翔「・・・ここはどこだ？」
目覚めると未知の場所にいた。
先程まで学園祭の準備のため部室にいたはずだが・・・
翔「新風さん！大丈夫ですか？」
隣で倒れていた少女の名を呼ぶ。
美結「・・・ふぇー？あ、アスカくんごめんなさい、またこけちゃった・・・あれ？ここはどこ？？」
翔「わからない・・・でも学園内ではないことは確かですね。」
どうやらここは海岸のようだ。学園の近くには海はないはずだ。
美結「もしかして・・・あたしがこけたときにアスカくんも巻き添えにしちゃって・・・夢の中かな？それならこうすれば・・・」
翔「！？」
突然抱きついてくる。
美結「痛みを感じるってことは夢じゃないってことだねー・・・ってあっアスカくんごめん女の子に抱きつかれるの苦手なんだよね・・・」
翔「いや、単に慣れてないだけで・・・というか普通そういうのってつねって確かめるものだと思うけど」
美結「みゅ！？」
翔「とりあえず、人のいる場所を探しましょうか。そもそもいるかどうかもわからないけど。」
美結「そうだね〜、情報収集じゃRPGの基本だからね〜」
翔「！？　まさか、ファンタジー世界に入り込んでしまった！？」
美結「あー、確かにアスカくんファンタジー系のラノベとか書いてるからそういうの得意そうだよね〜」
翔「別に得意というわけではないが・・・おっと町のようですね。」
美結「それじゃ、聞き込み開始〜っ」

二人はまずここがどこなのかを知るために港町へ向かった。