【こぼれ話】 「それとメイナードさん、ケイトさんのことなのですが…」 「ああ、ケイトにも心配をかけただろうな。 向こうの状態はどうなっているんだ?爆発などは起きていない…と、思いたいが。」 「爆発はしていません、大丈夫です。 ただ――その、ケイトさんも巻き込まれてしまったようで…」 「なん…だと…!」 「カーリーさんによりますと一応無事とのことですが… まだ居場所の特定はできていません。」 「……そうか…それは、一大事だな。甘かったか…」 「あまいのか?」 ぴょこんとメイナードの足の間から顔を出して、辺りをきょろきょろしている。 「エピさん。」 「おかしは すきだぞ」 「うん… あとでマドレーヌをあげような…」 「まどれぬ!」 やったー!獣はおめめきらきら。しっぽをふりふりさせた! 「…サラ君、向こうからなにか情報が入ったら教えてくれ。」 「はい。わかりました。」 |