【メイン】
おうまがどき ゆき。
相良伊橋高校の一年生、帰宅部。
身長→164cm
体重→『女子に斯様な事を訊くとは不遜であるぞ!』(不明)
好き→闇、炎、力強く生きる者共
嫌い→光、礼節を弁えない者、勇者
実家が高校から地味に遠いので、両親の知り合いの家に居候させてもらっている。
自分は異世界からこの世界に転生してきた魔王である……と言う設定を持って行動している厨二病患者であり、言動がちょっと怪しい。
アンジニティからの侵略に関しては、
『フハハハ!!この世界に最初に目を付けたのは我であるからして、この世界を支配するのは我なのだよ! どうやらどちらが格上か教えてやらねばならぬようだな!!』
とのコメントを発表しているが、本音を言えば『ちょっと何でそんな事になってるの?!』である。
異能の名前は《私の為の物語》
自身を物語の中の登場人物とする事で、それに近い力を発揮する事が出来る。
この異能の効果を自覚した時に『折角なら強そうなのやろうじゃん?!』と言うノリで魔王役を当て嵌めた所、こうなった。
こうなったと言っても元々厨二病である事に変わりはないのであまり変化はない気がするけど、そこは気にしたら負けだ!
『陽の光は好かん』と言う謎の理由で制服のブレザーを改造してパーカーのようにして着用している。 夏場でも手放さない。
足元も黒い厚手のタイツで完全にガードしている。 どれだけ日に当たりたくないのだろうか。
このように制服の上着をこれでもかと魔改造しているので、その内誰かに怒られるのではないかと内心ビクビクしているのは内緒だ!
……が、入学後に部活動を粗方見て回った時、それは杞憂であると考え直したようだ。
【サブ】
フェズリャータ・トルスニク。
身長→176cm
体重→『そう言えば最近量っていないねぇ』(不明)
幽輝の居候先の家主、喫茶店(飲食店)『Darn』の店主。
彼女の両親とは顔見知り……と言うよりは仲の良い友人であるらしく、
幽輝的には親戚じゃないけど親戚のお兄さん……のような感覚らしい。
男性か女性かの区別がイマイチ分かり辛い体型と顔面の人。
何か事情があるのか、常に片目を瞑り、前髪でそれを隠している。
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本来の性格はだいぶ大人しく、動植物や読書が好きなインドア派ガール。
本当は異能の効果を知った時に『このままではいけない』と思い立って自らの異能、《私の為の物語》で自らを物怖じせず、尊大かつ強気な存在……
つまりは『想像上の魔王』の性格と能力を一時的に自らに反映させたので、上部のような言動になっている。
性格は言わずもがな……であるが、能力はあくまで『一般人に転生した魔王』なので大したことは出来ない。
出来る事と言えば、いつもより少しだけ(意地で)重い物を持てたり、ちょっとだけ(見栄で)足が速くなったりしている程度。
ハザマ内では異能の強化と共に魔王の力も覚醒しているのか、魔法じみた能力や謎のカリスマ性のような物を発揮し、自分より弱いものを使役したり召喚が出来たりするようだ。
『魔王とは本来そのようなものだろう?』
素の状態での好きなものは両親と動植物、甘い物。
嫌いなものは自己中心的な人、乱暴な人、一般常識を弁えていない人。
基本的に秩序的な行動や思考を好み、利己的な考えとはあまり相容れない性格だからか、魔王時の性格もそれが根底に残っている……気がする。
《私の為の物語》は『物語』と付いているように、自らが創造したり読んだ物語の登場人物の心情や設定を自己分析し、それを自らに反映させる異能である。
異能を使用している最中の能力は、自身のそのキャラに対する個人的な理解度で強弱が決まる。
ハザマでの状態をフルスペックとするならば、つまり彼女の中にはそう言う『魔王』を実際に創作内に住まわせているのだろう。
隅から隅まで設定し、理解していなければそこまでの能力は発揮できない、彼女が持つ異能はそう言う異能なのだ。