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名前：国鉄丸　（『くにかねまる』or『くにがねまる』）

◆ポイント
　餌付け歓迎（好物はささかまぼこ）、交流歓迎！


◆国鉄丸について
　知る人ぞ知る旅の剣豪が持ち歩いた懐刀、それに宿った精霊です。人の姿と猫の姿、そして剣に宿った状態の３つの姿を使い分ける事が出来ます。
　彼女はいわゆる付喪神と呼ばれる存在と考えられます。ただ、その刀剣自体が本人へと変化した訳ではなく、短剣とは別に独立した自我を持った肉体として現界します。故に、自身の宿る刀を自分自身で手に取り、振り回し、使用する事が出来るのです。
　またたび、魚、かりかりなど猫の好物に加えて、ささかまぼこが大好物です。


◆旅に出た理由
　剣豪の死後に生まれた彼女は、猫や人の姿で人々と交流するうちに『家族』という存在と、刀を作り出す『刀鍛冶』という存在を知りました。そこで、彼女は自身の父親に当たるであろう存在『刀鍛冶』を探すべく世界を渡り歩く事を決意するのです。
　広大な世界には、様々な危険や冒険、そして満天の夜空を埋め尽くす星より多くの出会いと別れが待ち構えているのでしょう。彼女の旅はまだ、始まったばかり。
　その瞳は、星の輝きを湛える様にキラキラと輝いていたました。


◆パーティ結成のあらすじ（嘘）
　昔々、ある所に猟師のお爺さんと料理人のお婆さんが居ました。その２人の息子は旅人でしたが、帰郷してきた際に魔物から受けた傷を病み、医者に治療を受けたものの程無くして病死してしまいました。息子に先立たれてしまった２人が彼の愛用していた短刀を墓に入れようとしたその時、不思議な光と共にその短刀から、なんと１匹の雌猫が生まれたのです。
　刀の銘から『国鉄丸』と名付けられた猫はすくすくと成長し、半年ほど経ったある日、お爺さんが漁から帰ってくると、頭に猫の耳、お尻に尻尾を生やした少女の姿に変わっていました。お爺さんは大層驚きましたが、娘が出来たと喜んで国鉄丸を甘やかして育てたそうです。お婆さんも最初は腰を抜かしましたが、突然出来た娘に出来る限りの知恵や料理を教え、何処に嫁に出しても恥ずかしくない立派な女性へと育てました。
　そして、ある時。国鉄丸は国を荒らす悪い怪物、魔物の噂を耳にします。そして、彼女は決意します。
「お爺さん、お婆さん、にゃあは魔物退治に行ってくるにゃ。」
　２人は大層心配しましたが、国鉄丸に息子を重ね、旅立つ彼女に好物のささかまぼこをしこたま持たせました。
　そして道中、国鉄丸は、お腹を空かせた吸血鬼と狐を見付け、２人にささかまぼこを分け与えました。その結果、国鉄丸の優しさに感動した２人は、国鉄丸のお供となり、旅を共にする事になったのです。
　一行は、魔物退治の為に魔界へと進んで行きます。そう、お婆さん手作りのささかまぼこと一緒に。
　魔物の居ない、平和（めでたしめでたし）な世界を目指して――。


〜ＣＭ〜
　笹かまぼこの名づけ親 仙台 『阿部蒲鉾店』　https://www.abekama.co.jp/
　※このゲーム、このキャラクターとの関係性は一切ありません。


◆短刀『国鉄丸』について
　刀身は九寸五分（約26.785cm）で、そのうち刃長が22.2cm。反りはなし。うぶ茎で、目釘孔は１つ。元幅は2.76cm、重ねが0.71cm。身幅が広く、切刃造のがっしりとした体配。綾杉肌、やや肌立ちよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ淡く沸映り立つ。微かに映りあり。刃文はのたれ、ゆったりと波打つ。
　本来の拵は痛みきっており存在しない。元は家宝だった為、保管されていた白鞘を使用している。


◆国鉄丸流
　本人が自称する謎の流派。正式な一門として存在しているものではありません。
　　　・『猫驀地』
　　　　　　ねこまっしぐら。姿勢を低くし、飛び付く様に懐に入り込む。
　　　・『猫驀地・改式』
　　　　　　ねこまっしぐら・かいしき。俗に言うクラウチングスタート。
　　　・『三枚颪』
　　　　　　さんまいおろし。一瞬にして３回振り下ろす。謎の剣技。
　　　・『大根颪』
　　　　　　だいこんおろし。短刀の柄を相手の脳天へと振り下ろす〆の大技。練習中。
　　　・『紅葉颪』
　　　　　　もみじおろし。対兜用の技。相手の鼻を目掛けて繰り出される振り下ろし。
　　　・『尾頭突』
　　　　　　おかしらつき。下中上と続け様に三度の突きを出す技。失血狙い。
　　　・『銀杏斬』
　　　　　　いちょうぎり。内蔵狙いで短刀を突き出し、捻り、斬り払う必殺技。封印中。
　　　・『菊花斬』
　　　　　　きっかぎり。浅く、素早く何度も斬りつける事で相手の出血を促す。
　　　・『怒暴風』
　　　　　　いかりぼうふう。現在考え中とのこと。
　　　・『小波作』
　　　　　　さざなみづくり。傷口を波打たせ、治癒を遅れさせる。未習得だが封印。
　　　・『焼霜作』
　　　　　　やきしもづくり。俗に言う魔法で熱を操り、相手の肉を柔らかくする。
　　　・『割下』
　　　　　　わりした。世俗に言う金的。
　　　・『極閃』
　　　　　　国鉄丸流の極致、理想。その刃は、色のみならず空をも裂く閃光となる。


〜リンク先について〜
　pixivの高画質版のプロフ絵です。


〜プロフ内容について〜
　短刀の部分は調べて頑張って書きました。時代考証的におかしいかもしれないですが、向こうの世界だとありえるのかもしれません。詳しい人はニヤニヤしてみたり、興味を持った方は是非調べてみてください。楽しいです。
　笹蒲鉾についてですが、よくよく実物を眺めてみると美しい焼き目が付いています。刀の刃文などではないですが、こちらも観察してみると面白いと思います。あと美味しいです。わさび醤油もいいですが、やはり何も付けなくても美味、そして原料が白身魚であるため手軽に魚を摂取できます。調理に時間や手間がかかる魚、それが生魚嫌いでも摂取しやすい加工食品となったのが笹蒲鉾です。ぜひ、ご賞味あれ。