#202 PT

ラヴィス＝ルアルス「もちろん何を差し置いても、拙速でもいいからとにかく即応を、というときもあるけどな？今回はちょっとくらい、な？」

ラヴィス＝ルアルス「おやおや。存外、満更でもなさそうな回答だ。‥さてなあ、己れが気を許してもいい竜かどうかというところに依るな。こんな問いかけをするくらいだから、とんだ『邪竜』の類かもしれないぞ？ふふ‥」

ラヴィス＝ルアルス「‥少なくとも世界は隔しているだろうから、それを超えるほどの出力が維持できるようにはなっていないのかな。‥‥」

ラヴィス＝ルアルス「ん？‥んー、レグルスの目的、か。‥まあ己れも今はああやって連れ立っているが、基本的には独り旅が多いからな。要件がはいらなければ一緒に歩くのも吝かではないかな？少なくとも、その『眼』が落ち着くまではほったらかすのもなんというか、気が咎めるというか‥‥」