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　ソラセミ（天翡翠）はブッポウソウ目カワセミ科に分類される鳥類の一種である。体長は約32cm、翼開長は約58cm。
　鳩より一回り小さく、頭頂部から後方へ大きく湾曲した弾力のある紐状の突起が見られるが、これは冠羽の一部が変化したもの。
　体の模様はヤマセミに近く焦茶色と白の鹿の子斑があり、メスのみ翼の裏側に薄茶が見られる。

　主に湖沼に生息しているが、科を同じとするカワセミとは違い魚類や甲殻類の他、周辺に生息する小動物も捕食することが確認されている。
　その際頭部にあるランタンのような紐状の突起から発光液を噴霧するが、この噴霧には獲物を捕食する際に相手の目を眩ますなどの効果があるのではないかと推定されている。

　知能が比較的高く、訓練次第では飼い慣らすことが出来ると言われているが、個体数や生息地の関係上その実例は決して多くはない。