鉈ずきんちゃん「……年齢で言えばそもそもおじいちゃんだもんね、まっちゃん。……まぁ、私も今は"ヨハンとエミリアのお母さん"じゃなくて"まっちゃんのお嫁さん"としての私だしね。」

鉈ずきんちゃん「……今更だよ、まっちゃん」
続く言葉がどれもしっくりこなかったのか、言葉の代わりに"離す気なんてないよ"と言わんばかりにぎゅっと抱きしめて。

エミリア「それはそれ、これはこれー♪どうしてもきつくなったらって言ったのに、すぐされたらさすがにね」上機嫌な声でそういいながら、甘え続けて。

エミリア「……だから難しいの。お兄ちゃんは"なんだって"してくれるから。お兄ちゃんが心から満足しないことでも受け入れちゃうかもしれないから……」
ヨハンから額をくっつけてくることに少し驚きながらも、話すたびに視線はどんどん下に落ちていって。

エミリア「よくあることだから安静にしてないと。違うことだってあるんだから……ってなにこのお薬、色がおかしいし……そのお薬は没収！お薬は私が持ってくるからお兄ちゃんは寝てて！」
薬の瓶を没収すると、強引にヨハンをベッドに寝かせようとする。

エミリア「……むー……隙ありっ！」
あくびをしているヨハンに対抗して顔を反らし続けていたが、我慢の限界が来たようで……。かまってもらおうと、あくびしているヨハンの頬にキスしようとす