![]() 「僕様今足元の砂粒を数えるので忙しいんだけど。だめですか。そうですか。」 |
星の加護よ 星の加護を授けしものよ 《the pendulum of love and hate》 「―――私はハットマン、Mrs.オルドハットマン」 |
![]() 「………」 |
じっと見ている。 |
シャッターが切られる。一時を保存する。掠れるまで |
![]() 「“模擬戦”? なんのために?」 |
![]() 「模擬戦、ってどんな感覚なのかな?」 |
![]() 「……ええと……よろしく」 |
![]() 「みんなー。あつまれー。僕様が模擬戦するよー。さほどしたくないけどー。」 |
![]() 「よろしく…。 」 |
![]() 「……システム起動」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……なんでこんな面倒なことしなきゃいけねェんだ」 |
![]() 「お主も悪よのう。いえいえ僕様ほどでは。誰が悪だ。怒るよ。」 |
![]() 「偽体接続。耐乱呪符起動。だって混乱したら後で謝らなきゃいけないでしょ。」 |
![]() 「種も仕掛けもないから中身もないや。冗談言ってる場合か。」 |
![]() 「呪具現の魔女の力。見せてあげよう。誰が本物か。わかるかな。」 魔女が手を翳すと、開拓者達と同じ姿の像が複数出現した。 |
![]() 「いくよ、準備はいいかな?」 |
![]() 「――君のその手にあるの、ちょっと漂白しちゃおう」 |
![]() 「――おいでおいで、ほら早く」 |
![]() 霄が移り変わる。 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「手加減してくれるなんて優しいね。惚れそう。惚れないけど。」 |
![]() 「……ッつぅ」 ![]() 「ふぅ……長時間露光って知ってるか? 薄暗い場所でも綺麗に写真を撮る方法なんだが……」 ![]() 「俺の『過去射影』で同じことをしたらどうなるか実験したことがある」 ![]() 「興味深いことに、過去の状態への遷移が露光した時間と同じだけ続くんだぜ」 ![]() 「ま、長い時間『過去射影』しなけりゃならねェから面倒なんだけどな……」 |
![]() |
![]() 「……ッチ」 |
虚像が掻き消える。 |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆ならなんとやら。 さあ。せっかくだから楽しくやろうじゃないか。」 |
![]() 「――そう簡単に、当てさせないよ」 |
残光だけが残りし戦場の星! |
![]() 「あぶねえな」 |
残光だけが残りし戦場の星! |
![]() 「あぶねえな」 |
![]() 「えい!」 |
![]() 「あ、はじめちゃう?」 |
![]() 「えいえい!」 |
![]() 「これで仕舞、と。」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「僕様の柔肌が傷付いたらどうするのさ。まあ人形の肌だから柔くないんだけど。」 |
![]() 「もしもし。僕様だけど。幻影派遣できる。3体くらい。はーい。お願いね。」 |
![]() 「――寒いのは好き?僕はあんまり好きじゃないな。」 |
![]() 「俺が起点……?冗談だろ?」 |
![]() 「過去射影は文字通り昔を投影、つまり一時的とはいえ過去の状態を戻す、世界の理に逆らう術だ。この力は多用できない、大事に使ってくれ」 |
![]() 「……(自分に過去射影出来ないから、面倒なんだよな)」 |
![]() 「……(自分に過去射影出来ないから、面倒なんだよな)」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「お断りします。」 |
![]() 「………」 |
玻璃の部屋 Chain 休息Lv2(1) 全低下Lv2(2) 全付猛毒Lv2(3) 列治癒Lv1(4) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain 全治癒活気Lv2(1) 列治癒活気Lv2(2) |
![]() 「始めましょう。さあ、あなたたちのかがやきを見せて!」 |
![]() 「俺が起点……?冗談だろ?」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……(自分に過去射影出来ないから、面倒なんだよな)」 |
![]() 「……(自分に過去射影出来ないから、面倒なんだよな)」 |
![]() 「チッ、手助けしてやる」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「あぶねえな」 |
![]() 「じゃあやろうか。」 |
![]() 「あっもしもしカチュア。遠隔メンテできるかな。じゃあよろしく。はーい。」 |
![]() 「にア まんたん。嘘ですもっと回復したい。」 |
![]() 「あぶねえな」 |
籠手を構え直す。 |
![]() 夜帯びた煙が広がる。 |
![]() 「えいえいえいえい!」 |
![]() 「君よく気が利くって言われない。気が利くね。」 |
![]() 「真面目にやれって怒られたので真面目にやります。」 |
![]() 「あれ。外れた。」 |
![]() 「〆は僕様が貰っていく。」 |
![]() 「……始める」 |
![]() 「あ、はじめちゃう?」 |
![]() 「あぶねえな」 |
小さく相槌を打つ。 |
![]() 「蠢くものを感じますか?」 |
虚像が掻き消える。 |
![]() 「こういう時身体パーツが取り外し式だと避けやすくていいね。」 |
![]() 夜霧を飛び交う。 |
![]() 「僕様のターン。ドロー。あっこのドローは引分って意味じゃないから勘違いしないでよね。」 |
![]() 「ここからかな…」 |
![]() 「………」 |
![]() 「さくっとは終わらねェか」 |
![]() 「――いいよね、風は薫りを運んでくれる。」 |
玻璃の部屋 Chain 全低下Lv1(1) 治癒活気Lv1(2) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain 命傷冥闇Lv4(1) 全付魅了Lv2(2) 全付混乱Lv2(3) 深傷殴打Lv1(4) 全活気Lv2(5) |
![]() 「……面倒臭いことになったな」 |
![]() 「あ、はじめちゃう?」 |
![]() 「何事も先に始めた方がえらい。つまり僕様はえらい。」 |
![]() |
![]() 「残念賞でポケットティッシュだ。」 |
![]() 「………」 |
![]() 「あぶねえな」 |
![]() 「えいえい!」 |
![]() 「チャンスには乗るのが爆アド。」 |
![]() 「素敵な雨模様じゃないか。ちなみに素肌に触れると2ヶ月くらい爛れます。」 |
残光だけが残りし戦場の星! |
![]() 「俺が起点……?冗談だろ?」 |
![]() 「………」 |
![]() 「いいタイミングだぜ、サポートしてやる」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……(自分に過去射影出来ないから、面倒なんだよな)」 |
![]() 「……よし」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……(自分に過去射影出来ないから、面倒なんだよな)」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……(自分に過去射影出来ないから、面倒なんだよな)」 |
![]() 「……」 |
玻璃の部屋 Chain 列治癒活気Lv1(1) 全復活Lv1(2) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「やーだよ。」 |
![]() 「あぶねえな」 |
![]() 「本日のハイライトシーン。録画したかな。」 |
![]() |
![]() 「………」 |
残光だけが残りし戦場の星! |
![]() 「……ッチ」 |
玻璃の部屋 Chain 列治癒活気Lv1(1) 全復活Lv1(2) 治癒活気Lv2(3) 全治癒活気Lv2(4) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain 傷殴打Lv2(1) 列治癒Lv2(2) 傷冥闇Lv3(3) 全異常Lv2(4) 深自傷殴打Lv3(5) |
![]() 「オオオ……オオオ……」 ![]() 「邪神像を媒体に。呪具迷宮の一角を呼び出そう。 対象転移。腐食蛞蝓。具現反復。さあ。君の服も装備も溶かしてあげよう。」 |
![]() 「クソ……!」 |
![]() 「ねえねえ。見て見て。みかんが浮く手品。親指に刺してるだけだけど。」 |
![]() 「まだ…がんばらなきゃ…」 |
![]() 「………」 |
![]() 「疲れてきたぜ……いや冗談だ、まだ戦うさ」 |
![]() 「えい!」 |
![]() 「では一列に並んで」 |
![]() 「カワイイ僕様を癒してくれてありがとう。君もカワイイよ。」 |
![]() 「君よく気が利くって言われない。気が利くね。」 |
![]() 「えいえい!」 |
![]() 「えいえいえい!」 |
![]() 「まだがんばれますよね?」 |
![]() 「えいえいえいえい!」 |
![]() 「自分が一番です。」 |
![]() 「自分が一番です。」 |
![]() 「ありがとう、凄いね。」 |
![]() 「ありがとう、凄いね。」 |
![]() 「……ありがとう」 |
![]() 「……ありがとう」 |
![]() 「見る目があるね。助かるよ。」 |
![]() 「回復されちゃった。しょうがないなあ。もう少し頑張るよ。」 |
![]() 「えいえいえいえいえい!」 |
![]() 「ありがとう。僕様はキラキラしたエフェクトを具現させて回復感出す仕事するね。」 |
![]() 「えいえいえいえいえいえい!」 |
![]() 「蘇って。」 |
![]() 「君よく気が利くって言われない。気が利くね。」 |
![]() 「これで仕舞、と。」 |
![]() 「チッ、手助けしてやる」 |
![]() 「過去への回帰投影とは言っても、簡単な話じゃない。特に別々の人間をまとめてやる場合は、な」 ![]() 「まあ、俺みたいな風になっちまえば多少の疲労と引き換えにできるんだ。代償は前払いされてるからな」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「あーあー。修繕費がかさむ。」 |
![]() 「……ッチ」 |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「もしもし。僕様だけど。幻影派遣できる。3体くらい。はーい。お願いね。」 |
残光だけが残りし戦場の星! |
![]() 「うおおおおお!!」 |
![]() 「自分が一番です。」 |
![]() 「ありがとう、凄いね。」 |
![]() 「見る目があるね。助かるよ。」 |
![]() 「蠢くものを感じますか?」 |
![]() 「あれぇ?」 |
![]() 「……ッチ」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「呪具が一つ。肉塊大盾来たれ。ああ危ないところだった。」 |
![]() 「ねえ。もっとその顔よく見せて。」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……ッチ」 |
![]() 「あいたっ!」 |
![]() 「あれぇ?」 |
![]() 「あぶねえな」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……ッチ」 |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「おっと。」 |
![]() 「あは。つらそうだね。僕様は楽しいよ。」 |
![]() 「あれぇ?」 |
![]() |
![]() 「………」 |
![]() 「呪具が一つ。肉塊大盾来たれ。ああ危ないところだった。」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「………」 |
![]() 「呪具が一つ。肉塊大盾来たれ。ああ危ないところだった。」 |
![]() 「キメポーズするならここしかないね。」 |
![]() |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「あれ。外れた。」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「お断りします。」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……ッチ」 |
![]() 「王様だーれだ。はい僕様です。じゃあ1番はBUGを殴ってください。はいわかりました。てやー。」 |
![]() 「なんだか…長引いてる…」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……(不味いな、長期戦になりそうだ)」 |
![]() 「………」 |
![]() 「過去に戻せるっつっても、状態が乖離しすぎていると完全に戻すには代償がいる」 ![]() 「まあ、傷ってくらいなら俺の気力を代償にすればいいってだけだがな」 |
![]() 「少々おいたが過ぎましたか」 |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「………」 |
![]() 「生き返って。」 |
![]() 「………」 |
![]() 「あいたっ!」 |
![]() 「あいたっ!」 |
![]() 「……(ダメージの通りが良い、弱点だったか?)」 |
(ビキ、と人形の肌にヒビが走った。) |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「ほら。ぼんやりしてるから直撃だ。」 |
残光だけが残りし戦場の星! |
![]() 「うおおおおお!!」 |
![]() |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「………」 |
![]() 「……(呼吸を整える)」 ![]() 「これ以上は持たねェ、早く決めてくれ」 |
残光だけが残りし戦場の星! |
![]() 「わたしの役目は…ここまで…」 |
![]() 「面白い冗談ですね。」 |
![]() 「大丈夫?あとで効く薬を処方してあげるね。」 |
![]() 「……!」 |
![]() 「あれ。先に帰るの。むう。」 |
![]() 「まだ、いけるよね?」 |
![]() 「……状況が良くない……」 |
![]() 「うーん。困ったね。勝てるかな。危ないかな。」 |
![]() 「優しい攻撃で助かりました。」 |
![]() 「ツノの鋭利さを確かめるとき!」 |
![]() 「がんばったほうではないですか?」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……間に合わなかったか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「あれぇ?」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……ッチ」 |
玻璃の部屋 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「……ッガ!?」 |
![]() 「自分が一番です。」 |
![]() 「………」 |
![]() 「……間に合わなかったか」 |
![]() 「すみません。」 |
玻璃の部屋 Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「本日のハイライトシーン。録画したかな。」 |
![]() 「狙いはいいけど僕様の動きはもっといい。」 |
![]() 「あっもう言う事ないんでこっち見なくていいです。」 |
![]() 「ハァ……」 |
![]() 「キメポーズするならここしかないね。」 |
玻璃の部屋 Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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星加護押し売り隊 Chain |
![]() 「……間に合わなかったか」 |
![]() 「……ッガ!?」 |
![]() 「すみません。」 |
![]() 「ねえ。もっとその顔よく見せて。」 |
![]() 「クソ……!」 |
![]() 「峰打ちだ。峰ないけど。」 |
![]() 「……ダメそうだ、じゃあな」 |
![]() 「がんばったほうではないですか?」 |
![]() 「やりました。無益な勝利です。」 |
![]() 「上手くいったね。」 |
![]() 「じゃあ僕様帰るんで。お疲れ様でーす。」 |
![]() 「うまくいった…かな…。」 |
![]() 「傷つかないで」 |
![]() 「………」 |
![]() 「クッ、練習だってのに、ガチかよ……!」 |