TeamNo.114
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立ちはだかるもの
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423 | 624 |
落書きの近くに、黒い塊が迫る。その『目』が見ているのはーー |
レッド 「なんだあれ……ノートの落書きみたいなやつが壁に落書きしてる。」 |
レッド 「って、なんか増えたあぁぁぁぁぁぁぁあ!???」 |
三度、戦う時間がやってくる。与えられた一時間の残りは僅か。 残された時間で、ハザマに自分の爪痕を残そうとする。 |
奪わなくてはならない。 奪われた全てを奪い返して、今こそ思い知らせよう。 お前たちの日常などたやすく崩れ去るのだと。 わたしが全てを失ったように。 |
モコ 「それじゃあ始めましょうか」 |
少年の周りを色とりどりの厚みの無い蝶が群れ飛んでいる |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
マイケル 「私の魔法は痛いですよ?」 |
『清さんも、楽しいことがいっぱい見つかるといいですね』 |
『オレ、清さんになら、騙されても良いっスよ』 |
欲した日常が心を蝕む。侵略を為して得る日常に、彼らはいない。 それでも悔やむことなんてない。そうでなくてはならない。 |
笑ってやろう。悪人らしく。 ここにあるのは八矢清の悪意に過ぎず、だから、悪と断じられて構わない。 わたしが運命を恨んだように、わたしを憎んでみればいい。 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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レッド 「足を戻して両足跳びっ!いちにっさんしっ!」 |
白い線が路面を埋め尽くしていく。何本も、何本も、何本も、何本も、 |
理解できるのは後のことになるだろう。それらは全て導火線だった。 |
モコ 「少しズレちゃいましたね」 |
死すべき魂を引き戻す、神の権能。 憤怒が、嘆きが、ハザマの地が、それを可能にする。 |
街でのわたしは幸せだった。 深谷が生きている幸福も知らないまま、その日常がずっと続くと信じていた。 がらんどうの心に楽しい事を詰め込んで、他者のさいわいを願えば、 それで良かった。それだけで良かった。 一時間ごとに積み上げられる、幸福な自分の記憶。 恋愛ごっこは楽しかった。たとえ嘘でも、その時の幸福は本物だ。 |
だからこそ、苦しい。 勝っても何も残らない。悔やむ事に意味はない。 全部奪われる。奪われ続けて、きっとわたしの手には、何も残らない。 |
マイケル 「ビンタします。」 |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
まかないが楽しみだ。 |
今日は夕方からアルバイト。 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
マイケル 「これを使いましょう。」 |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
少年は半歩退いた |
モコ 「今のは惜しかったですね」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 1 0 0 |
1 0 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
1 0 0 0 0 0 |
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レッド 「足を開いて斜め下~!いちにっ!さんしっ!」 |
白い線が路面を埋め尽くしていく。何本も、何本も、何本も、何本も、 |
理解できるのは後のことになるだろう。それらは全て導火線だった。 |
振り回されて螺旋を描いた鎖の中心を貫くように打撃が襲いくる |
死すべき魂を引き戻す、神の権能。 憤怒が、嘆きが、ハザマの地が、それを可能にする。 |
「わたしだって、しあわせになりたかった」 |
マイケル 「これを使いましょう。」 |
マイケル 「これを使いましょう。」 |
少年は半歩退いた |
モコ 「今のは惜しかったですね」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
マイケル 「これを使いましょう。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「これを使いましょう。」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
マイケル 「これを使いましょう。」 |
川で遊んで帰ろう。 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 1 0 0 |
2 0 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
2 0 0 0 0 0 |
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レッド 「足を開いて斜め下~!いちにっ!さんしっ!」 |
道路の一部が熱を発した後、溶け落ちた。 |
まだ、わたしのそばにいて。 |
清 「さあ、顔を上げなさい。 わたし達の怒りを、嘆きを、証明して見せよう」 |
欠けていた建物の一部が、元通り修復されていく。 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
今日は夕方からアルバイト。 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
レッド 「そら、こっちだぞ。」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 2 0 0 |
3 1 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
3 0 0 1 0 0 |
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レッド 「さて……準備運動は終わりだ!悪は全て俺の手で挫く!」 |
レッド 「さぁ……かかってこい!」 |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
鎖がまるで意思を持った蛇のように跳ね上がる |
死すべき魂を引き戻す、神の権能。 憤怒が、嘆きが、ハザマの地が、それを可能にする。 |
迫る異形の体。 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
街喰らいのカード発動! |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 2 0 0 |
5 1 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
3 0 0 1 0 0 |
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0 0 0 0 0 0 |
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説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
分銅が弧を描いて襲い掛かる |
かつて神の祖が試み、禁じられたもの。 |
清 「さあ、前を向いて。 なにものも恐れるに値しない。」 |
欠けていた建物の一部が、元通り修復されていく。 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「これを使いましょう。」 |
少年は半歩退いた |
モコ 「今のは惜しかったですね」 |
レッド 「そんな攻撃で俺を縛ろうってのか?」 |
今日は夕方からアルバイト。 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
川で遊んで帰ろう。 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「2回ビンタします。」 |
カレーを食べに行こう。 |
マイケル 「ビンタします。」 |
天気が良いから、遠回りして帰ろう。 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「これを使いましょう。」 |
繰り出した攻撃は鎖に阻まれ、少年に届くことは無かった |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 2 0 0 |
1 1 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
4 0 0 1 0 0 |
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説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
張り巡らされた鉄線の一部が燃え上がり、触れたものに熱を移していく。 |
モコ 「少しズレちゃいましたね」 |
まだ、わたしのそばにいて。 |
清 「さあ、前を向いて。 なにものも恐れるに値しない。」 |
欠けていた建物の一部が、元通り修復されていく。 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 3 0 0 |
2 2 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
5 0 0 2 0 0 |
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0 0 0 0 0 0 |
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説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
建物の一つから、瓦礫が真っ直ぐ飛んでいく。 |
振り回されて螺旋を描いた鎖の中心を貫くように打撃が襲いくる |
まだ、わたしのそばにいて。 |
迫る異形の体。 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 3 0 0 |
3 2 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
1 0 0 0 0 0 |
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説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
その鉄線は赤い。赤い熱が、行く手を阻んでいる。 |
放送 「ゴミはもういらない箱へ」 |
放送 「ゴミはもういらない箱へ」 |
放送 「ゴミはもういらない箱へ」 |
放送 「ゴミはもういらない箱へ」 |
分銅が弧を描いて襲い掛かる |
死すべき魂を引き戻す、神の権能。 憤怒が、嘆きが、ハザマの地が、それを可能にする。 |
清 「わたしたちは、まだ負けてない」 |
欠けていた建物の一部が、元通り修復されていく。 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「ビンタします。」 |
レッド 「甘いね、見てからでも回避できる。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 3 0 0 |
5 2 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
2 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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説明しよう! アンジレッドは頑張れば全体への攻撃ができるのだ!それが何かは私にもわからない! 以上だ! |
レッド 「次はあんたも解放してやるよ。」 |
レッド 「次はあんたも解放してやるよ。」 |
道路の一部が熱を発した後、溶け落ちた。 |
放送 「ゴミはもういらない箱へ」 |
放送 「ゴミはもういらない箱へ」 |
放送 「ゴミはもういらない箱へ」 |
放送 「ゴミはもういらない箱へ」 |
放送 「ゴミはもういらない箱へ」 |
鎖がまるで意思を持った蛇のように跳ね上がる |
死すべき魂を引き戻す、神の権能。 憤怒が、嘆きが、ハザマの地が、それを可能にする。 |
清 「わたしたちは、まだ負けてない」 |
怒りを立ち上がる力に変える。 |
死すべき魂を引き戻す、神の権能。 憤怒が、嘆きが、ハザマの地が、それを可能にする。 |
迫る異形の体。 |
マイケル 「ビンタします。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「傷は笑って忘れましょう。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
マイケル 「ぎゃー。」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 4 0 0 |
1 0 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
4 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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そこら中にあった視線が次々に消え…… |
黒い建物が次々に、液状に変わる。 共に移動していたヒーローも、退魔師も、子供も置き去りにして。 |
そして『中央』部分だけになったそれは、影を引きずるように去る。 挨拶もなく。 |
……声は聞こえない。 |
レッド 「さて、ひとまずお疲れ様だな。よくわからないけど、ここで一区切りって話らしいし。」 |
レッド 「もちろん俺はこれからも戦い続ける。けど、ここで一旦お別れだ。また会う時もあるかもしれないから、そのときはよろしくな」 |
――戦いが終わった。紙片を抱き留めて、うなだれる。 |
顔を上げると、ゆらりと、一行を離れた。 ここまで同道したものを振り返る。 |
清 「わたしはここで抜けます。 ……勝手を言ってごめんなさい。少し、考え事をしたい気分なの」 |
清 「どうせどこにも行けないし、イバラシティに…… ……ううん、このハザマにはいるつもりだから、運が良ければまた会いましょう」 |
清 「……今まで、ありがとう」 |
モコ 「ごきげんよう? 」 |
少年はそう言って手を振った |
少年の周りを飛んでいた蝶達は地に落ち、次第にその姿を薄れさせて消えていった |