光と闇が備わり別に最強にはならないおえかき(仮称)
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ハザマに生きるもの
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――――そこに新しいキャンバスを置いた。ただし、液晶画面の中の。 するりと画面から溢れ出した“白紙”が、現実に透明なレイヤーを敷く。 今この瞬間、この場は紙面となった。作品となるべき空白となった。 ペン先で、虚空に線を描く。そうして形を得た魚が、ぬらりと宙を泳ぎ出す。 極彩色をぽつぽつと空に落とすように、存在しないものに命が与えられていく。 それがどういう光景か、どう感じるか。それさえも見る側の勝手な妄想だ。 ――――今、この場は架空と現実の狭間。 『IF』が、在りもしないものが、静かに現実を腐らせていく。 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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ハヤミ 「異能で戦えとか他人事みたいに簡単に言うけどよお……。打ち切り少年漫画かよ。 こんな状況でまともなモン描けってほうが無理だろ普通。」 |
ハヤミ 「あっ……ちょっ……怖っ。こっち来んじゃねーよ。 今描いてるから。お前がそうやって寄ってくると進捗ダメになるから。」 |
ハヤミ 「……これならワンドロの方がずっとマシじゃん!!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
そこにあった仮初めが、はらりと溶けるように消えた。 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
異形の魚たちがするりとくぐり抜けていく。 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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イフ 「よく考えて。イフはどうしたらいい?」 |
ハヤミ 「アホ。もう終わったっつの。 それに、外じゃ喋らない約束だ。お前に返事するのもこれっきりだからな……。」 |