#50 PT

-- プラインカルド国　セプトサイド町 --

兵士の詰所へと向かった。
この中に手紙の配達先の人がいるはずだ。
近くの兵士に話を聞いてみた。

坂東
「ああ、坂東は私だが。
まさか、手紙を…？

　やはりそうか…
　またあのわけのわからない手紙か…
　まったく、やめろとどれだけ言えばいいんだ…

　すまないけど、手紙を届けてくれないか。
　少ないかもしれないけど、これをやるから。
　じゃ、よろしく頼む。」

坂東は金と手紙を半ば強制的に押し付けると、立ち去った。

タハミネー は 500Lem を入手。

タハミネー は 坂東の手紙 を入手。

-- プラインカルド国　セプトサイド町 --

町を歩いていると、一人の女性が見えた。
旅人とは少し違う様だ。
その横には、鉄の塊が動いている。

女性
「やあやあ、旅人さんだね。
　旅は順調かな？

　自分の力に限界を感じたことはない？
　相棒がいたらいいかなって思わない？」

女性はおもむろにしゃべり始めた。
まるで親友であるかのような、距離を感じさせない話し方だ。
返答を待たずに、相手は言葉を続けた。

女性
「私の技術が必要になってこないかな？
　今なら、オーダーメイドで機械を作ってあげるよ。

　私はしばらくこの町にいるからさ。
　欲しかったら、しばらく町で話をしよう。」

そう言って、女性は背を向けた。
そのまま、手を振りながら去って行く。
横にあった鉄の塊も、一緒に付いて行った。