名前:中村 鏡輔(なかむら きょうすけ)
年齢:17(高校2年生)
性別:男
身長:171
なんの代わり映えもしない生活を送っていたいわゆる高校生。
見た目もあまりにも普通であり、毎日「あそこでお前見たぞ」とか「テレビ出てるぞ!」とかLINEが来るが、ほぼ全てが人違いである。
「狂人」への憧れが人一倍強い中二病で、さまざまなことに手を出したりわざと変なことや面白いことをやろうとしたりするも、ナチュラルな奇人変人には追いつけないというコンプレックスに常に苛まれている。
一時期は邪気眼になっていたが、恥ずかしいわりにありきたりなのでやめた。そういうのを「恥ずかしい」と思っているあたりが普通の人たる所以である、とは神崎院の談。
ドラマチックな過去や経験はなく、自身の異能は本当に機能しているのか? とよく訝っている。
異能は「世界観」。自分の周りで物語のような変わった出来事が多く起こるようになる、いわば巻き込まれ体質。
名前:神崎院 厂凪(かんざきいん かんなぎ)
年齢:16
性別:女
身長:167
中村の旧知の仲である奇人。
生まれつきピンク色の髪を黒く染めた、肩より少し長いくらいのストレートヘアー。
インターネットが発達してきた昨今、生きているだけでコンテンツになってしまう人間というのがたまにいるが、ソレである。やけに異常なエピソードに多く遭遇し、自分自身も一般的でないステータスを多数保持する。しかし衆目を浴びるのはあまり好きではなく、「普通の人」へ強い憧れを抱いている。
「普通」であろうとするもうまくいかず、日常生活がエピソード化してしまうことに強いコンプレックスがある。
誕生日は7月7日、血液型はAB型Rh-。利き手は左だったが猛特訓して右手も使えるようになった。「昔は左利きだったけど、今は右手も使えるから多数派だね!」と中村に報告したところ「ってことは両利きじゃん、いちばん少数派なのでは?」と言われて以降、左利きだったことを隠して右利きとして生活している。
異能は不明。普通の人として生きたいあまり、異能を自ら封印している。