［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　物心ついてから見慣れていた幽霊と言われるモノ。
　だがソレとは全く別物のような、幽霊のようにヒトとしての情念が感じられないというか。
　初めて会った時の第一感想はそのようなものだった。

　最初の顔合わせの時には実際は兎も角外見は普通の子供であったと思う。
　色素が薄く無表情。
　呼吸音も余程注意していなければ聞こえないような、そんな子供。

　養父に頼まれ二度目に会った時には文字通りに消えかかっていた様子で、手や足が見えなくなっており、発する声も俺のような異質な者にしか聞き取れなくなっていた。
　うわ言のように繰り返し呼ばれる名前。
　その名前の人物は養父から伝え聞いた所、秋月家の分家筋にあたる家の人で養父の友人であったが、もう既にこの世には居ないらしい。
　そう知らされていた俺は無力感と、ソレを伝える事ができない罪悪感を感じながらもその子の傍に付いて居た。


　時折意識が戻る事があり、少しずつだが話を聞くことができた。
　外見不相応な喋り方をするが内面は逆に幼かったのかもしれない。
　問われれば正直に何でも話してくれた、と思う。

　授かりモノと呼ばれる特殊な能力を持っている事。
　ただしその能力を使い続けると色素が失われていって、最終的には元通りに消えて無くなる事。
　色素を他者から吸い取って形を保つ事もできるが、人形がヒトに迷惑をかけることはできない。



　そう聞けたのなら後は簡単な話で、結果としては俺の色素の大半をその子に譲って一時的に体調は回復した。
　一定期間髪の色等が薄くなるだけなら別に困るような事もなく、丁度学校も長期の休みに入っていたので何も影響は無かった。
　俺は元々引きこもりとまではいかないが部屋に籠りがちではあったし、訪ねてくる友人も少ない。
　それにそういった不思議な現象にも理解のある人達に囲まれていたので説明に困る事も無い。
　遊びに来る事が多い後輩なんかは面白がるだろうなと予想すらつく。
　少しだけ困ったのは、色素を譲った結果なのかその子の外見が俺に似たモノになってしまった事だろうか。

ItemNo.7 クエン酸と和の香り漂う梨 を美味しくいただきました！
　体調が 1 回復！（7⇒8）
　今回の全戦闘において 治癒10 活力10 鎮痛10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

チェックポイントから天に向け、赤色の光柱が立つ。

次元タクシーで行けるようになったようだ。

コトブキ(506) は 雑木 を入手！
アザミ(1011) は ド根性雑草 を入手！
五十森(1251) は 石英 を入手！
銀朱(1420) は ド根性雑草 を入手！
コトブキ(506) は 花びら を入手！
五十森(1251) は ボロ布 を入手！
五十森(1251) は 花びら を入手！
アザミ(1011) は 羽 を入手！
五十森(1251) は 何か柔らかい物体 を入手！
銀朱(1420) は 何か柔らかい物体 を入手！
アザミ(1011) は 何か柔らかい物体 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
銀朱(1420) のもとに 歩行軍手 がものすごい勢いで駆け寄ってきます。

コルダ(938) に 25 PS 送付しました。

領域LV を 3 UP！（LV0⇒3、-3CP）
付加LV を 3 UP！（LV32⇒35、-3CP）

チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『チナミ区 H-15：釣り堀』へ採集に向かうことにしました！
　　 - アザミ(1011) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀
　　 - 銀朱(1420) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀

―― ハザマ時間が紡がれる。









ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。






針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――









声は淡々と、話を続ける。






























声はそこで終わる。



















榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。