[ 登録状況 ] 第4週 星期日 ≫現在地:L-LvX 【カフェ『ラ・フロンティエール』】 |
エンディア 「……ほう。なるほど。この辺りか。」 |
あの食事会とは別の頃合いだろうか。 彼もこのカフェにやって来た。 「エアリスさんが言ってた会場って、ここで合ってる……みたいだね」 そして、目の前の少女の姿に気がつくと、彼は挨拶をする。 「……アルカナナイツなのに、挨拶が遅れてしまっていたね。 何度か戦闘や取引でお世話になってるし、もう初めましてではないね。 改めまして、アルカナナイツ『月』の座、早川千尋。今後ともよろしく」 「あのときは散治癒の札を引き取ってくれて助かったよ。tipが足りなくて困ってたから……」 |
振り向き際。 エンディア 「そうか。」 それだけ言って、視線を向けたと思えば。目は全然違う方向を向いており。 エンディア 「これもまた、可能性と言うことか。」 空を切るようにして、時を待つようにも思えるだろう。 |
「……可能性?」 彼は少し、きょとんとする。 「可能性も何も、僕はただの欠員補充のつもりだったんだけど…… それとも他に、何か気になることでも?」 貴方が目を逸らすのであれば、彼は敢えて目を向けることはしないだろう。 彼の視線に先には、グラスに注がれたアイスコーヒーが置かれている。 |