Data:
種族不詳、年齢不詳、性別不詳の人物。
人形師を名乗っていて、いわゆる操り人形を売っている。
どれも非常に精巧で、どこか不思議な魅力がある。

顔つきは中性的で少年に近しく、声もまた少年のよう。
透き通るような翡翠色の髪を持ち、その瞳は妖しいアメジスト色。
両耳には三日月の形をしたピアスが揺れる。

黒い薄手のローブを身に纏い、身体のラインは見えない。
ローブから伸びる腕は細く白く、銀色のリングをつけていて。
覗く足は素足だが、常に浮遊している故か柔らかそうに見える。

ローブの裾を覗き込めば、魔導師然としたローブとは対称的に
太ももを露出したホットパンツが見えるかもしれない。
尤も、それが見えた時にはローブの内から伸びる人形の腕に殴られているだろう。

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その正体は「魂砕きの魔女」と呼ばれる存在。
"箱庭"と呼ばれる世界に潜む創造主の一人。
生物の生命、個性、或いは特性などを具現化した「魂」を抽出する力を持ち、
またそれらを容易に変性、破壊する事が出来る。肩書きはその能力に由来する。
変性されれば個性も変わり、破壊されれば命を落とす。
生殺与奪を自在に操る、恐るべき魔女。

尤も、そんなに凶悪な事したっけ？と本人は首を傾げている。
実際魂を奪われても魔女に反抗出来ない以外は別に何も変わらない。
自分の危険回避の為に魂を奪い、それらは人形の形にして大事に保管している。
メンテナンスも欠かさず、それらの状態は非常に良い。

戦闘時は既に死んでしまった者の魂、その残骸を人形に変化させて戦う。
ローブの内に潜む人形腕や、戦闘中呼び出すパーツはそれ。
逆に、生きている者の魂は決して戦闘に使わない。

普段は溺愛する従者とべったりだらだら過ごしている。
従者がいる限りは非常に大人しいが、従者がいないと……。