたしは無様に首根っこをひっ掴まれたまま情けなく退場する運びとなった。

まあ、少なくとも喪った家族でひたすら人形劇を繰り返すばかりの哀れな小娘はあの街からいなくなるのだ。
それだけでもよかったんじゃないだろうか？

今ではもはやそう思うしかない──

カリン(148) は 平石 を入手！
サラダ(564) は 藍鉄鉱 を入手！
ベルル(641) は 藍鉄鉱 を入手！
ウルザ(1195) は 藍鉄鉱 を入手！

響鳴LV を 3 UP！（LV2⇒5、-3CP）
武器LV を 3 UP！（LV32⇒35、-3CP）

友谷(1349) とカードを交換しました！

火線 （フレイムブラスター）


ビブラート を習得！
アリア を習得！
クリエイト：マイク を習得！
インスパイア を習得！

カミセイ区 O-1（山岳）に移動！（体調8⇒7）
カミセイ区 P-1（山岳）に移動！（体調7⇒6）
カミセイ区 P-2（山岳）に移動！（体調6⇒5）
カミセイ区 Q-2（チェックポイント）に移動！（体調5⇒4）

MISSION!!
カミセイ区 Q-2：通行止め が発生！
　　 - カリン(148) が経由した カミセイ区 Q-2：通行止め
　　 - サラダ(564) が経由した カミセイ区 Q-2：通行止め
　　 - ベルル(641) が経由した カミセイ区 Q-2：通行止め
　　 - ウルザ(1195) が経由した カミセイ区 Q-2：通行止め

―― ハザマ時間が紡がれる。









ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。






針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――









声は淡々と、話を続ける。






























声はそこで終わる。



















榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。