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[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




――記憶が入り混じってぐちゃぐちゃする。
十茶は大きく息を吸った。
現実では、確か2週間ほど前だったはず。
とすればその間隔をあけてこのハザマという、見慣れたようで異質な場所に来ているという事になる。
どうしてわざわざぶつ切りでこんな泥仕合をさせるのか、もういっその事決着がつくまで続けるか、現実に戻っても記憶を残せば良いのに。
情報の混乱で車酔いのような感覚になるがすぐに持ち直した。
気分が悪そうな訪問者を抱えたままだった。位置などは前回から持ち越されるらしい。
ずっしりと腕に重さが掛かる。

つい先ほどまで店の中でやり取りしていた花屋とよく見れば同じ顔をしている。
表情の付け方で随分雰囲気が変わる。
花屋をしている彼はどことなくお姉さんとか、性別から言えば保父さんだとかそういう雰囲気を感じていた。
しかし抱えた彼はどちらかというと猫とか野生動物っぽいなと十茶は思った。
唐突に吐いていた事が猫を思い起こしたのかもしれない。そういえば子供の頃飼っていた猫は黒猫だったな、など十茶は思い出していた。
あたりに敵が居ない事を確認すると十茶はバス停のベンチに柊をゆっくりとおろした。

十茶
「「気分、少し良くなりました?俺ちょっと飲み物を買ってきますね」」

柊は訪問者で、おそらく侵略者なのだろう。
しかし共闘している間後ろから襲われるようなこともなく、会話からも敵意はあまり感じられなかった。
短い会話で胸中をはかる事は難しいがふと花屋で「植物を育てられない」と言っていた事を思い出す。
彼にもきっと何か事情があるのだろう。侵略は許しがたいが、移住なら話はまた別だ。
この侵略の仕組みこそよく分からないが、敵意のない者の受け入れくらいしても良いのではないか。

十茶
「「そういう商売しようかなー」」

移住の手続きと斡旋を事業として立ち上げればあるいは……
全てが上手く行くはずもないが、ただ相手を拒絶するだけというのも物悲しい。
十茶は生まれてこの方楽天的だった。明るく、大体の事はうまくやった。
友人もそれなりに多かった。だが、人と深く付き合うことは難しく
十茶は時に冷たい、と言われる事も少なくなかった。
自身でその理由には検討がついている。
柊をおろしたベンチから数分歩き飲み物の自販機を見つけた。
ミネラルウォーターを2本買い、さて戻るかと独り言ちた所でふと柊の名前を聞き忘れたなと思った。
名刺入れから花屋の名刺を取り出す。「百花園 柊」と書かれたそれを眺めた。おそらく偽名だろう。
まさか「花屋だから植物の名前なんですか」が正解だとは思わなかった、と十茶は声に出さず笑った。
名刺入れを仕舞い、水の入ったペットボトルを両手に持つとふと何かの気配を感じた。
戻る方とは別の曲り道、立てかけられた木材の影に何かが蹲っている。
人影にも見えるが妙にぼやけていた。
ぶつぶつと何か声のようなものが聞こえる。
十茶は一瞬身構えたが柊の事を思い出した。
もしかしたら訪問者たちはこちらに体質が合わない者がいるのかもしれない。
ひどく具合の悪そうな柊の姿が頭にちらつき、手に持つ水の一本でも渡そうと声をかけた。

十茶
「「あの、大丈夫ですか?」」

屈みこんで声を掛けるとその人影のようだったものは口を開くようにぽかりと開いた。
あ、と十茶が口を開く前にそれは足元から絡みつき瞬きをする間に飲み込む。
音もなく一人の人間を飲み込むと彼が持っていた水野ペットボトルが落ち、ぼと、ぼとんと音が鳴った。
人を飲み込んだそれはハザマが閉じきるまで物陰の暗がりで蠢いている。



***



彼はその日から姿を消した。
失踪届が出されたが、ただカフェの店員がいつものようにテラスで仕事をしていたと証言しただけで
家族も警察も足取りを掴む事はできなかった。
開いたままのパソコンとスマートフォンとペン、手帳などが置いたままで、トイレにでもいった風に残されていた。
ただひとつ隣の花屋で買った鉢植えのバラだけが無くなっていたが、それに気付く者は誰もいなかった。







ENo.1373 柊 とのやりとり


ほんとに声が大きいな!!!

     うっぷ」


 *しばらくおまちください*


「(ぎりぎりのところで耐えた!)
 十茶くん…はなぜこのようなところに? 助けてもらっておいて何ですがここは危険――」


*せきばらい*


「危険だからな! あなたはイバラ側の人間だろう? 恩がすっごくあるから見逃してやるが、私はアンジニティの民だ。殺されたくなければ後ろで震えて、我々の侵略行為を見ているのだな…!」

(急に取り繕ったかのように尊大な態度を取り出したが色々と遅すぎた上に、結局すぐに顔を青くしてうずくまったので台無しである)」


「(うずくまっていたが、周辺の様子がなにかおかしいことに気づき顔を上げた)
 なんだ…? 十茶くん、私の近くに――」






十茶
「喉乾きませんか?…というか口ゆすぎたいですよね…」

ItemNo.9 美味しい果実 を美味しくいただきました!
 体調が 1 回復!(7⇒8
 今回の全戦闘において 敏捷10 が発揮されます。















姫抱っこだってできちまうんだ、社長だからね。
ENo.1373

ENo.1374
十茶
ハザマに生きるもの
オオホタル
沼御前
















姫抱っこだってできちまうんだ、社長だからね。
ENo.1373

ENo.1374
十茶
涼城商店
ENo.833
アイカ
ENo.1083
ハルヒコ








柊(1373)ガラス瓶 を入手!
十茶(1374)ガラス瓶 を入手!
柊(1373)不思議な雫 を入手!
十茶(1374) を入手!






武術LV3 UP!(LV22⇒25、-3CP)
武器LV3 UP!(LV32⇒35、-3CP)

柊(1373) により ItemNo.8 杉 から装飾『乾いた棘の薔薇』を作製してもらいました!
 ⇒ 乾いた棘の薔薇/装飾:強さ90/[効果1]加速10 [効果2]- [効果3]-

「助けてもらったことだ、礼のひとつも――」
 (と懐から花を取り出した。
 咲いた跡はあるが完膚なきまでに枯れている)」

「(そうだったーって顔)
 ウン…まあ…香りぐらいはまだ残ってるんじゃないか…食べる栄養もうないけど…」

ItemNo.14 甲殻 から射程1の武器『薔薇石英の指輪』を作製しました!
 ⇒ 薔薇石英の指輪/武器:強さ67/[効果1]攻撃10 [効果2]- [効果3]-【射程1】

柊(1373) の持つ ItemNo.11 杉 から射程1の武器『天河石の指輪』を作製しました!

ItemNo.9 ガラス瓶 から料理『サンドイッチ』をつくろうと思いましたが、やばそうなのでやめました。





ヒノデ区 A-5(道路)に移動!(体調8⇒7
ヒノデ区 B-5(道路)に移動!(体調7⇒6
ヒノデ区 C-5(森林)に移動!(体調6⇒5
ヒノデ区 C-6(道路)に移動!(体調5⇒4
ヒノデ区 C-7(草原)に移動!(体調4⇒3

採集はできませんでした。
   - 十茶(1374) の選択は チナミ区 P-3:瓦礫の山(未開放のため無効)

MISSION - 未発生:
   - 十茶(1374) の選択は ヒノデ区 D-9:落書き広場(ベースキャンプ外のため無効)













―― ハザマ時間が紡がれる。




「……時計台に呼ばれてしまいましたが、はてさて。」
エディアン
「なーんか、嫌な予感がします。」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。



ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。



エディアン
「ほら……ほらぁ……。」

「どういうことでしょうねぇ。」



針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――




「――お疲れ様です御二方。役目を担ってくれて、感謝してます。」



エディアン
「……ワールドスワップの能力者さんですよね。
 機会を与えてくれて、感謝していますよ?」

「お姿は拝めないんですかねぇ。私は興味津々桃色片想いなのですが。」



声は淡々と、話を続ける。




「どうやらこのワールドスワップ、時計の進みが狂っているようです。
 特殊な因子を含めてしまった為と能力が訴えます。その因子が――」

「――榊さん、貴方のようですね。何か、心当たりは?」




「大いにございます!特殊な世界の住人ゆえ、私は今や特異な存在なのでしょう。
 妻に『貴方は変人』とよく言われていましたが、そういうことでしたか!納得ですッ」

「では、役目を果たすのは難しいということでよろしいですか?」




「……………………」




「……? ……どうしました?」




「……仕切り直し、世界線を変更する、と能力が言ってきます。
 貴方が案内役にならない世界線。イバラシティも、アンジニティも、新たなものになる……と。」



エディアン
「……そ、そんなことまでできてしまう能力?
 ワールドスワップという名の範疇を超えてません?」

「世界線を別のものと交換する……と考えるなら、ギリギリ……ですかね。
 というか、スワップから外れた現象は既に起こっていますが。」




「これは能力ではなく、……呪い。呪いという言葉が合う。
 今まで勝手に発動した数度、自分への利はない。制御下にない、把握できない、呪い。」

「……………………」

「ハザマへの次の転送時間に、ハザマに転送される代わりに、世界線が変更される。
 そして、案内役も、転送対象も、変わる。」

「変わるものは、多いだろう。しかし変わらぬものも、あるだろう。」



エディアン
「別の世界線、ですものね。
 ……どうせなら私がアンジニティにいない世界線がいいんですけど。」

「……なるほど、奇妙な枝の正体は世界線操作者でしたかッ!
 少なくとも私が案内役となれない世界線になるのですね、残念です。」




「……………………」

「連絡は終わり。さようなら。」



声はそこで終わる。








「さて…… とても短い間ではありましたが、
 エディアンさん、皆様、お付き合いありがとうございました!」
エディアン
「お別れですか。悪人顔っぽくて敵視しやすい相手だったんですけどねー。」

「こんな素敵な笑顔を悪人顔呼ばわりとは、失礼な娘さんです。
 なるほどアンジニティにいらっしゃるわけですねぇ。」
エディアン
「……うるっさいですね。事情は人それぞれあるんですよ、色々!」









「……それでは、」
エディアン
「……それでは、」




榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。








「お疲れ様でした。」
エディアン
「お疲れ様でしたー!」








テストプレイはこれにて終了となります。



ご協力ありがとうございました!



本プレイについては Notice を御覧ください。







ENo.1374
栃山田 十茶
誰もいない
3 / 30
376 PS
ヒノデ区
C-7
行動順5【順応】AT・DF・DX・HL↑
5500
375







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4電気石の指輪武器30攻撃10【射程1】
5クローバーの押し花装飾30幸運10
6不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
8乾いた棘の薔薇装飾90加速10
9ガラス瓶素材20[武器]反射15(LV30)[防具]光纏10(LV20)[装飾]舞反10(LV20)
10吸い殻素材10[武器]炎上10(LV25)[防具]道連10(LV20)[装飾]火纏10(LV25)
11ネジ素材15[武器]混乱10(LV25)[防具]追撃10(LV25)[装飾]貫通10(LV25)
12不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
13腐木素材15[武器]腐食15(LV25)[防具]反腐15(LV30)[装飾]舞腐15(LV30)
14薔薇石英の指輪武器67攻撃10【射程1】
15素材10[武器]敏捷10(LV15)[防具]加速10(LV15)[装飾]貫撃10(LV15)
16素材10[武器]敏捷10(LV15)[防具]加速10(LV15)[装飾]貫撃10(LV15)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
武術25身体/武器/物理
領域10範囲/法則/結界
武器35武器作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5020敵:攻撃
ピンポイント6020敵:痛撃
クイック5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
エキサイト5040敵:攻撃+自:AT増(1T)
プロテクション5060味傷:守護
スパイン50110自:反撃LV増
イレイザー50150敵傷:攻撃
テリトリー50160味列:DX増
エスコート6080自:次受ダメ減+味列:護衛

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃650【戦闘開始時】自:AT増
防御650【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力550【戦闘開始時】自:MHP増
体力650【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛650【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増





被研究カード名/スキルEPSP説明
ワンポイント
(ピンポイント)
020敵:痛撃
反転/覆水は盆に返る
(アクアヒール)
040味傷:HP増+炎上・麻痺防御
多重風撃
(スカイディバイド)
0200敵貫:風撃&風耐性減
トゥーシー・ネクロニカ
(ブラックアサルト)
090敵:3連鎖闇撃&闇痛撃




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]ビブラート[ 1 ]クリエイト:ハンマー[ 1 ]アリア
[ 1 ]マジックポーション[ 1 ]ヒーリングソング[ 1 ]フリーズ
[ 1 ]アニマート[ 1 ]ディム[ 1 ]アディクティブチューン



PL / ムチノ