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おうま　パカのしん

平須の生まれ。
遠く耀華帝国に本家を置く名家にいくつかある分家の一つ、その三男坊。
武者修行の旅のさ中。

彼の家系は代々、馬と共に生きる氏族であった。
原も山も馬で駆け、家族同然に扱い、苦楽を分かち合い絆を結ぶ。
戦にあっては騎馬の兵として戦場を縦横無尽に斬り開き、平須に応馬ありと恐れられた。
彼も例外ではなく、馬術にかけては生まれながらの才を持ち、
馬上にある時こそ武の本領を発揮する。
応馬家に伝わる人馬一体の魂を彼もまた受け継いでいるのだ。
徒歩。