サンマは本当によく穫れる。もしや、ここはかつてサンマが支配した星だったのだろうか。 或いは、BUGにも模倣の流行というものがあるのかもしれない。実際あのサンマは手強い。彼らが強き姿こそを好むのならば、このサンマの漁獲高も頷ける。 BUGの生態は謎が多い。私が知る限りではBUGは殺せば死体が残り、私と一つになっても尚擬態は解けないものなのだが。 別の者にとっては、倒したと思ったら霞と消えるようなものだという。 単に個体差で、遭遇運なのか。地域の差なのか時期の差なのか。或いは模倣する対象によって姿を変えるように、観測する対象によっても姿を変えるのだろうか? 私は多くの彼らを取り込み、生命の一部としながらも、余りにも彼らを知らない。 理解は、重要だ。正しい敬意は正しい知識の上に根差す必要がある。 正しい調理もまた、正しい知識が求められる。そうでなければ、最大の価値は引き出せない。 BUGの生態。正体。由来。 開拓を進めれば、そこに答えはあるのだろうか。 しかし、今はまず眼の前の彼を食さねば。無論、可能な限り美味しく。可能な限りの価値を彼に付して。可能な限りの敬意を払って。 さて。 サンマと言えば塩焼き。この共通文法はこの星でも変わらないらしい。 |
![]() 多少は判らんでもないが……」 色白、までならば兎も角。ここまで血色の良くない手合いはそうそう居ない。斯様な自覚は、一応あるらしい。 ![]() なんとなし、思い当るような、そうでもないような。もう少しで記憶の片隅から出てきそうな、微妙な感覚があるのか。 眉間に薄く皴を刻み、若干、渋い面持ちで、先代、についての思索を続けつつ。 ![]() 何かしらの統率があるでなし、ただ、ヤルカナレギオンである、というだけの繋がりを持つ集団…… ……いや、何か他にも要素があるのかも知れんが。今は何も判らん……」 ![]() 別段、レギオンに限った事ではないがな……仕事の関係上、他にも調べものがある故……接触者はレギオン全員ではないし、全く無関係な者もいる」 ![]() ……最終の足取り程度しか、判らんが」 何某か、感じる所あるのか。隻眼を半眼に落としながら。さりとて、別段、秘匿する意図もない様子である…… |
![]() 「より強く……より美味しいままに仕留められるように。」 |
![]() 「さて、何ができるでしょう?」 |
![]() 「さて、何ができるでしょう?」 |
![]() 「調理器具の手入れをせねば。 特に、包丁の切れ味は大切です。」 |
![]() 「さて、今日はどこへ行きましょう。」 |
――書きかけの依頼が気になった貴方は、記された場所へ直接向かった。 茂みの中、見えてきたのは決して広くはない、薔薇園だった。 一人、すらりと背の高いシルエットが見える。 日傘で顔が隠れていたが、一瞬その隙間からなにかを口に含むのが分かった。 ![]() ![]() 「ん?」 ![]() 「え!?な、なに!?BUG!!??」 こちらに気づき驚く仕草は、男性よりも女性に近い。 しかし、体つきや声は男のそれである。 ![]() 「BUGじゃない?探索者なの?」 ![]() 「だったら私と同じね。私はアウエーレよ。よろしくね。 ――でも、よくこんなところへ来たわね。ここには薔薇しかないわよ?」 アウエーレに事情を説明し、追加注文の用紙を見せる。 ![]() 「えぇ?……なんか、しわっしわでよれっよれの用紙なのだけれど……」 汚いものと判断したのか、指の先で端の方をちょん、と掴んで受け取ると、まじまじとそれを見つめた。 段々と、真剣な顔つきになる。 ![]() 「――これは、私の字だわ。」 しかし、真剣な重い空気は長くは続かなかった。 ![]() 「こわっ!私こんなの書いた覚えないわよ!一体どういうことなの? なんか、紙も古そうだし……。」 ![]() 「何より、この紙の依頼は”書きかけ”じゃなくて、”消えかけ”に見えるのだけれど……」 ![]() 「せっかく訪ねてきてくれたのに、ごめんなさいね?」 返された注文用紙を受け取る時、ついでに気になることを聞いてみた。 ![]() 「た、食べるところを見ていたの!?」 ![]() 「うっ…そうよ、ここの薔薇は私が食べるために、こっそり育てているの。 やっぱり、安定供給?そういうの必要よね。」 ![]() 「――知っているかもしれないけれど、この星の土はまさに「肥沃な大地」って感じなのよ。 BUGさえいなければもっと沢山のものを育てられるでしょうに、……勿体ないわ。」 ![]() 「―――あっ!! いいこと思いついたわ。ちょっとその用紙貸して頂戴?」 汚れた注文用紙を渡せば、アウエーレは取り出したペンで何かをそこに書きはじめた。 【求】植物(この星のものならなんでも) 【出】Tip ![]() 「私は薔薇以外でも植物には興味があるの。でも一人じゃなかなか集められない、だからなんでもいいからこの星の植物持ってきてくれない?」 ![]() 「――この用紙は私の字なのだから、私が書き足しても大丈夫な筈よ。 注文があるなら貴方も無駄足にはならないわ。」 ![]() 「……それで、あの、あれよ。追加注文作ったし、植物を持ってきてくれたらお金も出すから……あんまり私のこと、ここで見たことは……その…ナイショにしといてね。」 つまり口止め料ということだろうか。 ![]() 「改めて言葉にしないで!」 書きかけもとい、消えかけの注文用紙は、アウエーレの手によってちゃんとした依頼になったようだ。 この先、植物が手には入ったらもっていってあげよう。 |
開始時 | vol.10~ |
発注地 | Lv11 |
目的地 | Lv15 |
Action | 譲渡 |
譲渡品 | 植物 |
TimeLimit | 無 |
報酬 | Tip |
追加注文のリストに増えた新しい依頼は書きかけのようだ。 新規の依頼で真新しいはずの紙はしわがあり、少しよれて、汚れたりしており、逆の他の依頼と違った目立ち方をしていた。 唯一、はっきりと読めるのが「薔薇を食む者」という名の依頼の見出しだけだ。 これを書いた主に直接会えば、依頼について分かるかも知れない。 |
![]() 「………」 |
![]() 「うん、戦闘だね。任せて。 」 ![]() 「……ちょっと怖いですけど、頑張りますね」 |
![]() 「お呼び頂きありがとーございまーす!俺は僧侶のザナ!誠心誠意、みなさんが頑張るのを応援させてもらうっすよ! ……ちょっと後ろで!」 |
![]() 「よっしゃあ!暴れるぜえ!!」 |
![]() 「必殺(クリティカル)バフと刳傷(多重クリティカル)を揃えています。 補境、或いは窮傷というスキルをご存知で? 【LP50%以下】の時、【自分行動前】タイミングで自動かつ多重発動する効果で…… これがなかなかどうして、火力の集中に役立つのです。 私はそれが6枚、瀕死アタッカーを集めてみても楽しいでしょう。」 |
× | Pno10 星加護押し売り隊 [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
VS | Pno112 スォムPT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() |
○ |
○ | Pno112 スォムPT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() |
VS | Pno143 ネクサPT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
× |
× | Pno112 スォムPT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() |
VS | Pno362 *祈りを 捧げた* [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() |
○ |
こどもはにこりと微笑んだ。 |
![]() 「………」 |
来たな、BUG! 長い田園を抜けると、そこは……どこだッ!?!? 未開の土地から放置された道へ、順序が逆どころの話じゃねえな! これは深く考えると泥沼だな、何もかもが俺の常識外だ!! 相手や環境自体に文句があるわけでもなし、意識を変える必要があるのかもしれねえな!!! 傭兵ではなく、気の合うやつらとバカやってたあの頃のように!!! |
![]() 「おや、荒々しい事ですね。 ですが構いません。私が死んでも、貴方が死んでも。 結果は同じなのですから。」 |
![]() 「………」 |
![]() 「あなた達を倒してワーが本物だってことを証明してみせます!」 |
![]() 「サクサクっといきましょう。さ、俺達のためにくたばってくださいBUGさん達!」 |
![]() 「オンリーユアエンジェル俺!ここに見参!!」 |
![]() 「いかねばならない理由がありますから」 |
![]() 「どーも、それじゃ、さよならかな」 |
![]() 「やっつけちゃうぞ! ……アマリアのおともだちがね!!」 |
![]() ――――無言。 |
![]() 「……準備終わり 」 ![]() 「では始めるか」 |
![]() 「………」 |
![]() 「――――大丈夫。今日もきっと、予定通りだ。 今日が終わってしまう前に、始めよう。」 |
![]() 「何とか回避成功です……!」 |
![]() 「こんにちは。」 |
![]() 「さあ、準備はいいですか……?」 |
![]() 「どうして……? ねえ」 |
![]() 「………」 |
![]() |
![]() 「あっ、そんなのずるい……!」 |
![]() 「外した?!」 |
![]() 「何とか回避成功です……!」 |
![]() 「さて……」 |
スォムPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「……カードの能力を発動。心地良い酸味」 |
![]() 「まずこちらでもいかがですか……ッ!」 |
![]() 「うん、よし……!」 |
![]() 「……カードの能力を発動。甘く香り高い」 |
![]() 「。 」 |
![]() 意味のない言葉と囁き声。 |
![]() 「どうして……? ねえ」 |
![]() 「合わせろよ!」 |
![]() 「チッ、やらしいでやんの……」 |
![]() 「二連鎖です」 |
![]() 更なる乖離には、歌えるようになるには、時を要する。 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「チッ、やらしいでやんの……」 |
![]() 一瞬、装具が剥がれ落ちる。咳込んで、静かに相手を睨みつけた。 |
![]() 「これはどうも」 |
![]() 「これはどうも」 |
![]() 「これはどうも」 |
![]() 「……カードの能力を発動。甘口濃厚かつさっぱりとした口当たり」 |
![]() 「ちょうどいい位置だ」 |
![]() 「……ふう 」 ![]() 「まだいけるか?」 |
![]() 「はーい! アマリア!! アマリアがやりまーす!!」 |
![]() 「お心遣い感謝いたします」 |
![]() 「ああ、ありがとう」 |
![]() 「よし! ばっちり!」 |
![]() 「……感謝する」 |
![]() 「何とか回避成功です……!」 |
![]() 「……カードの能力を発動。香草風味を爽やかに」 |
![]() 「……カードの能力を発動。爽やかさの中に優しい甘さ」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「何とか回避成功です……!」 |
![]() |
![]() 「好きにはさせません!」 |
![]() 「う゛っ……!」 |
![]() 「……カードの能力を発動。爽やかさっぱりとした味わい」 |
![]() 「……ふう 」 ![]() 「まだいけるか?」 |
![]() 「せっかくですし、とっても甘い、蜜のような曲はいかがですか……?」 |
![]() 「はーい! アマリア!! アマリアがやりまーす!!」 |
![]() 「ああ、ありがとう」 |
![]() 「ああ、ありがとう」 |
スォムPT Chain 惨時傷冥闇Lv1(1) 列付魅了Lv3(2) 列傷突刺Lv2(3) 列傷冥闇Lv3(4) 鎖力Lv1(5) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() ……準備はできている。 あとは、あなたたちの失敗を祈るだけだ。 |
![]() 一瞥する。 |
![]() 一瞥する。 |
![]() 「………」 |
![]() 「これはどうも」 |
![]() 「………」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() 「漲ってきたァ!」 |
![]() 「それでは参りましょう」 |
![]() 「ああ、ありがとう」 |
![]() 「そらっ!」 |
![]() 「………」 |
![]() 「ここからです……!」 |
![]() 「ここからだ!」 |
![]() 「……場が温まってきた? 」 ![]() 「溜めるか放つか、見極めなければ」 |
![]() 「。 」 |
![]() 「そうです、ひと思いに。」 |
![]() 「。 」 |
![]() 「これは──」 |
![]() 「………」 |
![]() 「それでは参りましょう」 |
![]() 「こんにちは。」 |
![]() 「……繋げるよ」 |
![]() 「……カードの能力を発動。種子と樹木と果実の複雑な香味」 |
![]() 「……効果的? 」 |
![]() 「よし! ばっちり!」 |
![]() 「よし! ばっちり!」 |
スォムPT Chain 惨時傷冥闇Lv1(1) 列付魅了Lv3(2) 列傷突刺Lv2(3) 列傷冥闇Lv3(4) 鎖力Lv1(5) 惨傷冥闇Lv2(6) 付魅了Lv3(7) 刳傷突刺Lv2(8) 命傷冥闇Lv3(9) 列治癒活気Lv1(10) 貫傷冥闇Lv1(11) 列付魅了Lv2(12) 列刳傷突刺Lv2(13) 全活気Lv1(14) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「………」 |
![]() 「……始まり」 |
![]() 「それでは参りましょう」 |
![]() 「さあ、平和的に終わらせましょう」 |
![]() 「……繋げるよ」 |
![]() 「……カードの能力を発動。果実の甘酸っぱさと香草の爽やか風味」 |
![]() 「ちょうどいい位置だ」 |
![]() 「……一息 」 ![]() 「うまく繋げたか?」 |
![]() 「よっ――と!」 |
![]() 「よし」 |
![]() 「………」 |
![]() 「―――……―――……。」 |
![]() 「合わせろよ!」 |
![]() 「二連鎖です」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「チッ、やらしいでやんの……」 |
![]() 「………」 |
![]() 飛び散って消えた。そしてまた、別の場所にいる。 |
![]() 「6枚!」 |
![]() 「くっ……! なんて野蛮な……!」 |
![]() 「七連鎖……です!」 |
![]() 「……ちょっと!」 |
![]() 「へっちゃらだよー!」 |
![]() 「ええ、ひと思いに。」 |
![]() |
![]() 「………」 |
![]() 「チッ、やらしいでやんの……」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() |
![]() 「九以降……です!」 |
![]() 「これはどうも」 |
![]() 「………」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() 「漲ってきたァ!」 |
![]() |
![]() 「ハァン?これは良い事を知った!!」 |
![]() 「チッ、やらしいでやんの……」 |
![]() 「こ、このくらいじゃ泣かないんだから……!」 |
![]() 「ええ、ひと思いに。」 |
![]() 「ええ、ひと思いに。」 |
![]() 「……乱れた 」 |
![]() 「……わ 」 ![]() 「(その装束とは相性が悪いか)」 |
![]() 「いいのが入りましたね。」 |
![]() 「きゃっ……!」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() 「ありがとうございます……! 本当に助かりました!」 |
![]() |
![]() 「くっ……! なんて野蛮な……!」 |
![]() 「お前は高いところが好きそうだな!?」 |
![]() 「こ、このくらいじゃ泣かないんだから……!」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「………」 |
![]() 「悪いね、休ませてもらう……」 |