ハザマの荒野に佇む奇怪な像が、 来たる戦いの匂いを感じて動き出した……。 |
壁だ。壁はぶち破るもんだろう、とばかりに蹄で地面を掻いている。 |
大黒猫 「にゃ・・・」 |
威嚇するように歯を剥いている。 |
ぎょろり、と赤い目が睥睨する。 |
うずうずと蹄で地面を掻いている。 |
タウラシアス 「わかってるとは思うが俺の邪魔をするなよ?」 |
サジタリテ 「僕もいますよ」 |
大黒猫 「にゃ・・・!!」 |
「――――ッ!!!」 振りかぶった両腕を続けざまに振り下ろす。 |
タウラシアス 「ハハハハハハ!さあ始めようか!」 |
大黒猫 「にゃ!」 |
タウラシアス 「おいおい当たってないぜ?」 |
巨体に似合わぬ素早い動きで攻撃を躱す。 |
タウラシアス 「これくらいは耐えてみろよ?」 |
大黒猫 「にゃにゃにゃ・・・・・」 |
巨体に似合わぬ素早い動きで攻撃を躱す。 |
「こんな大きな的に当てられないとはな」 |
巨体に似合わぬ素早い動きで攻撃を躱す。 |
タウラシアス 「これくらいは耐えてみろよ?」 |
タウラシアス 「ハハハハハ!」 |
大黒猫 「にゃ・・・」 |
大黒猫 「にゃ!」 |
タウラシアス 「お前のツラにも飽きてきたところだ」 |
大黒猫 「にゃ!」 |
「こんな大きな的に当てられないとはな」 |
次の獲物を探して、赤い目玉がぎょろりと動く。 |
タウラシアス 「ぶっ壊してやるよ」 |
大黒猫 「にゃぁ・・・」 |
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0 1 0 2 1 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
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タウラシアス 「なんだよ、これで終わりか? ハハハ!手応えがねぇ!」 |
後脚で立ち上がり、雄叫びのような嘶きをあげる。 |