フィルロズ 「僕様を倒して酷いことするつもりでしょう。薄い本みたいに。薄い本みたいに。」 |
白い肌に白い髪、金色の眼。 少女はその村でも珍しい色彩をもって生まれた。 村人たちは、それをたいそう不気味に思った。 厄災の前触れであると誰かが言った。 しかし、彼女を殺すことはできなかった。 だれもそれを口にすることができなかった。 代わりに、やはり誰かが言った。 『神への生贄として捧げるべきだ』 ──斯くして少女は、神への供物として育てられたのだ。 少女は疑問を抱くことなく、その日を待ちわびている。 |
――どこからか歓声と、ポップソングのイントロが聞こえる―― |
ダナン 「今、ドラゴンって言ったのは誰かなあ?」 |
花の妖精 「お手柔らかに」 |
君に向けて手を振っただろう。 |
フィルロズ 「みんなー。あつまれー。僕様が模擬戦するよー。さほどしたくないけどー。」 |
生贄 「これも、主の思し召しであれば」 |
アルシェ 「日々の鍛錬の成果、実践といこうか」 |
ダナン 「いっぱい吊るすね。」 |
シャラヴィス 「お手合わせ願うよ」 |
ラヴィちゃん 「ほらみんなぁ♡ 声を上げてっ♡ 前に来て♡ ――全身で、ラヴィちゃんのこと、愛して♡」 |
ラヴィちゃん 「もっともっと、まだ足りないの。 ――好き、って、言って?」 |
(光り輝く瞳が、〝あなた〟だけに注がれる―― ラヴィちゃん 「ねぇ、ほら――もっと、ラヴィちゃんに、夢中になって?」 |
ダナン 「にゃー。」 |
花の妖精PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
ラヴィ 「“狂おしい。抱きしめて、いっそ壊してしまいたい。 あぁ僕を見ないで。その眼を、奪い去りたくなってしまう。”」 |
嫌そうだ。 |
シャラヴィス 「剣を振るうだけが戦いではないさ」 |
生贄 「わたしも、あなたと……がんばります」 |
フィルロズ 「あれ。もう始まるの。しょうがないなあ。」 |
フィルロズ 「呪具がひとつ。毒蟲手甲来たれ。直接打ち込んであげるね。」 |
花が咲いている |
生贄 「まだ、いきます……っ」 |
生贄 「これで、みなさんのお役に……」 |
生贄
「っ……」 生贄は息を切らしている。 |
ラヴィちゃん 「ミュージック、スタート♪」 |
ダナン 「吊るすよ~。」 |
ダナン 「にゃあああ!!」 |
シャラヴィス 「ふたつ!」 |
シャラヴィス 「ほんの戯れさ」 |
ラヴィちゃん 「あはっ♪ ありがとぉ♡」 |
ラヴィちゃん 「“どうか どうか 隠しはしないで あなたの気持ちを 確かめさせて”」 |
生贄 「きゃっ……!」 |
花の妖精 「それでは」 |
フィルロズ 「先駆けは僕様が貰う。」 |
フィルロズ 「呪具がひとつ。毒蟲手甲来たれ。直接打ち込んであげるね。」 |
花が咲いている |
花の妖精 「あれっ?」 |
ダナン 「次は絶対に吊るすからね。」 |
生贄 「きゃっ……!」 |
シャラヴィス 「ここが弱いんだろう?」 |
生贄 「おねがい……」 |
生贄 「この身は、主へ捧ぐための供物……だから……」 |
花の妖精PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain 列活気Lv1(1) |
何か思うところがあるようだ。 |
フィルロズ 「もう既に帰って寝たい。そう思う僕様なのでした。」 |
生贄 「まだ……わたし、がんばれます」 |
ダナン 「この足首、ロープで結びにくいなー。」 |
シャラヴィス 「そろそろ温まってきたか」 |
ダナン 「次は絶対に吊るすからね。」 |
シャラヴィス 「私に続いてくれ!」 |
ラヴィちゃん 「あはっ♪ ありがとぉ♡」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
シャラヴィス 「ありがとう、これでまだ戦える」 |
(ハートのエフェクトが飛び散る――ファンサービスだ!) |
ダナン 「もっと吊るせるよ~!」 |
ダナン 「にゃにゃっ!」 |
シャラヴィス 「よっつ!」 |
(剣を指でなぞった) |
(息を吐いた) |
(ハートのエフェクトが飛び散る――ファンサービスだ!) |
シャラヴィス 「ななつ!」 |
シャラヴィス 「これにて終わりだ」 |
生贄 「わたしも、あなたと……がんばります」 |
フィルロズ 「何事も先に始めた方がえらい。つまり僕様はえらい。」 |
フィルロズ 「耳を塞いで口をあけても多分無駄だからさっさと抜くね。具現せよ。叫びの根。」 |
生贄 「まだ、いきます……っ」 |
フィルロズ 「真面目にやれって怒られたので真面目にやります。」 |
フィルロズ 「通は口に含んで転がすんだよ。嘘でーす。そんな事したら脳味噌沸騰しちゃうよ。」 |
花が咲いている |
君を見ている。 |
フィルロズ 「回復されちゃった。しょうがないなあ。もう少し頑張るよ。」 |
生贄
「っ……」 生贄は息を切らしている。 |
花の妖精PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
生贄 「がんばり、ます……」 |
花の妖精 「それでは」 |
フィルロズ 「あれ。もう始まるの。しょうがないなあ。」 |
フィルロズ 「えいえい。毒った。えいえい。」 |
花が咲いている |
ダナン 「にゃー。」 |
シャラヴィス 「やるじゃないか」 |
花の妖精 「これはお手数おかけしました」 |
君を見ている。 |
フィルロズ 「見る目があるね。助かるよ。」 |
花の妖精 「それでは」 |
君に一つ提案を出す。 |
フィルロズ 「僕様が援護しちゃうぞ。」 |
フィルロズ 「羽ばたきはやがて光を放つ。目が潰れるまで舞い踊れ。」 |
生贄 「主よ。どうか、よき友へ癒しを……」 |
花の妖精 「これはお手数おかけしました」 |
花の妖精PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
ダナン 「次は吊るすからね。」 |
(ビキ、と人形の肌にヒビが走った。) |
フィルロズ 「んん。ちょっと素材不足かな。」 |
花の妖精PT Chain 列付猛毒Lv1(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
君に一つ提案を出す。 |
フィルロズ 「カワイイ僕様が後続の道を示しまーす。」 |
フィルロズ 「呪具が一つ。ポイズンリキュール来たれ。はいのーんでのーんでのんでのーんでのーんでのんで。」 |
相槌を打つ。 |
花の妖精 「これはお手数おかけしました」 |
文句は無い。 |
フィルロズ 「なりふり構わないって言うのはこういうのを言うのさ。具現せよ。毒竜の血。」 |
花が咲いている |
生贄は動揺している。 |
君に意見を述べる。 |
フィルロズ 「ちょっと待って今ソリティアやってるから。冗談だよ。真面目に戦闘してるよ。本当本当。」 |
生贄 「もっと……がんばらなきゃ……」 |
ダナン 「絶対に吊るすからね。」 |
シャラヴィス 「畳みかけるぞ!」 |
生贄は動揺している。 |
フィルロズ 「どうなっても僕様じゃなくてBUGが悪い。だから戦闘終了後喉とか痛めてたら急いでうがいしてください。よろしく。」 |
(ビキ、と人形の肌にヒビが走った。) |
シャラヴィス 「ここが弱いんだろう?」 |
フィルロズ 「僕様の柔肌が傷付いたらどうするのさ。まあ人形の肌だから柔くないんだけど。」 |
花の妖精PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
フィルロズ 「お腹減ったな。ちらっちらっ。このままだと困るから何か食べたいな。ちらっちらっ。」 |
(息を吐いた) |
(息を吐いた) |
花の妖精PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
アルシェ 「!」 |
咳き込んでいる。 |
フィルロズ 「キメポーズするならここしかないね。」 |
シャラヴィス 「ここが弱いんだろう?」 |
花の妖精PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
フィルロズ 「家の鍵閉めたか心配になってきた。」 |
生贄 「例えこの身が亡ぼうとも、祈り続けます」 |
フィルロズ 「ほら。ぼんやりしてるから直撃だ。」 |
ダナン 「にゃーん。」 |
ラヴィちゃん 「あはっ♪ ありがとぉ♡」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
シャラヴィス 「ありがとう、これでまだ戦える」 |
ダナン 「次は絶対に吊るすからね。」 |
ラヴィちゃん 「あはっ♪ ありがとぉ♡」 |
ラヴィちゃん 「あはっ♪ ありがとぉ♡」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
シャラヴィス 「ありがとう、これでまだ戦える」 |
シャラヴィス 「ありがとう、これでまだ戦える」 |
花の妖精PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
それで…… 彼は 君の目に訴えかけただろう。 |
生贄 「きゃっ……!」 |
それは確かに敵意を向けた。 |
フィルロズ 「やれやれ。負担が増えるじゃないか。……仕方ないなあ。」 |
シャラヴィス 「くっ痛いところを…!」 |
ダナン 「順調だね。」 |
シャラヴィス 「流れを変えていこう!」 |
フィルロズ 「おっと。」 |
花の妖精PT Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
ダナン 「順調じゃないね。」 |
フィルロズ 「残念賞でポケットティッシュだ。」 |
ダナン 「次は吊るすからね。」 |
おそらく 彼の反感を買っただろう。 |
フィルロズ 「そろそろカード勝負じゃなくて殴り合いになって来たかな。野蛮~。」 |
生贄 「まだ、わたし……まだ、がんばります」 |
ダナン 「吊るすね、吊るすね、吊るすね。」 |
シャラヴィス 「なかなかしぶといな」 |
生贄 「役目は、果たされたでしょうか……」 |
おそらく彼は侮蔑の念を抱いたはずだ。 |
フィルロズ 「【僕様速報】やばい。」 |
花の妖精PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||
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*A'rca Chain |
シャラヴィス 「うっ…援護を頼むっ」 |
フィルロズ 「じゃ。そういう事で。後はよろしくね。僕様はかえりまーす。」 |
おそらく彼は侮蔑の念を抱いたはずだ。 |
彼は皮肉を込めて何かを呟いた。 |
花の妖精 「ごきげんよう」 |
彗星 「 … 」 |
フィルロズ 「もしもしポリスメン。負けたんだけど。あっ悪戯じゃな 切られた。」 |
生贄 「い、痛い……」 |
アルシェ 「こちらの勝ち、だな」 |
ダナン 「ぷらぷら。」 |
シャラヴィス 「いい経験になった。ありがとう」 |