サンマは本当によく穫れる。もしや、ここはかつてサンマが支配した星だったのだろうか。 或いは、BUGにも模倣の流行というものがあるのかもしれない。実際あのサンマは手強い。彼らが強き姿こそを好むのならば、このサンマの漁獲高も頷ける。 BUGの生態は謎が多い。私が知る限りではBUGは殺せば死体が残り、私と一つになっても尚擬態は解けないものなのだが。 別の者にとっては、倒したと思ったら霞と消えるようなものだという。 単に個体差で、遭遇運なのか。地域の差なのか時期の差なのか。或いは模倣する対象によって姿を変えるように、観測する対象によっても姿を変えるのだろうか? 私は多くの彼らを取り込み、生命の一部としながらも、余りにも彼らを知らない。 理解は、重要だ。正しい敬意は正しい知識の上に根差す必要がある。 正しい調理もまた、正しい知識が求められる。そうでなければ、最大の価値は引き出せない。 BUGの生態。正体。由来。 開拓を進めれば、そこに答えはあるのだろうか。 しかし、今はまず眼の前の彼を食さねば。無論、可能な限り美味しく。可能な限りの価値を彼に付して。可能な限りの敬意を払って。 さて。 サンマと言えば塩焼き。この共通文法はこの星でも変わらないらしい。 |
「……そうか……ああ、まぁ、見目のみならば…… 多少は判らんでもないが……」 色白、までならば兎も角。ここまで血色の良くない手合いはそうそう居ない。斯様な自覚は、一応あるらしい。 「……旅と見聞が趣味か……」 なんとなし、思い当るような、そうでもないような。もう少しで記憶の片隅から出てきそうな、微妙な感覚があるのか。 眉間に薄く皴を刻み、若干、渋い面持ちで、先代、についての思索を続けつつ。 「……面白い、か。確かに、そうだな…… 何かしらの統率があるでなし、ただ、ヤルカナレギオンである、というだけの繋がりを持つ集団…… ……いや、何か他にも要素があるのかも知れんが。今は何も判らん……」 「……ん……ある程度ならば…… 別段、レギオンに限った事ではないがな……仕事の関係上、他にも調べものがある故……接触者はレギオン全員ではないし、全く無関係な者もいる」 「……先の通り、全員は判らん……後にまた、と口約束のみで、一旦、別れた者もある。 ……最終の足取り程度しか、判らんが」 何某か、感じる所あるのか。隻眼を半眼に落としながら。さりとて、別段、秘匿する意図もない様子である…… |
スォム 「より強く……より美味しいままに仕留められるように。」 |
スォム 「さて、何ができるでしょう?」 |
スォム 「さて、何ができるでしょう?」 |
スォム 「調理器具の手入れをせねば。 特に、包丁の切れ味は大切です。」 |
スォム 「さて、今日はどこへ行きましょう。」 |
――書きかけの依頼が気になった貴方は、記された場所へ直接向かった。 茂みの中、見えてきたのは決して広くはない、薔薇園だった。 一人、すらりと背の高いシルエットが見える。 日傘で顔が隠れていたが、一瞬その隙間からなにかを口に含むのが分かった。 ??? 「ん?」 ??? 「え!?な、なに!?BUG!!??」 こちらに気づき驚く仕草は、男性よりも女性に近い。 しかし、体つきや声は男のそれである。 おとこ? 「BUGじゃない?探索者なの?」 おとこ? 「だったら私と同じね。私はアウエーレよ。よろしくね。 ――でも、よくこんなところへ来たわね。ここには薔薇しかないわよ?」 アウエーレに事情を説明し、追加注文の用紙を見せる。 アウエーレ 「えぇ?……なんか、しわっしわでよれっよれの用紙なのだけれど……」 汚いものと判断したのか、指の先で端の方をちょん、と掴んで受け取ると、まじまじとそれを見つめた。 段々と、真剣な顔つきになる。 アウエーレ 「――これは、私の字だわ。」 しかし、真剣な重い空気は長くは続かなかった。 アウエーレ 「こわっ!私こんなの書いた覚えないわよ!一体どういうことなの? なんか、紙も古そうだし……。」 アウエーレ 「何より、この紙の依頼は”書きかけ”じゃなくて、”消えかけ”に見えるのだけれど……」 アウエーレ 「せっかく訪ねてきてくれたのに、ごめんなさいね?」 返された注文用紙を受け取る時、ついでに気になることを聞いてみた。 アウエーレ 「た、食べるところを見ていたの!?」 アウエーレ 「うっ…そうよ、ここの薔薇は私が食べるために、こっそり育てているの。 やっぱり、安定供給?そういうの必要よね。」 アウエーレ 「――知っているかもしれないけれど、この星の土はまさに「肥沃な大地」って感じなのよ。 BUGさえいなければもっと沢山のものを育てられるでしょうに、……勿体ないわ。」 アウエーレ 「―――あっ!! いいこと思いついたわ。ちょっとその用紙貸して頂戴?」 汚れた注文用紙を渡せば、アウエーレは取り出したペンで何かをそこに書きはじめた。 【求】植物(この星のものならなんでも) 【出】Tip アウエーレ 「私は薔薇以外でも植物には興味があるの。でも一人じゃなかなか集められない、だからなんでもいいからこの星の植物持ってきてくれない?」 アウエーレ 「――この用紙は私の字なのだから、私が書き足しても大丈夫な筈よ。 注文があるなら貴方も無駄足にはならないわ。」 アウエーレ 「……それで、あの、あれよ。追加注文作ったし、植物を持ってきてくれたらお金も出すから……あんまり私のこと、ここで見たことは……その…ナイショにしといてね。」 つまり口止め料ということだろうか。 アウエーレ 「改めて言葉にしないで!」 書きかけもとい、消えかけの注文用紙は、アウエーレの手によってちゃんとした依頼になったようだ。 この先、植物が手には入ったらもっていってあげよう。 |
開始時 | vol.10~ |
発注地 | Lv11 |
目的地 | Lv15 |
Action | 譲渡 |
譲渡品 | 植物 |
TimeLimit | 無 |
報酬 | Tip |
追加注文のリストに増えた新しい依頼は書きかけのようだ。 新規の依頼で真新しいはずの紙はしわがあり、少しよれて、汚れたりしており、逆の他の依頼と違った目立ち方をしていた。 唯一、はっきりと読めるのが「薔薇を食む者」という名の依頼の見出しだけだ。 これを書いた主に直接会えば、依頼について分かるかも知れない。 |
「………」 |
ワーティファナ 「うん、戦闘だね。任せて。 」 ワーティファナ 「……ちょっと怖いですけど、頑張りますね」 |
ザナ 「お呼び頂きありがとーございまーす!俺は僧侶のザナ!誠心誠意、みなさんが頑張るのを応援させてもらうっすよ! ……ちょっと後ろで!」 |
ミザール 「よっしゃあ!暴れるぜえ!!」 |
スォム 「必殺(クリティカル)バフと刳傷(多重クリティカル)を揃えています。 補境、或いは窮傷というスキルをご存知で? 【LP50%以下】の時、【自分行動前】タイミングで自動かつ多重発動する効果で…… これがなかなかどうして、火力の集中に役立つのです。 私はそれが6枚、瀕死アタッカーを集めてみても楽しいでしょう。」 |
× | Pno10 星加護押し売り隊 [前 / 新 / 集] Eno10 Mrs.オルドハットマン&ライチ Eno71 煙奏者 Eno44 ネムム Eno30 死線 Eno384 貴八社宮永遠 |
VS | Pno112 スォムPT [前 / 新 / 集] Eno112 【j-ⅩⅢ】喰らいしスォム Eno14 闇 Eno81 ワーティファナ・シェルザラディカ Eno3 ザナ Eno242 ミザール |
○ |
○ | Pno112 スォムPT [前 / 新 / 集] Eno112 【j-ⅩⅢ】喰らいしスォム Eno14 闇 Eno81 ワーティファナ・シェルザラディカ Eno3 ザナ Eno242 ミザール |
VS | Pno143 ネクサPT [前 / 新 / 集] Eno143 ネクサ・アツィルト Eno103 ながれぼしのミリウ Eno370 紅茶の魔王『ディボーチ』 Eno374 タンブル・ウィード Eno13 烟玖 |
× |
× | Pno112 スォムPT [前 / 新 / 集] Eno112 【j-ⅩⅢ】喰らいしスォム Eno14 闇 Eno81 ワーティファナ・シェルザラディカ Eno3 ザナ Eno242 ミザール |
VS | Pno362 *祈りを 捧げた* [前 / 新 / 集] Eno362 聖女 Eno125 スライミー・ライム Eno14 闇 Eno331 大根 Eno139 エルタ・ボルテック |
○ |
こどもはにこりと微笑んだ。 |
「………」 |
来たな、BUG! 長い田園を抜けると、そこは……どこだッ!?!? 未開の土地から放置された道へ、順序が逆どころの話じゃねえな! これは深く考えると泥沼だな、何もかもが俺の常識外だ!! 相手や環境自体に文句があるわけでもなし、意識を変える必要があるのかもしれねえな!!! 傭兵ではなく、気の合うやつらとバカやってたあの頃のように!!! |
スォム 「おや、荒々しい事ですね。 ですが構いません。私が死んでも、貴方が死んでも。 結果は同じなのですから。」 |
「………」 |
ワーティファナ 「あなた達を倒してワーが本物だってことを証明してみせます!」 |
ザナ 「サクサクっといきましょう。さ、俺達のためにくたばってくださいBUGさん達!」 |
ミザール 「オンリーユアエンジェル俺!ここに見参!!」 |
スレイン 「いかねばならない理由がありますから」 |
フェイス 「どーも、それじゃ、さよならかな」 |
アマリア 「やっつけちゃうぞ! ……アマリアのおともだちがね!!」 |
――――無言。 |
ネムム 「……準備終わり 」 コルク 「では始めるか」 |
「………」 |
テレジア 「――――大丈夫。今日もきっと、予定通りだ。 今日が終わってしまう前に、始めよう。」 |
ワーティファナ 「何とか回避成功です……!」 |
スォム 「こんにちは。」 |
ワーティファナ 「さあ、準備はいいですか……?」 |
ワーティファナ 「どうして……? ねえ」 |
「………」 |
*札を切る |
アマリア 「あっ、そんなのずるい……!」 |
フェイス 「外した?!」 |
ワーティファナ 「何とか回避成功です……!」 |
フェイス 「さて……」 |
スォムPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ネムム 「……カードの能力を発動。心地良い酸味」 |
ワーティファナ 「まずこちらでもいかがですか……ッ!」 |
ワーティファナ 「うん、よし……!」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。甘く香り高い」 |
■▣■■☒■▮■ 「。 」 |
意味のない言葉と囁き声。 |
ワーティファナ 「どうして……? ねえ」 |
ミザール 「合わせろよ!」 |
フェイス 「チッ、やらしいでやんの……」 |
ワーティファナ 「二連鎖です」 |
ーー曲は出来ている。後は彼女の問題だ。 更なる乖離には、歌えるようになるには、時を要する。 |
「………」 |
「………」 |
フェイス 「チッ、やらしいでやんの……」 |
一瞬、装具が剥がれ落ちる。咳込んで、静かに相手を睨みつけた。 |
スォム 「これはどうも」 |
スォム 「これはどうも」 |
スォム 「これはどうも」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。甘口濃厚かつさっぱりとした口当たり」 |
コルク 「ちょうどいい位置だ」 |
ネムム 「……ふう 」 コルク 「まだいけるか?」 |
アマリア 「はーい! アマリア!! アマリアがやりまーす!!」 |
スレイン 「お心遣い感謝いたします」 |
フェイス 「ああ、ありがとう」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
コルク 「……感謝する」 |
ワーティファナ 「何とか回避成功です……!」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。香草風味を爽やかに」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。爽やかさの中に優しい甘さ」 |
「………」 |
「………」 |
ワーティファナ 「何とか回避成功です……!」 |
華麗なるバックステッポォ! |
スレイン 「好きにはさせません!」 |
ワーティファナ 「う゛っ……!」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。爽やかさっぱりとした味わい」 |
ネムム 「……ふう 」 コルク 「まだいけるか?」 |
ワーティファナ 「せっかくですし、とっても甘い、蜜のような曲はいかがですか……?」 |
アマリア 「はーい! アマリア!! アマリアがやりまーす!!」 |
フェイス 「ああ、ありがとう」 |
フェイス 「ああ、ありがとう」 |
スォムPT Chain 惨時傷冥闇Lv1(1) 列付魅了Lv3(2) 列傷突刺Lv2(3) 列傷冥闇Lv3(4) 鎖力Lv1(5) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
……準備はできている。 あとは、あなたたちの失敗を祈るだけだ。 |
一瞥する。 |
一瞥する。 |
「………」 |
スォム 「これはどうも」 |
「………」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
ミザール 「漲ってきたァ!」 |
スレイン 「それでは参りましょう」 |
フェイス 「ああ、ありがとう」 |
フェイス 「そらっ!」 |
「………」 |
ワーティファナ 「ここからです……!」 |
ミザール 「ここからだ!」 |
ネムム 「……場が温まってきた? 」 コルク 「溜めるか放つか、見極めなければ」 |
■▣■■☒■▮■ 「。 」 |
スォム 「そうです、ひと思いに。」 |
■▣■■☒■▮■ 「。 」 |
スォム 「これは──」 |
「………」 |
スレイン 「それでは参りましょう」 |
スォム 「こんにちは。」 |
ネムム 「……繋げるよ」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。種子と樹木と果実の複雑な香味」 |
ネムム 「……効果的? 」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
スォムPT Chain 惨時傷冥闇Lv1(1) 列付魅了Lv3(2) 列傷突刺Lv2(3) 列傷冥闇Lv3(4) 鎖力Lv1(5) 惨傷冥闇Lv2(6) 付魅了Lv3(7) 刳傷突刺Lv2(8) 命傷冥闇Lv3(9) 列治癒活気Lv1(10) 貫傷冥闇Lv1(11) 列付魅了Lv2(12) 列刳傷突刺Lv2(13) 全活気Lv1(14) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
「………」 |
ネムム 「……始まり」 |
スレイン 「それでは参りましょう」 |
スレイン 「さあ、平和的に終わらせましょう」 |
ネムム 「……繋げるよ」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。果実の甘酸っぱさと香草の爽やか風味」 |
コルク 「ちょうどいい位置だ」 |
ネムム 「……一息 」 コルク 「うまく繋げたか?」 |
フェイス 「よっ――と!」 |
フェイス 「よし」 |
「………」 |
■▣■■☒■▮■ 「―――……―――……。」 |
ミザール 「合わせろよ!」 |
ワーティファナ 「二連鎖です」 |
「………」 |
「………」 |
フェイス 「チッ、やらしいでやんの……」 |
「………」 |
飛び散って消えた。そしてまた、別の場所にいる。 |
ミザール 「6枚!」 |
スレイン 「くっ……! なんて野蛮な……!」 |
ワーティファナ 「七連鎖……です!」 |
ワーティファナ 「……ちょっと!」 |
アマリア 「へっちゃらだよー!」 |
スォム 「ええ、ひと思いに。」 |
|
「………」 |
フェイス 「チッ、やらしいでやんの……」 |
「………」 |
「………」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
──ハゲタカが影を落とすのは、屍肉以外にあり得ない。 |
ワーティファナ 「九以降……です!」 |
スォム 「これはどうも」 |
「………」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
ミザール 「漲ってきたァ!」 |
──ハゲタカが影を落とすのは、屍肉以外にあり得ない。 |
ミザール 「ハァン?これは良い事を知った!!」 |
フェイス 「チッ、やらしいでやんの……」 |
アマリア 「こ、このくらいじゃ泣かないんだから……!」 |
スォム 「ええ、ひと思いに。」 |
スォム 「ええ、ひと思いに。」 |
ネムム 「……乱れた 」 |
ネムム 「……わ 」 コルク 「(その装束とは相性が悪いか)」 |
スォム 「いいのが入りましたね。」 |
アマリア 「きゃっ……!」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
ワーティファナ 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
──ハゲタカが影を落とすのは、屍肉以外にあり得ない。 |
スレイン 「くっ……! なんて野蛮な……!」 |
ミザール 「お前は高いところが好きそうだな!?」 |
アマリア 「こ、このくらいじゃ泣かないんだから……!」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
フェイス 「悪いね、休ませてもらう……」 |