看板娘 七味(Pn215)
宮廷魔術師 ノアハ(Pn215)
呪具現の魔女 フィルロズ(Pn215)
グルメ妖精 シー(Pn215)
黒い者 チェノー(Pn202)
闇(Pn202)
アウエーレ(Pn202) | とん、たたんと爪先が地面を叩く軽やかな音。 くるり手元で回転させるは魔法の鉄鍋。 青い瞳をきらめかせ、半獣の少女はからりと笑った。 「いらっしゃいませ、なーんてね?」 |
![]() 魔とは無明の混沌ではなく、 闇を照らす光である。 |
フィルロズ「僕様を倒して酷いことするつもりでしょう。薄い本みたいに。薄い本みたいに。」 |
シー「はい?」 |
「あぁ忌々しい。地獄の釜で熔(と)け落ちよ」 |
誰にも知覚されない死角── もしかすると、彼女が『いるかもしれない』場所に、 幻術士は、音もなく現れていた。 「こんにちは、こんばんは。 始めまして、お久しぶり。 教えてくれるかい、わたしの名前を」 |
![]() 「………」 |
「よろしくお願いするですー!」 |

花椒「さて、と……お手合わせ、よろしくお願いします」 七味「よろしくお願いしまーす」 |

ノアハ「真剣にやる以上、手は抜かないさ」 |

フィルロズ「みんなー。あつまれー。僕様が模擬戦するよー。さほどしたくないけどー。」 |
シー「練習?練習っすよね!?その武器なに!?」 |

「我はヤマツなり。 “哲学者”のカード。“隠者”のカードの逆さ裏。 」 「────自由に使うがいい…… 愚者より愚かな隠者ども」 |

チェノー「オ前ハ害虫カ? ソレトモ……」 |
「人間同士で争いあうなんて、不思議なものだね」 |

「………」 |
アウエーレ「え?虫と闘うだけじゃないの?も、模擬戦? なぜ、無駄に闘う回数を増やすの???」 |

「ないよりマシだ」 |
フィルロズ「来たれ内なる烈風雷音。皆まとめて超加速。呪いと共に具現せよ。『ダァク・ダァク・アクセラレイト』。」 |
フィルロズ「君達には祝福を。僕様から祝福されるなんて。貴重だよ。」 敵対する者達の周囲に光球が浮かび上がった。 |
フィルロズ「勿論。代償は貰うよ。だって僕様は。魔女なんだから。」 光球はぐるぐると周囲を回転し始めた。チカチカ光る上に物理的に邪魔だ。 |
フィルロズ「僕様がそんなの受けたがる訳ないじゃん。やーだよ。」 |
フィルロズ「さて。雄叫びと共に進撃だ。なんて。頑張ってね。僕様以外で。」 |
フィルロズ「オマケにこれもつけちゃおう。禁忌の呪術よ。具現せよ。」 |
メチルフェニデート投与。ドーパミンの再取り込みを阻害、末端からの遊離を促進。 ノルアドレナリン濃度にも影響を確認。 |
「第1章88節。『好意の返報性は絶対ではない。 これは何も相手に限った話ではなく、自身でさえその対象となる。 私達は今まで、幾つの好意を無下にしてきたのだろうか。 幾つの機会を無駄にしてきたのだろうか』」 |
シー「ひらりひらり」 |
「第1章115節。『この世に救えない者はなく、神の愛は全てに平等に降り注ぐ。 その結果がこの停滞ならば、かの言葉に価値はない。 愛せぬならば、通り過ぎよ。 救い求めぬ真の愚者を切り捨てたその先に、本当の心の平穏があるのだから』」 |
「あらら。」 |
「あらら。」 |
シー「ひらりひらり」 |
「人の話は最後まで聞きなさい」 |
「うむ……そう来たか」 |
「ふむ」 |
フィルロズ「お断りします。」 |
「くるーんですー!」 |
「なるほど」 |
「うむ……そう来たか」 |
ノアハ「届いてないよ、悪いけど」 |
「人の話は最後まで聞きなさい」 |
ノアハ「届いてないよ、悪いけど」 |
フィルロズ「一瞬速ければ僕様死んでたよ。危ないなあ。」 |
シー「ひらりひらり」 |
シー「ひらりひらり」 |
シー「ひらりひらり」 |
ノアハ「避けないと失礼かと思ってね」 |
チェノー「動クナ」 |
シー「ひらりひらり」 |
シー「ひらりひらり」 |
チェノー「動クナ」 |
チェノー「小賢シイ」 |
ノアハ「いいね、その調子でよろしく」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「たぶん意地悪されたカードが綺麗さっぱりする感じだと思うんすよね……」 |
シー「はわわわわわわわ」 |
シー「こう来たら……」 シー「こうっ!!」 |
シー「はわわわわわわわ」 |
シー「何が飛んできても打ち返すっすよ!自信ないけど」 |
シー「ほほー、これはいいカード……」 |
シー「うっかりハチミツついた手でカードさわっちゃった……」 |
シー「洗えば落ちるかな……」 |
「不正解」 |
シー「はえー。ニンジャっすか?」 |
「………」 |
アウエーレ「ッはぁ、避けた…避けられた…ッ!セーフ!」 |
「下ごしらえはおいしいお料理の基本ですー!」 |
「やられたら!やり返せ!ですー!」 |
「カロリーは正義ですー!」 |
「カロリーは正義ですー!」 |
ノアハ「四精霊に奉る……汝の御業は大いなるかな」 |

ノアハ「誰が汝を恐れざる……誰が御名を尊ばざる……」 |
ノアハ「……汝の裁定はすでに現れたり」 |
| νカフェ・オリュゾン Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Hölle-ヘレ- Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フィルロズ「君達に捉えられるかな。具現せよ。夢現の狭間を行く影よ。なによりも虚しい魂たれ。」 |
フィルロズ「人形劇はお好きかな。具現せよ。風の精霊。その魂。その殻よ。」 |
「……っ!」 |
七味「当たりどころがよかったかな?」 |
「お見事」 |
「おや失礼。痛かったかね?」 |
ノアハ「お互い、本気にならないほうがいいと思うんだが?」 |
「どうした?愉快な顔だ」 |
ノアハ「それ、やめてもらいたいなぁ、ほんと」 |
「リベラもおなかすいてきたですー!チーズタッカルビがいいですー!!」 |
「とてもべとべとするですー!」 |
「やめろ、鬱陶しい」 |

シー「敵の皆さんにもおすそ分けっす。これをつけて食べてね」 |
シー「いじめられたらじぶんに言うっす。ビシっと言って……」 シー「あー……お薬塗ってあげるっす」 |
シー「一度で二度美味しいっす」 |
シー「助かるっすー」 |
無性に体をかきむしりたくなる。 |
「………」 |
「………」 |
フィルロズ「呪いと共に具現せよ。縛動リボン。これ相手を捕らえるのに滅茶苦茶便利。今なら6億Tipで販売中。」 |
フィルロズ「呪いと共に具現せよ。焼けた靴。踊っておくれ。僕様の為に。醜い醜いダンスパーティだ。」 |
「やれ」 |

ノアハ「それ、やめてもらいたいなぁ、ほんと」 |
| νカフェ・オリュゾン Chain 女教皇Lv3(1) 惨素傷火炎#事象Lv3(2) 貫付猛毒Lv2(3) 傷殴打火炎Lv2(4) 休息Lv2(5) 散低下Lv3(6) 列素傷火炎#事象Lv3(7) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Hölle-ヘレ- Chain 貫侵食冥闇Lv4(1) 全起死回生Lv1(2) 全付封殺Lv3(3) 列命傷冥闇Lv5(4) 貫傷痕冥闇Lv4(5) 多治癒Lv1(6) 貫付封殺Lv3(7) 列傷冥闇Lv6(8) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フィルロズ「さあ幻想の世界へご招待だ。君達の目にはもう光しか映らない。 具現せよ。ファンタズマルレコード。」 |
フィルロズ「そして曲にあわせて踊るんだ。ほら。楽しくなってきた。 具現せよ。ファナティックフロア。」 |
正義が心に力を与える。自分に非はない、あいつのせいだ。 |
「……?はて…… 何をしようとしていたのだったか……」 |
「傷つく準備のひとつも出来ていないのなら、どれ、 わたしが拵(こしら)えて差し上げよう」 |

隣前後に仲間がいる。手をかけられる場所に、仲間がいる。 |
「リベラはまだまだ元気ですー!フンフンッ!」 |
ノアハ「まあ、こんな早々に決着がつくものではないか」 |
フィルロズ「BUGだってぶん殴ってみせらあ。でも白紙と待機と低下は勘弁な。いや本当に困るよ。」 |
シー「4時間経過したっすよ」 |
「……」 |
チェノー「マダ始マッタバカリダ。ソウダロウ?」 |
「んー、目が覚めてきたよ」 |
「………」 |
チェノー「腐鎖リハ始マル」 |
It`s show time! |
「何かを禁じる掟は幾千幾万とあるけれども、 何かを推奨する掟はずっと少ないんだね」 |
チェノー「イズレハ枯レ」 |
肺が膨らむたび、入ってくる、侵ってくる―― |
ノアハ「避けないと失礼かと思ってね」 |
「………」 |
「………」 |
|
5'th chain!! |
背中に手を回す、ひょいと振る、いつの間にかボロボロの兎のぬいぐるみを持っている。 間を置かず炸裂したぬいぐるみから、悍ましくも血濡れた無数の針が飛び出した。 |
/ なんでーっ \ |
ノアハ「届いてないよ、悪いけど」 |
アウエーレ「…ッ、う…大丈夫、治せる…自分の傷だもの……自分で出来るわ…やらなくちゃ……」 |
アウエーレ「…ッ、う…大丈夫、治せる…自分の傷だもの……自分で出来るわ…やらなくちゃ……」 |
アウエーレ「…ッ、う…大丈夫、治せる…自分の傷だもの……自分で出来るわ…やらなくちゃ……」 |
アウエーレ「…ッ、う…大丈夫、治せる…自分の傷だもの……自分で出来るわ…やらなくちゃ……」 |
アウエーレ「…すぅ…はぁ…、大丈夫……塞ぐだけよ、人の血よりマシよ…… 」 |
アウエーレ「ああぁ、もう…イヤ…はやく治さないと…… 」 |
チェノー「全テノ生ハ砂ト化シ」 |
チェノー「マトワリツケ」 |
「………」 |
「………」 |
|
Over drive!! |
「このアーティファクトわりとなんでも貫くから、 覚悟しておいた方がいいよ。 ……主に味方の皆さんとかね?」 |
「あらら。」 |
「うむ……そう来たか」 |
「………」 |
チェノー「極ミ残ルハ虚ロノミ」 |
![]() |
チェノー「楽シソウダナ?」 |
チェノー「楽シソウダナ?」 |
チェノー「グウッ……!」 |
「………」 |
|
Over drive!! |
「………………ありがとう」 |
チェノー「アア、肥エル」 |
「………」 |
アウエーレ「う…ありがとう…自分で自分の回復が間に合わないなんて、情けないわね…ごめんなさいね……」 |
ノアハ「もっと狙いたくなるような人が他にいると思うんだけど」 |
「ありがとですー!」 |
花椒「おっと、お世話になったな」 |
フィルロズ「カワイイ僕様を癒してくれてありがとう。君もカワイイよ。」 |
「………………ありがとう」 |