御手洗 風弥(みたらい かざみ)
年齢:21 性別:男 身長:178cm 体重:70kg
異能: 《緑目の怪物(リヴァイアサン)》
考古学に関心を持っている男子大学生。人当たりは良く温厚な性格。人の気持ちを察するのは苦手だが、理解しようと努力している。……そして、前世の記憶から正義のヒーローになりたいと願う熱い男でもある。
いわゆる異世界転生者にして元人外の少女だが、いくら異能が日常のイバラシティでもこんなことを言うと異常者扱いされそうなので家族以外には「縁の深い人間の動向を把握できる異能」だと異能自体を偽って申告している(事実、これも異能によってできることの一つではあるのでまったくの嘘ではない)。自分が魔法少女に変身できるということさえ、弟の名誉を守るために隠しているのだ。
また、前世の記憶があるという事実は家族にすら打ち明けていない。
【ミカゼとは】
風弥が異能で変身した前世の姿。いわゆる魔法少女。6年前まではヒーローとして単独で活動していたが、とある強盗事件を阻止しようとした時に致命傷を負い、異能を暴走させて犯人に重傷を負わせてしまい引退した。
……が、侵略騒動を聞いて復帰したようだ。時々街をパトロールしているが単独行動であり、ヒーロー組織や警察組織とは一切関係ない。とがったーではあくまで「昔ミカゼのファンだった人が勝手にやってるなりきりアカウント」という設定で色々呟いている。
※かつてミカゼに助けられた、ファンだったなどの設定はご自由にどうぞ。ただし、正体が風弥(男)であることはわからないことにさせてください。
【異能】
異能は自身の前世の能力を一時的に引き出す《緑目の怪物》。普段はリボンや斧を作り出したりと簡単な魔法を使える程度だが、ハザマではより強力な魔法を扱えるようになるだけでなく真の姿━━ 《醜悪なる緑目の怪物(アグリィアイズ・リヴァイアサン)》を解放することもできる。
色々なことができるように思えるが、応用が利かず基本的に戦闘にしか向かない能力。本人は平和な日常にはこんな異能は不要だと考えているが、だからこそ非日常のハザマではこの異能を活かして他の皆の代わりに戦おうとする。
[変身しなくても発動可能]
・縁の深い人が今どこにいるか、怪我をしていないか程度の大雑把な把握(確実ではない)
・この状態でも怪力は発揮できるが身体に負担がかかるので滅多に使わない(火事場の底力を使いたいときに使える程度)
[魔法少女変身時]上記の能力も発動可能
・斧を片手で振り回せる程度の怪力
・武器となるリボンや斧を作り出せる
・様々な魔法により敵を妨害(ハザマ限定・戦闘時のスキルのこと)
[怪物形態時]ハザマ以外での変身はほぼ無い
・負の感情(特に嫉妬)によりパワーや速度、装甲が強化される。大きさでその程度が読み取れる。(最低全長15m)
・その時の状況に応じて強化された魔法を使用できる(ハザマ限定・戦闘時の必殺技のこと)
【前世について】
ミカゼは人間ではなかった。異世界からの侵略者『影人』に対抗するために造られた人造悪魔。好戦的な嫉妬の悪魔をベースに造られたものの、性格が穏やかになってしまった失敗作である。つまりミカゼは厳密には魔法少女ではなく悪魔の力を使っているのだが、本人は悪魔という存在を疎んでいるため魔法少女と言い張る。
戦っていた侵略者『影人』は人間の脳に寄生してその人物を操るという手法で侵略行為を行っていた。彼女は寄生された人間との戦闘と処刑を主な任務とする兵士だったため、今回の侵略騒動には思うところがあるようだ。
○サブキャラ1
斑鳩 歪(いかるが ひずむ)
年齢:38 性別:男 身長:189cm 体重:90kg?
異能: 《冬虫夏草》(厳密には彼自身の異能ではない)
所属:荊街警察異能対策部捜査一課
常に笑顔を絶やさず誰にでも慇懃な態度の男性。
異能者ではないが、警官になったばかりのころに異能犯罪者との格闘の末、体内に植物を寄生させられながらも犯人を射殺。その結果、脳内に寄生した植物に体組織を作り変えられたものの制御下に置くことに成功し生存した。
身体を意のままに作り変えることができ、人間離れした生命力と膂力を持つが、代償は大きいようだ。
眼帯の下の左目は完全に植物に取って代わられており、視力はないが前述の通り身体を作り変えることができるため眼球を作ろうと思えばいくらでもどこにでも作れる。
体内に根を張っている植物を表に出すこともできるが、あまりにもグロテスクなので普段は髪の毛を伸ばしたり硬化させたりして即席の武器とする。もちろん手足も伸びるのでリーチは長い。
元々ただの一般人であった彼は異能者を内心では嫌悪しており、特に自分をこんな目にあわせた異能犯罪者や異能を暴走させるものを見下している……が、普段はそんな様子はおくびにも出さずにこやかにすごしている。仕事に対しては真面目。間延びした喋り方は少しでも体格から来る威圧感を減らすためのものらしい。
○サブキャラ2
田中・フィリア・冴流(たなか・フィリア・さえる)
年齢:不詳(50以上) 性別:女性 身長:154cm 体重:52kg
異能:《厄神・鞘禍》
常に穏やかな心を保つ女性。ルカエタ教の教祖である。
信者には「教祖様」「フィリアさん」などと呼ばれる。
体内に蓄積された厄を己の力とする異能を持つが、その代償として常に彼女は不幸に巻き込まれる。
かつてはそれに苦しんだようだが、悟りを開き自らの考えを多くの苦しむ人たちを救うために教え伝えていくこととなった。
彼女にはもう一つの姿がある。
XYZに所属する怪人《カタストロフィリア》だ。
彼女にとっては夢や希望などといったくだらないものを喧伝するヒーロー組織は『苦しむ民衆たちを惑わせる害悪』でしかない。喜びも悲しみも希望も絶望も感じない人間こそが彼女の理想であり、それをXYZが掲げる『人類の真化』だと解釈している。
彼女は今日も崇高なる使命の実現のため、人々の夢や希望を切り刻むのだ。
※補足:異能と怪人について
彼女は改造手術を受けていない。が、異能により溜め込んだ厄を使うことで身体強化を行いそれと共に肉体も怪人体へ変貌する。彼女の日常での姿も本来の姿ではないようだが、年齢の問題など諸々に関わるので彼女がこれを明かすことはない。(年齢は少なくとも50以上であることは教団の設立年から明らかである)
改造手術は今のところ必要を感じていない上に、不幸体質による失敗を恐れているようだが、更なる力を求めた時には考えを改めることとなるだろう。
※追記:組織でのスタンス
・手術は受けていないものの姿を自在に変容させる人間ではない存在。本人は人間のことを「自分たちより劣った救うべき者」として見下しているが、嫌ってはいない。
・XYZのボスの語る真化を自分の目的である「人類の救済」と同一視しており、それを実現させるために組織に忠実に尽くす。足並みを乱すだけだとして、組織内の対立をもたらす言動をする者は快く思わない穏健派。
・幹部には目上の者への対応をするが、それ以外の人物に対して露骨に対応を変えることはない。自分に敵意を向けられたのなら別の話だが。
・組織外の敵対者に対しては好戦的。積極的に真化を促すべきと考えているが、それを拒む者は粛清もやむなしとする。
活動拠点 http://lisge.com/ib/talk.php?s=467