［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　表情のない顔をしながら、兄様は少しの手振りで灯りをつけた。
　部屋に対する権限は僕も同じくらいあるけれど、僕は機能を把握する意欲がそれほどなかったから、多分兄様の方が優先権は高い。実のところ、僕に求められてるのは環境管理AIとしての能力の高さではなく、管理AI《ぼくたち》が暴走しないような適切な立ち回りなのだ。

「アンジニティに肩入れしたのは、偏に彼らが棄らないものとして扱われたからです」
　言葉はなかったけれど、姉様と同じように、と兄様は言っている気がした。
「外部から介入するのはどうかと思ったので、私自身もアンジニティ落ちしようと思ったのですが」
「ダメです」
「同じ境遇に落ちてもいない人間が、救うとか助けるとか傲慢ですよ？」
「はぁ？　兄様って自分が傲慢って自覚なかったんですか？」
　メモリの冷静な部分が僕に芝居じみた動きをさせる、11歳の少年の姿に似合わず大仰に手を広げ、降りられない雲の座席に身を沈めて足を組む。

「っていうか自分がいれば姉様はダメなままでいいとか言ってる時点で十分傲慢です、今更では？　その対象が一人二人増えたところで何か問題あるんです？」
　言葉で煽りながら僕の思考は優先順位を定めていた。
　第一は兄様をアンジ落ちさせない事、僕の存在意義が根本的に破綻するので困る、世話を焼く相手のいない管理AIとか哀れにも程がある。

「……私自身は問題ありません、シミュレートが将来起こり得る問題を示しただけです」
「そうですか、ところで兄様は自分の性格に文句つけられたらどうお答えしますか」
「解決策のないクレームとなれば、そうですね、『傲慢ですが何か？』」
　百点満点の答えに僕は笑みを綻ばせる、それでいいと思ってるあたり僕もきっと大概なのだろう。
「兄様は……僕を置いていきませんよね？」
「……そうですね」
　僕はあらゆる手段で兄様の枷になる、姉様しか見てない兄様が自滅しないように。

「まぁ……要するに、この辺を忘れている私を、私だと認めないという話ですよ」

特に何もしませんでした。

咲星(330) は 杉 を入手！
涅槃(335) は 松 を入手！
咲星(330) は 羽 を入手！
咲星(330) は 羽 を入手！

涅槃(335) に ItemNo.11 羽 を送付しました。

料理LV を 3 UP！（LV26⇒29、-3CP）

望夢(405) により ItemNo.1 ネジ から装飾『環境コード【制約】』を作製してもらいました！
　⇒ 環境コード【制約】／装飾：強さ58／［効果1］貫通10 ［効果2］－ ［効果3］－

ItemNo.6 不思議な食材 から料理『光のオブジェ』をつくりました！
　⇒ 光のオブジェ／料理：強さ39／［効果1］治癒10 ［効果2］活力10 ［効果3］鎮痛10／特殊アイテム

涅槃(335) の持つ ItemNo.8 不思議な食材 から料理『鳥の餌』をつくりました！
望夢(405) の持つ ItemNo.9 パンの耳 から料理『パン耳グラタン』をつくりました！

人生終了センター(402) とカードを交換しました！

人生終了シリーズ『もうだめ』 （サモン：ナレハテ）


グランドクラッシャー を研究しました！（深度0⇒1）
グランドクラッシャー を研究しました！（深度1⇒2）
グランドクラッシャー を研究しました！（深度2⇒3）

チナミ区 S-7（沼地）に移動！（体調15⇒14）
チナミ区 S-8（沼地）に移動！（体調14⇒13）
チナミ区 S-9（沼地）に移動！（体調13⇒12）
チナミ区 T-9（沼地）に移動！（体調12⇒11）
ヒノデ区 A-9（沼地）に移動！（体調11⇒10）

―― ハザマ時間が紡がれる。












エディアンが早足で湖岸に駆け寄る。



そこでは、白鳥たち黒鳥たちがのんびりと寛いでいる。






エディアンが何かを出そうとすると、後方にランニングおじさん。






そうつぶやき、走り去っていく。






チャットが閉じられる――