ヤマツ 「あぁ忌々しい。地獄の釜で熔(と)け落ちよ」 |
誰にも知覚されない死角── もしかすると、彼女が『いるかもしれない』場所に、 幻術士は、音もなく現れていた。 ■■■■ 「こんにちは、こんばんは。 始めまして、お久しぶり。 教えてくれるかい、わたしの名前を」 |
「………」 |
「………」 |
ダナン 「今、ドラゴンって言ったのは誰かなあ?」 |
ヤマツ 「我はヤマツなり。 “哲学者”のカード。“隠者”のカードの逆さ裏。 」 ヤマツ 「────自由に使うがいい…… 愚者より愚かな隠者ども」 |
チェノー 「オ前ハ害虫カ? ソレトモ……」 |
エアリス
「実験データを取ろうか。これも、開拓のためさ」 |
「………」 |
アウエーレ 「え?虫と闘うだけじゃないの?も、模擬戦? なぜ、無駄に闘う回数を増やすの???」 |
ソーン 「……まだ見分けがつかねー。言われるままやってるから落ち着かないぜ。」 |
烟玖 「……ええと……よろしく」 |
リーヴィア 「まだまだ見習いだけど、一流の精霊魔導師を目指して頑張ります!」 |
「………」 |
ダナン 「いっぱい吊るすね。」 |
ダナン 「早く吊らなくっちゃ。」 |
覆い隠すかのように。 |
リーヴィア 「やっぱりこうだったはず!」 |
ピュア 「純白に染めて差し上げましょう。」 |
エアリス
「そっちは偽物だった、ってことにしようか」 |
ピュア 「白に還りなさい。」 |
メチルフェニデート投与。 ドーパミンの再取り込みを阻害、末端からの遊離を促進。 ノルアドレナリン濃度にも影響を確認。 |
耐性の形成を確認。 モノアミンオキシダーゼの阻害にまで至らないように注意しつつ、投与量増加。 覚醒作用ほか、口渇、神経過敏を感覚。 |
ヤマツ 「よもや──── この期に及んで“此れの対策を講じてないとは言うまい?」 ヤマツ 「くっくっ、それでは答え合わせといこう」 |
ヤマツ 「うむ……そう来たか」 |
リーヴィア 「わ、わ……」 |
ヤマツ 「人の話は最後まで聞きなさい」 |
ヤマツ 「なるほど」 |
リーヴィア 「わ、わ……」 |
風の鳴る音がする。ひゅうひゅうと、聞こえる。 もう耳など無いというのに、こびりついて離れない。 ああ……メリル。愛しいわたしのメリル。お前の息が。わたしの鼓動が。 どんどん小さくなっていく……遠くに消えていく。 |
チェノー 「動クナ」 |
チェノー 「小賢シイ」 |
チェノー 「小賢シイ」 |
チェノー 「小賢シイ」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
ダナン 「次は絶対に吊るすからね。」 |
ダナン 「次は絶対に吊るすからね。」 |
ダナン 「次は絶対に吊るすからね。」 |
ダナン 「次は絶対に吊るすからね。」 |
ダナン 「くっちゃくっちゃ。」 |
ダナン 「くっちゃくっちゃ。」 |
ダナン 「次は絶対に吊るすからね。」 |
ダナン 「くっちゃくっちゃ。」 |
ダナン 「次は絶対に吊るすからね。」 |
ダナン 「くっちゃくっちゃ。」 |
Hölle-ヘレ- Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ソーンPT Chain |
リーヴィア 「消毒です!!」 |
白い霧が敵の視界を遮る。 |
白い霧が敵の視界を遮る。 |
ヤマツ 「やめろ、鬱陶しい」 |
ヤマツ 「人の話は最後まで聞きなさい」 |
首巻がたなびく。 |
チェノー 「何ガ入ッテイルヤラ」 |
「………」 |
「………」 |
無性に体をかきむしりたくなる。 |
チェノー 「動クナ」 |
隣前後に仲間がいる。手をかけられる場所に、仲間がいる。 |
チェノー 「小賢シイ」 |
ホーリー 「鎖で縛って……当てやすく!」 |
対峙する敵は、なぜか足が竦み動くことができない。 |
ヤマツ 「では、こちらも」 |
(指パッチンのアイコン
It`s show time! |
エアリス 「何かを禁じる掟は幾千幾万とあるけれども、 何かを推奨する掟はずっと少ないんだね」 |
エアリス
「ごめんね、痛いかな。すぐに終わるからね」 |
チェノー 「イズレハ枯レ」 |
肺が膨らむたび、入ってくる、侵ってくる―― |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
ダナン 「次は吊るすからね。」 |
5'th chain!! |
背中に手を回す、ひょいと振る、 いつの間にかボロボロの兎のぬいぐるみを持っている。 間を置かず炸裂したぬいぐるみから、 悍ましくも血濡れた無数の針が飛び出した。 |
きみの血は、何色なのだろうね。 |
ダナン 「にゃーん。」 |
ダナン 「次は吊るすからね。」 |
エアリス
「あたた、予想外の方向から来たね」 |
/ なんでーっ \ |
エアリス
「ふふっ、やっちゃった!」 |
ヤマツ 「こんなものか」 |
チェノー 「アア、肥エル」 |
チェノー 「満チル」 |
チェノー 「アア、肥エル」 |
チェノー 「満チル」 |
チェノー 「満チル」 |
チェノー 「アア、肥エル」 |
ヤマツ 「やれ」 |
ヤマツ 「ふむ」 |
「………」 |
ダナン 「次は吊るすからね。」 |
正義が心に力を与える。自分に非はない、あいつのせいだ。 |
首巻がたなびく。 |
チェノー 「動クナ」 |
Hölle-ヘレ- Chain 貫付封殺Lv3(1) 列傷冥闇Lv6(2) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ソーンPT Chain 隠者Lv3(1) 列治癒活気Lv3(2) 全付混乱Lv4(3) 列命傷冥闇Lv5(4) 列傷投射Lv6(5) 全治癒活気Lv2(6) 全活気Lv2(7) 列傷冥闇Lv6(8) 列傷投射Lv5(9) |
エアリス
「こういう運命だったのかな。……さて、確かめてみようか」 |
リーヴィア 「なんかやばそう……」 |
夜霧を飛び交う。 |
ヤマツ 「貴様にはがっかりだ」 |
烟玖 「あれ……」 |
ヤマツ 「貴様にはがっかりだ」 |
烟玖 「……」 |
烟玖 「……」 |
ホーリー 「悪ィけど、逃さないぜ!」 |
チェノー 「ザラザラダ」 |
対峙する敵は、なぜか足が竦み動くことができない。 |
乱れた陣形を立て直す。 |
ソーン 「仕掛ける!」 |
烟玖 「……始める」 |
呼吸を整える。 |
リーヴィア 「にっ!」 |
「………」 |
「………」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
ヤマツ 「どうやら貴様には難しかったらしい」 |
「………」 |
ダナン 「もっと吊るせるよ~!」 |
ダナン 「にゃー。」 |
エアリス
「あたた、予想外の方向から来たね」 |
リーヴィア 「ろくっ!!」 |
リーヴィア 「キラキラ、光って!」 |
「………」 |
「………」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
リーヴィア 「助かりました、ありがとうございます!」 |
「………」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
「………」 |
チェノー 「グウッ……!」 |
ダナン 「もっと吊るせるよ~!」 |
ダナン 「にゃー。」 |
ホーリー 「おっしゃ九連鎖ァ!!」 |
烟玖 「……ありがとう」 |
「………」 |
「………」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
ダナン 「吊らなくっちゃ。」 |
チェノー 「グウッ……!」 |
「………」 |
ヤマツ 「おや失礼。痛かったかね?」 |
ヤマツ 「ふむ」 |
ヤマツ 「うむ……そう来たか」 |
ヤマツ 「お見事。 ────それでは、失礼」 |
チェノー 「グルルゥッ……!」 |